これは、エラキスのサインがありますね。ほかにセギンとか柘榴とかいう名前もある人が切った切り絵です。実は彼も、かのじょの、ニンフの仕事をやろうとしていたのです。
これはその最初に切った作品ではなかったかと記憶していますね。人差し指が思うように使えないと、切り絵が切りにくいことを発見したころです。それでいくらかの習作を彼は切ってみたのですが。
ヴェロニクという名は、かのじょが最初に描いたニンフの名前でした。響きが気に入ったので、絵に描いた女性の名に採用したのです。最初の心づもりでは、AKBなどにならって、48人も描くつもりだったようですね。しかしそれは、いろいろな邪魔が入って全部描くことはできませんでした。
馬鹿の霊的邪魔が入ったのです。最初の何枚かはなんとかなったのですが、後になるほど馬鹿の邪魔が入って、なんとなく邪な感じになってきたので、かのじょはニンフを描くのをやめてしまいました。いろいろとあって疲れていたこともあったのですが。まあこんな風に、自分に自信のない馬鹿はいつも、人の邪魔ばかりしています。
しかし、やりかけていたことをそのままにしておくのも、気持ちが落ち着かないので、いつかそのあとをついで、わたしたちがそれをやりたいと思っていたのです。エラキスの試みは、切り絵の練習にとどまりましたが、そのあとを、ベクルックスがおもしろい形で次いでくれました。
ヴィーナスのニンフたちという新しいブログです。彼は48人を超えて、百枚も絵を仕上げるつもりらしい。切り絵を切っているのは彼だけではありませんがね。実はエラキスもアルドラも切っています。みなで協力し合って切っていくつもりなのです。そのほうが、いろいろと個性が出る。
色んな個性の女性を描いて、女性はみんなちがうのだ。本当の自分を生きている女性は、それぞれに美しいのだと言うメッセージを大きく発したい。それが新しいブログの目的です。
今は馬鹿が天使の美女の真似をして、女性たちも深く闇に迷っていますから、それに少しでも光を注ごうと言う試みです。
どこまでやれるかわかりませんが、この存在にできることはすべてやっていきましょう。
まあ、最初は切り口が下手だった切り絵も、だんだん上手になっていきますから、そこらへんも楽しんでください。
自分というものは、がんばって勉強すれば向上していくものだという、メッセージもこめたいのです。そして、今の自分の未熟さに絶望して、自分を嫌がって人の邪魔ばかりしている小さな霊魂にも、助けをあげたいのです。