johji2015のブログです

johji2015個人がやっております。

日銀の「債務超過」がありうるという最悪シナリオ保有国債が含み損に、金利が上がればどうなるか

2022-12-11 11:04:00 | ニュース


債務超過になるシナリオがあったのかが問題ですよね。
黒田日銀総裁が金融緩和で市場の国債を買い入れた時点で想定されていたのではないか?と言う話です。

冷静に考えると国債の評価が下がる要因が国際的な株価暴落で中国のゼロコロナやロシアのウクライナ侵攻、それに世界的なインフレです。
今から10年前に想像出来た話ではないものの国債の買い入れでの評価損懸念は想定するべきでした。
もっと想定すべきだったのはETFの暴落でこちらは何かあると直ぐに起きます。
売り逃げて稼ぐのは常道ですから。

低金利政策を継続している以上、そんなに金利上昇しないと言うか、株や固定資産よりも安心で有ればこちらが買われるのかと思います。
余程の円高にでもならないと輸出企業が儲けてその他グロース株に投資される以外ないのかと推測されます。
つまり、考え直す必要性はあるもののインフレでの対策で金利を上げられるくらい好況になる事は考え難いです。

結論と言うほどではありませんが、金融緩和路線を見直す中で強気でなく説明可能な内容にする事です。
インフレなら名目GDPは上がります、それに連れて実質GDPも上がるのかです。
それを担保するには賃上げがどうなるのかだと思っています。
大企業や中堅までが上げたとして、問題は中小零細なのかと思います。

個人消費の動向もインフレで増える以外に伸びるのかで伸びないといつまでも国際的な経済の影響に左右されるだけです。

一時的には日銀が債務超過分を減らすのにETFや国債を手放す事になるのかと思います。
普通に考えたら、国債は銀行が買い戻すのでしょう。
ETFを売り出しても儲かっている投資家や企業、銀行が引き取る事になります。
政府が内部留保をやめさせて、市場に投資しようとした作戦はある意味限界に近づいたのかと思います。

それは日銀が自分で稼いだ金ではなく、理論的にやっているだけの自分達のお金と言う大切に扱う点に欠けていたから最悪の状況まで把握して説明出来るだけの検討を重ねていなかった点なのかと判断されます。
日銀や政府としてどうにかなっても国民の大半がインフレに困るとすれば、今の支持率低下のような現象になりますよね。
それを読めなかったのがアベノミクスの欠点だったんですけど、それでも事態の変化を見れば試して良かったのでしょう。
ただ、2020年のコロナ禍での状況変化への対応とか強気よりも具体的説明を試みて給付金によるインフレやロックダウンと言う事を想定したシナリオまで把握するべきでした。
更には温暖化対策で原油、石炭への見方が変化して投資されなくなり、生産量も増やせないなどの問題も発生しました。
この原油高によるインフレを予見して日本国内だけでない経済影響も具体的に対策を考えるべきでした。
それは日銀と言うよりも政府に対して働きかけをして調整しないといけない話ですよね。
最後にやはりこれが一番厄介ですが、ロシアのウクライナ侵攻や中国の台湾へのミサイル(一部日本のEEZ着弾)と世界的な軍事変化に対する点もあります。
特に日本の防衛費拡大で更なる国債や財政への対応が求められ、増税論議になっていますよね。

理論上は正しくても、現実問題として国際環境は変化しその対応は難しくなりその中で経済及び財政を考えなければならないしその説明を国民に理解出来るようにしないと政府の支持率は低下しても文句は言えませんよね。

国民に説明出来る程度の話は準備して不安を減らすようにしないと強気一辺倒の政策では変化を求められています。
特に海外市場とかで円安にされるような有り様は舐められているのでしょうね。
アメリカの金融政策は怖くても日本のそれは単純だと見切られたからやられたような気もしました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【速報】岸田首相会見「制度... | トップ | 監禁の疑いバンコクで日本人5... »

コメントを投稿