【ステーキ漂流記season2】
118軒目/312軒目「ザパット」牛サイコロステーキ
西新井に来たからには北千住にも寄るか。前の店、3つ星評価にしたけど、
実質2つ星の店だったから口直ししたい。
ということで、店が多い北千住へ。
夜の北千住、ステーキ出す店が多いよ。
今日はお目当ての店があったが……あえなく休み。でも二の矢、三の矢がある。さすがは北千住。
と、「ジェイズカレー」の近くにあったお堅い喫茶店風の外観の店を思い出した。ダイニングか。「ザパット」。よし、ここにしよう。
中に入ると……南半球風というか、カリブ風の内装が目に入る。そういう店なのか。
メニューを見ると800円前後のタパスが多い。
そんな中でしっかりとステーキメニューがあった。牛サイコロステーキか。他のステーキメニューは牛以外だったので、これと赤ワイングラスを頼む。
店内は中南米風の音楽に、あ、そうだ、これ、ディズニーランドの「魅惑のチキルーム」だよ。けど、トイレに行くとカンボジアがどーだこーだ書いてある。
で、メニューはカルパッチョや生ハム、生春巻、牛のサイコロステーキに鹿のステーキ……
つっこみたい。
何屋やねん!
って書いてる間に津田寛治風の店員が肉の産地を言いに来た。
オーストラリア産。
まあ、そうだよね。
それだって誠意があれば美味いから。
しばらくしてサイコロステーキ配膳。
見映えはちょっとお洒落。
一口。
?
肉汁はあるが変な旨味。
「ペッパー・ランチ」のサーロイン・ペッパー・ステーキのようなこてっちゃん焼肉のような。
これ、成形肉じゃないかな?
試しに津田寛治風の店員にナイフとフォークを持って来させた。
切るよ。
なんか微妙な断面だよね。
これなんか決定的。
そこでまたまた津田寛治風の店員を呼び寄せて訊いた。
これ、成形肉でしょ?
店員「ハイ、成形肉です」
980円だからって、成形肉はな~。
タレとか工夫して出すとは言っても、成形肉であることを言わずに出したら、客に対して失礼だし、誠意がない。
とりあえず、ブーイングを浴びせたお詫びにハイボールを頼む。
やっぱり、安いからと言って成形肉を出しちゃダメだよ。
この店、全メニュー怪しいと思って間違いないよ。
総合:★
素材:ゼロ→誠意がない。詐欺レベル
グリル:★★
タレ:★★
付け合わせ:★★
リーズナブル:★
【ステーキ漂流記season2】
117軒目/通算311軒目「シルビア」ステーキ丼
西新井のTSUTAYAにDVDの返却があったのでついでに散策。北千住の手前のちょっと開けた街にまだまだ見知らぬ店があるはず。
少し足を踏み入れたことがない場所に足を伸ばした。すると、建物の2階にレストランの文字が。1階にあるその店の看板を見ると喫茶・レストランと書いてある。こういう店はないケースが多いが万が一ということもあるので入ってみることにした。
もう、入り口から昭和の喫茶店の臭いがプンプン。
中に入ると、喫茶店ではあり得ないぐらいだだっ広い店内。まるで昭和にタイムスリップでもしたかのような雰囲気だった。
ちょっと呆気に取られつつ適当に席につく。店内にいる客層はR60というか、お年寄りが中心。奥の日当たりが良い席には10人ぐらいのおばちゃんがガヤガヤとサロンを開いている。あとは30代、40代の野郎が独りずつきている。40ぐらいのスナックのママ風の女性もいる。ドトールやスタバにはない雰囲気がそこにある。
さて、メニューを見ると、案の定ないな~と見ていたら、
なんと、
ステーキ丼があるじゃないか!
これには驚いた!
ということで、待っている間にここまでの文を書き上げる。
そして、まさに今ステーキ丼が配膳。
ステーキにサラダに味噌汁、冷奴にアイスコーヒー。昭和の喫茶店ならではの目茶苦茶、いや、ある意味素晴らしいセンス!
