考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『ノロウィルス9(飛沫感染)』答と考え方

2015-12-28 17:55:08 | 英作 解答
『Norovirus』

9. ノロウィルスは飛沫感染もある。

⇒ 語学というのは、もちろん単語の量も大事であるが、通常思われている以上に『考え方』が左右するものである。

『飛沫感染』をどう英語にするか。なかなか難しい。しかし『物は考えよう』である。『道は無限にある』とは松下幸之助氏の言葉(著書)である。松下氏から少し知恵を拝借しよう。氏は『素直』ということを説く。素直な心の初段とか、そういうことを言われていたようだ。経営の神様と呼ばれていた松下氏は『素直』であることを大事にされ、経営に生かされていたとのこと。

私は特に素直ではない。どちらかというと、ひねくれているかもしれない。物事をそのまま素直に受け取るよりは、あれこれ考えてしまう方だ。『考える英作』を提唱しているくらいだから。あまり素直さは無いかもしれない。

素直を大事にしている松下氏の有名な言葉に『雨が降ったら傘をさす』というのがある。苦労の末得た悟りを表現した言葉のようだが、考えさせられる言葉である。いわば当たり前である。しかしある状況、ある人間関係において、当たり前の事ができなくて失敗するのが世の常である。『素直』『雨が降ったら傘をさす』。こんな当たり前のことは、よほど心がけがしっかりしていないと、できないものである。

英語においても、こういった考え方は大事である。思い込み、固定観念にとらわれたままでは、なかなか英語で表現できない。

『飛沫感染もある』をどう英語に訳すか。

松下氏のアドバイスに耳を傾け『素直』に『飛沫感染』を眺めてみよう。

普通『飛沫感染』ということは、保菌者が話したり、くしゃみをしたりした際の唾が空気中に放出され、他者に伝染するということだろう。となると、英語は


・Wear a mask. (マスクを着けよ)


というのは、どうだろうか。

・If it's Norovirus, everyone should wear a mask. ノロウィスルなら、みんなマスク着用だ。

ノロウィルス感染者が出たら、どう対応するか。さしあたって、飛沫感染を防ぐには、対応として『マスク着用』であろう。

まさに『雨が降ったら傘をさす』ということである。

訳す対象を『素直』に見る。虚心坦懐眺めれば、次に打つべき手がわかる。自分がどう動くべきか、どう英語に訳すべきか。

経営の神様の言葉も、我々英語学習者の背中を後押ししてくれている。

ちなみに、通常『飛沫感染』は airborne (⇒厳密には『空気感染』エアボーン) という語を使う。

・Norovirus is airborne. ノロウィルスは空気感染する。

以上。





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