がしゃーん。
よしとが、玄関で電話の子機を落とした。
奴は、前に電話の子機で、嫁実家に短縮ダイアルで電話をかけた前科がある。
よって、よしとの届かない場所に子機は置いてあった。
よしとは、以前この電話で嫁実家にいたずら電話をして、怒られた事がある。
子機を落とした事で、自分が悪い事をしたと自覚した。
そして、姑息にもこっそりと直そうと試みた。
とりあえず、届かない場所に戻す為、まずはいつも使っている子供用のイスを持ってきて、その上に乗って子機を元に戻そうとした。
…ダメ。届かない。
おそるおそる、足をイスの背もたれへ移動する。
お。ぎりぎり届く!
あとちょっと。もうちょっとで元の位置に戻せる…。
そんな時、よしとが子機を落としたハデな音を聞きつけて、俺がやってきた。
俺「よしと、どうした!」
びっくう!!
こっそり子機を戻そうとしていたよしと。
俺に発見される。
よしと「よっし、なんもしてないもんね~」
そう言いながら、子機を落とす。再度、がっしゃーんと音がする。
せっかく隠そうとしてたのにねぇ。
よしと「ごめんなさい。もうわるいことしません。ゆるしてください…」
自発的に謝るよしと。
いや、今回は君、別に悪くないから。
今回判った事。
・イスを使って高い所のものをなんとかする技術を身につけていた。
・悪い事をしたら、証拠隠滅しようとする知恵がついている。
穢れを知らない天使は、こうして知恵の林檎をかじって堕ちていくんだなぁ。
よしとが、玄関で電話の子機を落とした。
奴は、前に電話の子機で、嫁実家に短縮ダイアルで電話をかけた前科がある。
よって、よしとの届かない場所に子機は置いてあった。
よしとは、以前この電話で嫁実家にいたずら電話をして、怒られた事がある。
子機を落とした事で、自分が悪い事をしたと自覚した。
そして、姑息にもこっそりと直そうと試みた。
とりあえず、届かない場所に戻す為、まずはいつも使っている子供用のイスを持ってきて、その上に乗って子機を元に戻そうとした。
…ダメ。届かない。
おそるおそる、足をイスの背もたれへ移動する。
お。ぎりぎり届く!
あとちょっと。もうちょっとで元の位置に戻せる…。
そんな時、よしとが子機を落としたハデな音を聞きつけて、俺がやってきた。
俺「よしと、どうした!」
びっくう!!
こっそり子機を戻そうとしていたよしと。
俺に発見される。
よしと「よっし、なんもしてないもんね~」
そう言いながら、子機を落とす。再度、がっしゃーんと音がする。
せっかく隠そうとしてたのにねぇ。
よしと「ごめんなさい。もうわるいことしません。ゆるしてください…」
自発的に謝るよしと。
いや、今回は君、別に悪くないから。
今回判った事。
・イスを使って高い所のものをなんとかする技術を身につけていた。
・悪い事をしたら、証拠隠滅しようとする知恵がついている。
穢れを知らない天使は、こうして知恵の林檎をかじって堕ちていくんだなぁ。