他じゃ見られないぞ、ステーキに冷奴は(笑)。
さっそくステーキを一口。
……。
まあ、硬い。
喫茶店だから仕方ない。
時折、ちょっと柔らかい箇所もある。
焼肉のタレをちょっと薄めたようなタレでなんとか食べられる。
肉は……近くの東武ストアーで買ったやつかな。
サラダはフレンチドレッシングをかけすぎ。
ステーキ丼を食べ終わっても、おばちゃんサロンは相変わらずガヤガヤ。てかさ、もう夕飯を作るじかんじゃないのか? こんな所で「北島三郎が……」とか「あそこの老人会が……」とか「○○が社交ダンスをやって……」とか無駄なお喋りをして時が過ぎていく。
ステーキ丼は美味しくないが、
こういう独特な空間は高級なステーキ店や高級な焼肉店では味わえないな。
で、せっかくなのでチョコパフェを追加注文。
「頭の神さま、目の神さま、色々あるのよ~」とおばちゃん、神さま論を展開したかと思いきや、「あそこんち、お金持ちなの」とスーパーボールのように話が変わる。神さま論のおばちゃんの声が大昔の大女優杉村春子にそっくりなんだよな~。どうでもいいが。
「嫌だよね~」
俺の方が嫌だよ(笑)。
チョコパフェを待っている間に近くの煙草屋で試しに買った葉巻「ブラック&マイルド」を吸う。
うまくね~。ちっともバニラのフレーバーがない。
と、書いてたらチョコパフェ配膳。
最初のクリーム層にチョコがかかっている割りにはチョコの味があんまりしない。
つづいて、バニラアイス、コーンフレーク層といたって普通。
「10月4日の○○午前中でいいですか?」
と唐突におばちゃんリーダーが仲間に声かける。
「ありがとうございました~」
「忘れ物気を付けつてね~」
「あ、レシート持ってきて」
ということでおばちゃん達退散!
勝ったー!
おばちゃん達に勝ったー!
しかも、
「あと二つ足りないわよ」
「だれか払わない人~」
と内輪モメwwwww
おばちゃん達、プチ喧嘩。
最後の最後で(笑)。
なんだろう、
ステーキ丼もチョコパフェもちっとも大したことないけど、
ちょっとステキな空間だった。
総合:★★★
素材:★
グリル:★★
タレ:★★
付け合わせ:★★
パフェ:★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
111軒目/通算306軒目(西新井)「サルヴァトーレ・クオモ&バー」スノーエイジングビーフの炭火焼き
西新井で映画を観た後、焼肉屋にでも入ろうかと思って駅に向かうと、駅近くのビルの1階にバル風の店を発見。
表にあるメニューを見ると……ステーキメニューがある。よし、ここだ。
にしても、スノーエイジングって、
雪室熟成?
雪室っていう自然の貯蔵庫を使って寝かした?
で、スノーエイジングのラミネートの左端にイメージ写真があるけど、
かまくらみたいな所で作ってるのね。
それで美味くなるのかね?
肉はアメリカ産。
と、前文を書きつつ、LINEをやってたら、ステーキ配膳。
200gで1700円。
まずは一口。
おっ。
アメリカ産のステーキの旨味が確かに増している。スノーエイジング効果か。
凄くはないが、
なかなか。
惜しいことに凄いとは言えない。
「将太の寿司」で言えば「柏手の安」の「柏手」が出ないで「いい仕事でした」で終わる感じ。
でも、悪くはなかったので、
〆にアーモンドのキャラメリーゼセミフレッドをいただく。
ハート型のアイスの中にアーモンドを混ぜたドルチェ。
……こっちの方が良くね?
まあ、とりあえず4つ星は出せる。会計時にカウンター前に一冊の雑誌が飾ってある。もしや、この右のおっちゃんが……
サルヴァトーレ・クオモさん!
サルヴァトーレさん、日本ももっと力入れなきゃ。黒毛和牛使いなよ、you。
総合:★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★
工夫:★★★★
付け合わせ:★★★
ドルチェ:★★★★★
リーズナブル:★★★
【ステーキ漂流記season2】
107軒目/通算303軒目(北千住)「ジェイズカレー」ステーキプレート300g
最初に書こう。
いきなり、北千住、いや足立区最強の店、発見‼‼‼‼‼‼‼
改めて、北千住進行!
