働いたら負け

　実は俺、民主党の無能としか思えない経済政策の連発は、一応アリだと思っていたりする。

　アホだアホだとは思うのだけど、自民党が一度ぶっ潰れるのも必要だとは思っていたからである。
　その意味では、「自民党にお灸を！」派の、以前コメントをしてくれた誰かさんが言うように、民主党に投票するのも、一見アリなのかなと思う。

　まあ、ものすごーく嫌なんだけどね。民主党に投票すんの。けっきょく自民党に入れたし。

　実際のとこ、国防と外交で自民党と民主党がある程度見解が一致していれば、俺はきっと、現在のアホ丸出しの民主党の経済政策でも、耐える道を選んだかもしれない。歴史にｉｆは禁物だけど。

　問題は国防と外交が、致命的におかしいところであって。
　この間、法相の千葉が、偽装中国残留孤児が判明した人物の子供に、最高裁判決の結果国外退去が決まったにも関わらず、特別在留許可を出して、将来にわたって永住できる道を示したりしてたし。ほらね国防無視。（というより法の軽視か）

　【サーチナ】千葉法相、奈良市在住の中国人姉妹に異例の在留許可

　今日だって、日本国内で反日教育をしている事が明白な、朝鮮学校の授業料無償化に向けた、予算の概算要求を盛り込む方針で話が進んでいる。ほらね国益無視。

　【変態】高校無償化：高専、外国人学校、専修学校も対象　概算要求に盛る－－文科省方針
　

　民主党にはマニュフェストの他に、あまり喧伝しなかった政権公約があり、一般の高校や高専にまぎれて朝鮮学校の授業料無償化とか、ちょっと日本の国益に沿っているとは言いがたいものが多数ある。子供手当だって、外国人だろうと、たとえ子供が国外にいようとも、全部の子供がいる家庭に子供１人頭2万6千円をばらまくのだ。
　昨日のエントリで紹介した、北朝鮮からのミサイルについて無視すんのもそうだ。国防無視。

　しかもこれから行われるであろう国防・国益無視の政策の数々は、日本人にとって有益な事業をもぶっ壊した上で行われるのだ。普通嫌だろう？いくら自民党を一度壊したいからと言っても。

　その最たる例が、俺は「未承認薬等開発支援」の停止だと思う。

【ミクス】09年度補正予算　未承認薬等開発支援の９割執行停止　患者らショック

　10年度政府予算の財源捻出のため09年度補正予算の大幅見直しを進めている鳩山内閣で、753億円が計上されていた未承認薬・未承認適応の開発支援について長妻昭厚生労働相が、９割近くにあたる653億円を執行停止する方針を示したことに対し、翌７日、業界関係者、患者らはショックを隠せない様子だった。未承認薬問題は、患者にとって生命を左右しかねない問題で、それだけに補正見直し対象にはならないというのが大方の見方だった。民主党が「ひとつひとつの生命を大切にする」とマニフェストに掲げていたためだ。そのため今回の執行停止方針と党の方針との整合性を問う声も上がった。

　国民の生活が第一の民主党―

　しかし、その国民の中に、どうやら難病に苦しむ日本国民は含まれていないようで。
　じゃあ、彼らにとっての国民とは、いったい誰を指しているのだろうか。

　俺、６週間前の政権交代選挙以降、民主党がすえたお灸をいろいろ見てきたけどさ。これはあかんやろ…。マジで。
　これ以外にも、「これは潰したらアカンやろ…」ってのは他にもある。また、拉致対策本部みたいな、元々あったものを「自民党が作ったから」という理由で潰してもう一度作るというアホで無駄な事もやっている。

　マジでさ。何年か前、「働いたら負けだと思ってる」とか言ってたニートが言ってた台詞がガチだとは、あの時夢にも思わなかったな。