有名人のスキャンダルで議論を続ける社会に脳科学者・中野信子が抱く「違和感」(現代ビジネス)
脳科学者による社会的な現象への解析はたいてい不思議な事を言い出すものです。
茂木健一郎さんの記事も読んで何か狐につままれたような印象を受けます。
実際には有名人のスキャンダルが周期的に起きている訳ではなく、ネタが無くなるとそれを補うのにそれまでに集まった情報の内で最も売れそうな事案を記事にするのでしょう。
ネタ切れは騒いでから飽きるまで約3ヶ月だとすれば3ヶ月毎くらいに有名人のスキャンダルが浮上する事になります。
特にコタツ記事のように取材しないでたとえばテレビやネットでの話題をそのまま取り上げたのが多く有るとすれば、その中に複数の実際に取材したインタビューや記者会見、それに試写会や舞台挨拶などの情報で記事にするならまだそれなりなのでしょう。
昨今の有名人スキャンダルの中には情報提供料でゴシップを晒して記事にするような事も多く問題が複雑化しています。
ところで人を食い物にするサイコパスと書いていらっしゃいますが、定義の仕方次第なんでしょうね。
それより怖いと言うのですが、それもう既に脳内ではなく社会的な現象や組織的な行動では?
マスコミの中ではパパラッチのような執拗に追及する週刊誌等はそれに当たるのかと思います。
更に酷い社会現象がネットなどでの炎上でターゲットが提供されるとそれについて議論と言うか熱弁が開始されてしまいます。
こうなると社会的には時の人で何をやっても騒ぎになるような不幸に見舞われます。
ここまでならコロナ禍以前にもあったのでしょうけど、旧ジャニーズ以降に現れた社会的制裁を強制するようなクレームなのでしょう。
騒ぎが起きて不買運動になれば困るから仕方なくそれに応じて起用を取り止めただけなのに何故かそれが一般化されてしまう事の恐ろしさは正に違和感を通り越して異常な状況です。
記事の最後の方に嘆息していると書かれていますが、自分からすれば嫌な事でも社会一般がそうな以上逆らえないのです。
集団心理の怖さで集団サイコパスみたいな状況から脱出出来るのか冷静さと諦めがないとやっていけないかと最近は慣れっこです。