やっぱり夕方来るとあるはあるはステーキを出す店が。
まずは前回北千住に来た時に目についた「ジェイズカレー」から。
カレー屋さんなのにステーキが売りという変わった店。
早速、ステーキプレートとビールを頼む。
店内はカウンター席のみ、10席。
ビールがスーパードライの缶のまま来た。
ま、いいや。
カウンターに色々と貼り紙が貼ってあり、そこにステーキプレートについて書いてある物があった。
ほう、2周年記念感謝メニューなのね。
まあ、自信はあるのね。
肉はアメリカ産。
あとは来やがれだ。
という前文章を書いていたらステーキ配膳。
300gで1800円。
見てびっくり。
か、カレーがついてるやんけー‼‼‼‼
ライスって、要はカレーのことだった。のけぞった。
カレーとステーキがセパレイトしていると、強力なタッグに見える。
まずは、ステーキを一口。
肉汁たっぷり。
美味い!
グリルがよい。
「
「ミスター・デンジャー 錦糸町店」(錦糸町) - ステーキ漂流記
」のデンジャー・ステーキみたいなハラミステーキだった。
続いてカレー。
こちらも本業だけにちょいとピリ辛で美味い!
正直ね、この間のスカイツリーの「
「東京チャンプ」(押上) - ステーキ漂流記
」はカレー単体だけならそれほどでもなかった。黒毛和牛ステーキと併せて良かったというね。
今回のステーキプレートはステーキもカレーも単体として優れている。プロレスで言うなら、ハンセン・ブロディ組とか、ゴディ・ウィリアムス組みたいなステーキプレートである。
またね、ステーキの岩塩がまた良い。
おいおい、これから北千住をハシゴしようとしたのに、こんな強烈な店に出くわすと、次の店に行く気が失せる。
えーい、追加注文しちゃえ、だ。
ということで、980円のジェイズ丼というカレー&ホワイトソース付きのローストビーフ丼を頼んだ。もうこれで次の店に行けないよ(笑)。
しばらくして、ジェイズ丼配膳。
お、洋食屋メニューみたいなルックス。
真ん中に半熟卵がある。
要は、ローストビーフ丼とインディアンカレーがコラボしたようなメニューだ。
一口。
カレーの様でまろやかな食感。カレーとローストビーフ丼をいっぺんに食べる贅沢メニュー。美味いが重い。ゴディ・ウィリアムスの後にクラッシャー・バンバン・ビガロと戦っている気分。
他の客のカレーとか見てもヘヴィーなメニューばかり。ヘヴィー級天国な店。
下町らしい、ヘヴィーで美味いメニューを並べた店。
これ、足立区代表の店でしょ。
何よりもリーズナブル。
客が途切れない。
ステーキもカレーも凄い、足立区のヘヴィー級天国な店が【ステーキ漂流記】に新たなる伝説を作った‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
総合:★★★★★
素材:★★★
グリル:★★★★★
タレ:★★★★
カレー:★★★★★
ジェイズ丼:★★★★★
各メニューのヘヴィーさ:★★★★★
リーズナブル:★★★★★
【ステーキ漂流記seaso2】
92軒目(北千住)「ザ・ステーショングリル」ザ・ステーショングリルステーキ
気まぐれで降りた北千住。
ちょっと歩けばステーキを出す店があるかと思いきや、夏の炎天下の中、30分以上さ迷ってしまった。
駅を出て直ぐの所に「いきなり!ステーキ」ど「デニーズ」を見つけたが、安易な方向には行きたくない。
ということで、宿場町通りと本町通りを練り歩いた。
ステーキを売りにした店や肉バルなど3軒ほど見つけるが、いずれも夕方から。
あー、北千住は「ドラゴンクエスト」に出て来るゾンビ村みたいに夜にイキイキとする街なのか?
残るは、駅ビルのLUMINE。
レストラン街に1つぐらいステーキを出す店があるだろう、と思い8階のレストランフロアに行くと……あった!
「ザ・ステーショングリル」。
ここはステーキを出すだろう……と思い表のサンプルメニューを見ると、あるよ、あるよ!
ステーキが!
熱い中、やっとの思いで北千住独自のグリルレストランに入る。
カウンター席に着き、
ステーショングリルステーキと赤ワイングラスを頼む。
結構待つが、この原稿の前半パートを書いていたら、ステーキ配膳。
おお、見た目は良い。
早速一口。
……。
うん、普通。
二口目もそんな感じ。
まあ、普通のUSアンガス牛じゃそんなもんか。
タレをつけて三口目。
お、そこそこ。
内野安打。
まあ……タレありき、か。
タレは良いが並なステーキ。
悪くはないが、それ以上でもない。
総合:★★★
素材:★★★
グリル:★★★
タレ:★★★★
リーズナブル:★★