ステーキ漂流記

365日毎日が肉フェスなステーキ食レポブログ!

「Gottie’s BEEF 六本木」(六本木)

2016-02-27 15:46:04 | 港区



【ステーキ漂流記:season2】
1軒目「Gottie’s BEEF 六本木」熟成牛ショルダーロースステーキ 450g
熟成牛リブアイロールステーキ 150g

ご無沙汰のステーキ漂流記。

全ては昨年末のリスフラン脱臼から。

2ヶ月休み、映画ライターとしての勘を取り戻し、
season2として仕切り直し。

「相棒」だって「24」だってseason2がある。なら、「ステーキ漂流記」もseason2だ。

season2は、
・週1。多くて2。2軒目は過去に行った店の再訪。
・新店中心。
・なるべく5000円以上。なるべくね。

……としようか。

そこでseason2の1軒目は「Gottie’s BEEF 六本木」。
「Gottie’s BEEF」。前から狙ってたけど、行く機会を逸してた。ちょうど六本木で用事があったのでついでに行くことに。



売りは熟成牛で、450gや1kg、Tボーンがある。言葉は悪いが典型的な質より量な店。店に入る。ランチタイムのわりには空いてた。ちょいおしゃれ。




オーダーを取りに来たウェイトレスにどこ産の牛か訊く。一発ではわからない。これで店員教育の質が分かる。ちょっとしてウェイトレス曰く、アメリカ産だとか。ま、いっか。質より量では想定内。

しばらくして、ステーキ配膳。



そ450gのショルダーロースステーキを頼んだ150g×3という形で配膳。ま……間違っちゃいない。けど、鉄板がジュージューと音を立てる「ステーキ漂流記」ではダメなパターンの配膳。ちょっとハードルが下がる。

まずは一口。

お。
意外にもジューシーさがある。肉汁がちゃんとある。ってことは、グリルは良し!



脇に岩塩とオリジナルステーキソースがあるので、これらも使う。岩塩はまあまあ。
ステーキソースは……な、なんじゃあ、こりゃああ‼
うまいじゃないか!
黄金の味のステーキソース! ヤバし!



ただね、一つ、個人的に今回のオーダーでしくじったのは赤ワインを頼んだこと。やはり、450gの肉をがぶりつくんだから、ビールの方がベターだった。

で、ふと、ある提案を思い付く。

別種類(熟成牛リブアイロールステーキ)でおかわりしちゃえ!

450gで2500円だから、結局150gの熟成牛リブアイロールステーキをおかわりしちゃった。それなら、Tボーンを500gか600g頼んだ方が割安だったか?

いずれにせよ、熟成牛リブアイロールステーキを150g、ワンモアプリーズ!
他の席の客がステーキのおかわりにぎょっとしてたね(笑)。



熟成牛リブアイロールステーキ。
頼んで、大正解だった‼‼
分厚く、柔らかい。すんばらしいレア肉。ショルダーロースより美味い。
これならリブアイロールを1kgにすれば良かったか。

もうね、某立ち食いステーキ店や某老舗安売りステーキ店に行くのが馬鹿らしくなる美味さ。

次回はTボーンのサーロインに挑戦だ!

総合:★★★★★
肉質:★★★
グリル:★★★★★
メニューの豊富さ:★★★
付け合わせ:★★★
タレ:★★★★★
アクセス:★★★★
リーズナブルさ:★★★★


「くいしんぼ 六本木店」(六本木)

2015-12-01 20:51:57 | 港区

ステーキ漂流記
12月1日
新規223軒目「くいしんぼ 六本木店」オリジナルステーキ280g(六本木)

