世界はキラキラおもちゃ箱・第3館

スピカが主な管理人です。時々留守にしているときは、ほかのものが管理します。コメントは月の裏側をご利用ください。

天使絵

2018-07-02 04:18:19 | 冬の日差し・夏の月


これは入院中に、わたしが描いた絵です。いつもの天使絵ですがね、桜の木の下に二人の天使が並んでいる。ピンクの服を着た天使はもちろんかのじょ、青い服を着たのはわたしです。

まあ、実際のわたしはこんなにかわいくありませんが、かのじょにあわせてかわいく描いてみました。新しいスキャナが安ものなので、色がくすんでいるのがちょっと難です。実際の色はもっとあざやかですよ。

入院中は、大部屋に入っていました。かわいらしい女性たちと同室でした。FさんとOさんというね、年かさのやさしい女性たちです。みな仲良くしてくれて、いいことをたくさんしてくれたので、御礼に何枚かこの天使絵をさしあげてきました。

拙い色鉛筆の絵でも、喜んでくれましたよ。

わたしたちの入れられていた病院は、精神病院でしたから、普通の病院とはずいぶん違っていました。なんでも言ってはいけないような気がするので、詳しくはいいませんが、狭い環境の中にみんなで閉じ込められていると言う感じでした。FさんもOさんも、十年以上ここにいると言ってましたね。まさに籠の鳥だ。

毎日楽しみなのは食事のことくらい、時間がくれば体操やウォーキングをさせられました。囚人のようだったと言って言い過ぎではない。そんな環境の中で、みないろいろ工夫して、苦しさができるだけ少なくなるようにして、生きているようでした。

わたしもこんな絵を毎日たくさん描いて、退屈で窮屈な入院生活を紛らわしていました。

退院したら、もう二度とあんなところには入りたくないと思っていますが、仲良くしてくれた女性たちのことはなつかしく思い出しますね。彼女たちがいいことになるように、何かしてあげたい。あまりにも、悲しいことになっていますから。

この世界の矛盾をいくらも見ました。これから、何かができる機会があれば、何かやっていきましょう。

そう、天使が描いた天使絵は、あるといいことがありますよ。霊界が、それを保存するように動くからです。

できたら、大切にしてください。





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