【ステーキ漂流記】第5章
18軒目(新規409軒目)「神田グリル 日比谷シャンテ店」(日比谷)
日比谷界隈で映画を見る予定なので、最初東京ミッドタウン日比谷でステーキを食べようかと思ったが……昼にステーキを出しているのは一度行ったことがある「ブルックリン・シティ・グリル」だけ。え? ないの?
よく考えると昼からステーキを食べたきゃだいたいは「いきなり!ステーキ 日比谷店」に行く。それか他にもステーキを出す店がいくつかあるから、後発でステーキを出す店となると中途半端なものは出せない……ということか?
ちょっと諦めムードでまだ行ってなかった日比谷シャンテの地下二階にある「神田グリル」に行くことにした。
「神田グリル」なら西新井のアリオにもある。まあごく普通のステーキ、ハンバーグなどのグリルメニューを中心とした洋食レストランだ。その日比谷にあるチェーン店というだけ。あまり期待出来ない。だから行くのになかなか気が進まなかった。
が、今日はタイミング的になんとなく行ってみようかと思い、行くことに。
入り口にメニューブックがあるので見てみると、「やまゆり牛のフィレステーキ」というメニューがあるではないか?
おお、「神田グリル」でブランド牛のステーキが食えるとは。さっそく席に着き、やまゆり牛のフィレステーキと赤グラスワインを頼む。
ちょっと調べて分かったが、やまゆり牛とは神奈川県の牛で黒毛和牛とホルスタインの交雑種らしい。ということは黒毛和牛ではないが和牛には違わない。加えて、「ヨシカミ」のフィレステーキだって交雑種の和牛なんだから似たようなものか。
先にワインが来て、
しばらくしてステーキが配膳。
150gとは言え厚みがある。
一口。
…………。
二口。
うん、うーっすら旨味があるかないかのような感じで、塩胡椒の下拵えが効いてる。
三口目からはニンニク醤油をつけて。
うん、これは美味い。
交雑種のフィレステーキはわりとさっぱりした味なので、「ヨシカミ」や「男前」みたいにあらかじめタレがついてるぐらいがいいのかも。タレをつけたりつけなかったりは楽しめる。もちろん、輸入肉みたいに硬くはならないので、そこそこ楽しめるフィレステーキだった。
3500円近くするちょっと背伸びのフィレステーキかな。
総合:★★★★
素材:★★★★
グリル:★★★★
下拵え:★★★
タレ:★★★
付け合わせ:★★★
リーズナブル:★★