今日はお昼から来年公開のスピルバーグの新作の試写。長いんだよな、これが。終わったのが午後3時前。そうすると、ディナータイムまで休憩になっちゃう。参ったよな~。

そんなこんなで歩いていて、ドンキホーテの近くに「くいしんぼ」を見つけた。あ、ここならランチ→ディナーでぶっ通しでやっている。ここにしよう。

地下1階の店に入る。リーマン3人組が遅い昼飯を食べていて、あと2人ほど男がいる。
メニューを見る。京橋店や神保町店よりもメニューが多い。ランチのクォーターパウンドステーキに、くいしんぼステーキ、オリジナルステーキにリブロースステーキ、国産牛ステーキ……。
微妙に量も価格も牛の産地も違う。リブロースは若姫牛、くいしんぼステーキはオージー、オリジナルステーキはカナダという具合。クォーターパウンドステーキも違うがなによりも110gしかない。でも780円。迷うよね。
結局、カナダ産のオリジナルステーキを真ん中の140g×2、つまり280gにした。そのぐらいは食べたい気分。

まずは赤ワインとサラダとスープが来る。サラダ食べ、スープを飲もうとした時にステーキ配膳。早い!

しかも、140gが2枚なんだね。
一口。
充分ジューシー。
神保町店はパサパサ、カチカチだったが、ここのはタレもいらない。しっかりしたステーキ。
オリジナルのタレをかけて二口。
うん、そこは普通だった。
やはりけんだれには敵わない。
でも、肉そのものでも充分。後で訊いたら、30年やっているんだってね。
30年のベテランによるしっかりとしたガッツリステーキでした。

総合 ★★★★
素材 ★★★
グリル ★★★★
肉汁 ★★★★
タレ ★★★
付け合わせ ★★★
メニューの豊富さ ★★★★★
コスパ ★★★


「キッチンカルネ」(新橋)

2015-10-30 20:19:19 | 港区
ステーキ漂流記
10月30日
新規204軒目「キッチンカルネ」リブロースステーキ140g(新橋)

新橋にて、駅近くで“灯台もと暗し”な店、発見‼

今日のステーキは、この時持っていたスマホが不調な状況下において、“シチュー、カツあり”……もとい、“死中、活あり”だった。辛うじて、写真は撮れたので、今こうして遅いアップになっている。

それにしても、スマホはないとかなり困るが、ないならないなりでどうにかはなる。どうにかなったよ。
しかしながら、ここ2日間でスマホが使えないことで身心共に疲弊した。そういう時こそ、ステーキを食べて、己に活を入れる。

ステーキを食べて、己に、人生に活を入れる!

我ながら素晴らしい響きである。

そんなこんなで、今日は昼下がりに新橋駅近くの「キッチンカルネ」をチョイス。先日、新橋に行った際に新橋駅の銀座口から出て、通りを銀座方面に渡った所にある海鮮丼屋さんの隣にステーキ屋があることに気がついた。表の看板を見た感じだとステーキ中心のメニューで、ステーキに関しては高くても2000円もしない。
しかも、“国産”が売り。
“国産”ね……。例えば、オーストラリアで産まれた牛を日本で3、4ヶ月育てれば“国産”になっちゃうんだよね。だから、和牛や黒毛和牛ならともかく、“国産”という表記は引っかかる。

そんな“国産”に対する疑惑を抱きながら店の中へ。テーブル席もあるが、大半はカウンター席へ。その雰囲気からして牛丼屋、いやステーキ屋で言うなれば「ペッパー・ランチ」に近い感じ。「ペッパー・ランチ 」と違うのは食券制であること。この券売機が「やよい軒」みたいで、そこのみ異様に新しい。ともかく、リブロースステーキ140gと赤ワインの食券を購入。これで1530円。安い。

カウンター内にはいかにもパート風の50代と思わしきおばちゃん店員が忙しなく動いていて、彼女の隙を見計らってどこ産の牛か訊いてみた。
すると、
「北海道産です。黒板に書いてあります」と言うではないか。確かに券売機の上にある黒板には手書きで「北海道産」と書いてある。それでも、黒板に書いてあっても店員が直ぐにどこ産の牛か即答出来る、ということは自分の店の売り物についてよく知っているという意味では良い傾向である。

