お久しぶりです。スピカです。
いつもなら六月に始まるわたしのエッセイ。今回は事情があって、七月に流れてしまいました。
ご承知のことでしょうが、三月四月と、入院していました。まあ、強制入院ということでね、みなさんに事情を説明する暇もなく、病院に放り込まれてしまったのです。
それについては言いたいことがいくらもありますよ。なぜならこの存在は病気になるはずがない。立ち眩みくらいはすることがありますがね、脳みそも内臓も健康そのものなのです。
病気とは業で発生するものですから、善徳の極まったこの存在が、いやな病気になどなるはずがないのです。
まあはっきり言って、やぶ医者の誤診なのですが、医者のメンツといいますか、馬鹿男の見栄と言いますか、そんなものの手前、じっとだまっていてあげました。本心は馬鹿らしくてしょうがなかったのですが、早く退院したかったのです。
言っておきますが、この存在がかかっている精神科医は医者などというものではありませんよ。素人です。患者の心のことなど考えてはいない。実際、わたしたちはいちど心のたけを訴えてみましたが、返ってきた返事は、そんなことは私には関係ない、というような感じのものでした。
医者などできるはずがない魂が、嘘と盗みで医者になっているという例です。こういう者がいつも、重要な仕事をしているものの邪魔をする。なんでも、自分を守ることにしか動かないからです。
もうこれくらいでやめておきましょうか。全部言ってしまうと大変なことになりそうなのでね。だがいずれ、真実ははっきりするでしょう。いつまでも世間をだませてはおけない。
人間の感覚は伸びている。アンタレスが細やかなコツを教えるだけで、ぐんと世界が広がっている。真実を見ぬく人類の目は日に日に大きくなっているのです。いずれ社会もそれについてくるでしょう。今は戸惑っていても。
今日はちょっと渋いことを書きましたね。少し怒っているものですから。絵は籠の中に閉じ込められた鳥です。入院中は、こんな気持ちだったという意味でとりあげました。