考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英語学習における『応用』に関して①

2015-02-15 14:36:40 | 英語学習
前出のenvironmentally friendly から
他多数の ~friendly の用法を考察するにあたり、英語学習における『応用』の大切さについて触れたい。

英語を学習(独学)する上で『応用力』は、必要不可欠である。
一つの表現を学んだら、応用を自分の頭で考える。この表現を他のどんな場面で使えるかと、想像して、実際に英作文をして練習する必要がある。

前出の~friendly という表現も、いくらでも応用可能である。考えた英文は、極力辞書や、ネットで実地に使われているか、検証することが大事。~friendly 等の表現も、ここで記載するにあたって、自分で応用を考え、海外のネットで、表現の使われ方を見て、検証している。

論語が出典の言葉に、一を聞いて十を知る、という言葉がある。英語独学者に必須の教訓である。周りにネイティブがいない環境で、独力により英語に熟達せんとするならば、一つの表現、単語をどう他の場面で応用するかを常に考える必要がある。特に give, get, have, keep, 等の基本動詞、in, on, with, to, 等の前置詞等 中学校で習う基本英単語の用法には、ぜひ習熟したい。基本単語の応用範囲は無限と言っても過言ではない。英英辞典の一つの単語の定義には、基礎的語彙である約2,000語の範囲内で行われている。それら基本単語を用いて、あらゆる語彙を定義して、あらゆる事象を定義しようとする英英辞典。

もっと我々英語学習者は、手持ちの英語の威力を知る必要がある。長年一緒にいる友人や家族でも、こんな側面があったのかと、驚くことがある。学習済みの英単語でも、知られていない、極めて有用な用法を無尽蔵に含んでいるものである。是非、英英辞典等の活用により、
既知の英単語の未知なる側面に触れて頂き、基本英語の真の威力を身につけて頂きたい。

スポーツでも武道(若い時分、筆者は剣道や合気道を修行していた)でも基本が大切であるのは言うまでもない。基本の型に、応用の芽があり、極意が隠されている。日本の型文化の重要性がここにある。畳の上の水練、という言葉がある。本来ならば、水泳の上達には、水のなかに飛び込む(留学)のが一番であろう。
我ら英語独習者は、いわば、畳の上の水練(独学)で、英語の熟達を目指しているようなものである。

しかし、基本はやはり基本であり、実際に即してはいない。実際、相手がいる場面で、どう使うかをシミュレーションする必要がある。それが応用力である。なぜ何十年も勉強しても英語が話せないか。応用する姿勢の欠如が問題である。

剣道の素振りを何百何千回と行うのは、基本の習熟として当然である。しかし、素振りだけでは、千変万化する実戦において、迫り来る敵の太刀をかわし、一撃を食らわすことは容易ならざること。居合においても、見えざる敵(仮想敵)と対峙し、様々な場面を想定し、対応力を練磨している。英語においても同様である。同じパターンプラクティスをするだけで、刻々変わる人間感情を、様々な事象を自由自在に英語で言えるようになるわけがない。




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