そして、赤ワインが来て、ほんの1、2分でステーキ配膳!
早っ!
って思いきや、「いきなり!ステーキ」や「ペッパー・ランチ」と同じように熱々の鉄板プレート皿に生肉をそのままだし、「ご自分で焼いてね」というタイプのやつだった。要はワイルドステーキみたいな感じ。配膳に関しては生肉をそのまま出したんだから考えようによっては早くて当たり前かもしれないけど、それだって遅い店は遅いから、これはこれで早い部類。

うーん、それにしても、この方式だと上手く焼かないと肉がカチカチになってしまう。「ペッパー・ランチ」だとワイルドステーキでも国産リブロースステーキでも油断すると直ぐにウェルダンになってしまう。
だが、目の前のステーキよく見ると、見た感じから肉が良さそう。どうやら、北海道産に嘘・偽りはなさそうだ。
それでも、恐る恐る肉をレアめに焼いて一口。

ちょっとレア過ぎた。が、悪くはないかな?

目の前に割り箸しかなかったので、おばちゃん店員にナイフとフォークを頼み、さらに一口サイズに切り、もう少し焼いて二口目。

ん……うん。旨味はさすがに少ないが悪くはない。
カチカチじゃないしね。いいんじゃないかな?

三口目。
ステーキソースをつける。
この特製のステーキソースがまた良い。
美味い。
肉でライスを食べるのはもったいないので、
モヤシにステーキソースをかけて、そいつでライスを片付け、肉をゆっくり味わう。

ズバリ、この店は肉のチョイスがいい。
鉄板プレートの皿焼くタイプのステーキにしては質が良い肉を使っている。これは同タイプの店ではない。
なので、肉を多少焼きすぎても大丈夫。140gではお試しサイズだったね。倍は食べたい。

はじめはリーズナブルさが売りの「安かろう、悪かろう」な店かと思ったが、単純に美味しい肉を手頃な値段で食べられる店だった。店外、店内にあるステーキメニューのポスターが「安かろう、悪かろう」な店の雰囲気を醸し出していたので騙された。せっかく素晴らしい肉を提供出来ているのに、外観・内観で損をしているような気がしなくもない。まあ、リーマンの街・新橋においては「“安い”が正義」という風潮も感じられるし、そんな中において“郷に入れば郷に従う”という趣で、そんな意を組んだ外観になったのかもしれない。

いずれにせよ、新橋駅徒歩1分の名店!
日によって牛の産地が違うようなのでまた行きたい。

総合 ★★★★
素材 ★★★★
メニューの豊富さ ★★★★
タレ ★★★★★
付け合わせ ★★
店の雰囲気 ★★
配膳の早さ ★★★★★
最寄り駅からのアクセス ★★★★★
コスパ ★★★★

「いきなり!ステーキ 六本木店」(六本木)

2015-08-11 14:59:49 | 港区

ステーキ漂流記
8月11日
再訪3回目「いきなり!ステーキ 六本木店」ヒレステーキ200g(六本木)

いろんな店に行く都合上、「いきなり!ステーキ」に行く回数は意外と少ない。すべてのメニューを征すために複数の店舗に行ったが、常に星3つとあり、その理由でも足が遠退く。

それでもたまには「いきなり!ステーキ」を食べたくなる。たまに吉牛や松屋のカルビ丼を食べたいというような感じ。今のステーキのスタンダードを食べたい。そういう気分である。

スタンダードを確認するのは大事。基準になるから。
ふと、ランチメニューを目にする。ランチのみのワイルドステーキもあるが、正直気が進まない。すると、ヒレステーキに目がいった。1回しか頼んだことがないからたまには頼んでみることにした。

200gで税込で1800円。悪くはない。
配膳も比較的早い方。

一口。
ん、「いきなり!ステーキ」にしては美味い方か?
一杯目のビール並みに美味い。
が、二口目以降は脂身以外はタレなしでは地味。柔らかいだけいいかな。

いいような、イマイチなような。
いやいや、いつもの「いきなり!ステーキ」よりもちょっと美味い気もしなくもない。
……いやいやいや、もっとニンニクと塩・胡椒を効かせればMOREベター。

