映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
コメントのところをクリックするとコメントできます。

『五右衛門ロック』

2009年09月22日 | Weblog
ゲキ×シネ 新感線☆RX「五右衛門ロック」 - goo 映画

ふつう

渡部武彦 監督
いのうえひでのり 演出
中島かずき 作
古田新太、松雪泰子、森山未來、江口洋介、川平慈英、濱田マリ、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、北大路欣也 出演

時は豊臣秀吉の世。稀代の大泥棒・石川五右衛門は、役人・岩倉左門字らの手でお縄となり、釜茹の刑に処される。その葬儀を仕切る謎の美女、真砂のお竜。実は、お竜たちの仕掛けにより、五右衛門は生き延びていた。そこに現れる南蛮人ペドロ・モッカたち。彼らに乗せられた五右衛門一味は、南の果てのタタラ島に眠る神秘の石“月生石”を求めて船出する。しかし彼らを追う左門字もろとも猛烈な暴風雨が襲い、海に投げ出される。南の島に流れ着いた彼らは、タタラ島国王クガイの手下によって捕らえられる。絶体絶命のピンチの場に、クガイを憎むバラバ国のカルマ王子、ボノー将軍と妻・シュザク夫人が攻め込んできて…。

古田新太率いる“劇団☆新感線”が豪華客演陣を迎えて繰り広げた大ヒット舞台を、最新のデジタル映像技術で記録したゲキ×シネ作品。



二幕ものの舞台であり、途中で15分の休憩がある。
このことを表記しておかないから、演劇の素人には手を出しにくくしているのだ。
映画にしても演劇にしても、素人=いままでに興味を持たなかった人たちを呼び寄せられなければ未来はない。その点でゲキシネは丁寧さがたりない。作品の評価の前に注意を促したい。

かなり前にわかぎえふのエッセイを読んで劇団☆新感線は関西で人気があり、なんでもありの内容、だという予備知識だけをもって作品を観た。

ミュージカル=歌の部分が弱い。濱田マリともうひとり男性で、北大路欣也の前で最初に歌って、エンディングでも上手でひとりで歌う人(申し訳ない名前がわからない)のふたりは合格点だが、あとがあまりよくない。

森山未來本人が悪いわけではないが、彼の役であるカルマ王子が中途半端で劇中でこなれていない。

古田新太の変身シーンは受けていた(笑)。

2500円でこの作品を一見する価値は十分あるのだ。しかし、本当にいい作品はもういちど同じものを観たくなるものだ。わたしはこの作品は一回でいいと思ってしまった。

個人的な好みだとは思うが、実物大以上の大きさになるのだから、カメラは固定であまりズームアップもないほうがいいように感じた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