いいのさ。
スタンダードだから。
「いきなり!ステーキ」はスタンダードで良い。
スタンダードだから良い。
けど、1g8円以上のメニューに限るかな。
あと、今日は売り切れだけど乱切りステーキも気になる。

決して美味いとは言い難いが、
やはり「いきなり!ステーキ」は外せない。

★★★


「但馬屋 虎ノ門ヒルズ店」(虎ノ門)

2015-06-19 19:33:30 | 港区

ステーキ漂流記
6月19日
134軒目「但馬屋 虎ノ門ヒルズ店」神戸牛ステーキ そともも 150g(虎ノ門)

うめぇ!
さすが神戸牛!!
もしかして、今日、日本一の店に行っちゃった?

それをのっけから言えるぐらい凄い店に行った。

今日、虎ノ門で試写があった。本当はランチで「但馬屋 虎ノ門ヒルズ店」に行き、リーズナブルに平松牧場の鹿児島県黒毛和牛のサーロインステーキ(ランチVer)を食べに行こうとしたが、微妙に間に合わない。
なら、虎ノ門で映画を2本観た後、ディナーで行ってしまえ、である。
ディナーなら神戸牛ステーキが150g各部位1万円以内で食べられる!
ということで、虎ノ門ヒルズへ。

もうね、店の外の佇まいから違う。おそらく、場違い度トップスリー。
やべー。
超敷居が高そうな店におる。
それでもお値段の高さは中の上ぐらい。「ヨシカミ」より高く、「ウルフギャング・ステーキハウス」より安い。新小岩の「内田」と同じぐらい。
で、ワイン頼んだら「ボルドーにしましょうか?」とか訊いてきた。結局、ボルドーじゃないやつにしたが、何から何まで完璧(パーフェクト)超人クラス。

てか、もう、ナイフから雰囲気が違う店は初めて。ナイフから気合いが入ってるよ。高さならこれより上の店は何軒か行って来たがどれとも違う。強いて言えば、この雰囲気はキャピタル東急の「オリガミ」に近い。

久しぶりに狼藉者な気分。
けど、最高級の神戸牛を頼んでる。そとももだけど。でも、神戸牛。文句なしの日本最上級。

10分ぐらいしてステーキ配膳。まな板の上に出て、当然の如くタレなし、ワサビのみ。まな板の上の但馬牛というと西麻布の「ビーフマンバル」もそうだが、「但馬屋」は遥かに肉厚! 店員さんより、そとももの説明。噛めば噛むほど旨味が出る、と。ん? まさか、旨味が薄いのか?

一口。

うん、これが、神戸牛!!!!

当たり前田のクラッカーの如く、ジューシーな旨味! しかしながら、「CAMARO’s DINNER」でお馴染みの青森県産黒毛和牛のような強烈な旨味とも、近江牛のような濃厚な旨味とは違う。ジューシーな旨味なのに上品。おとなしい。それでいて、しっかりとした旨味!

これが、神戸牛!

とにかく、これでもかと言わんばかりにいろいろ訊いた。
グリルはブラック&ブルーという焼き方。外はカリッと中はジューシーなレア加減。ブルーチアとミディアムレアの間の焼き方だ。

青森県産黒毛和牛の「CAMARO’s DINNER」しかり、佐賀牛の「下北ガーデン」しかり、美味い店のステーキは100g、150gでも十分。しっかりと楽しめる。

ふと、ナプキンを持ち上げた皿の上にこんな言葉が書いてあった。

牛の力はかうも偉大だ

とにかく、神戸牛のあらゆる部位を取り揃えた品揃えと超一級品質の雰囲気、サービスなどトータルで日本一かも。……より、完璧超人クラスの店を求める以外ないね!

★★★★★