あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ある日の仕事場

2009年10月27日 22時24分55秒 | 日常ネタ
 ここ最近、優秀な中国人に囲まれて仕事をしているので、なんだか

「中国人を見たら泥棒と思え」

 的感情が薄れてきたように感じる。
 うちの嫁さんとか、姉妹都市提携を結んだ中国の某都市とかに騙されたりしてるもんな。一族にそれで首をくくった人までいるのに。

 日本人は、よく「ホンネと建前がぜんぜん違う」とか言われるが、俺に言わせれば中国人の方がそれは顕著だ。さしずめ、そうだな…。

「本性と本性に見せかけた営業スマイルはぜんぜん違う」

 こんな感じだ。もしかして東アジア人は西欧に比べてそうなのだろうか。
 いや、よくわかってるつもりなんだけどな。付き合いのある中国人は、みな驚くほどにフレンドリーだ。そして話す時の距離も近い。ボディタッチも多い。人懐こいのだ。

 これが中国人VS中国人になると、態度が豹変する。
 すげー怖いんだが、それを見せると日本人はビビるので、それを見る事は滅多にない。日本人が住む日本列島では、彼らはその本性をほぼ封印していると言っても過言ではなかろう。
 故に、ここ最近、そーゆーのを見てなかったので、なんだか気分がお花畑なのであった。危ない危ない。現時点で多分、かなりマニアな東亜ウォッチャーの部類に入る俺ですらこんな感じなんだから、この会社の上層部とか、かなり中国人に対して懐疑の心は薄れているだろう。(こんなに本性隠しきれるのは、中国人の中でもごく一部なんだお。気がつけよ)

 日本人の上司が、上海に行けば、向こうの会社のトップはガチガチに緊張して、最初はブルブル震えながら応対していたとか話していたし、そりゃもう上へ下への扱いなんだろう。
 きっと彼らは中国人が大好きなんだろうなぁと思う。実際、日本人と直接関わる中国人は、かなり優秀な人ばかりだし。

 で、さっき久しぶりに、中国人の本性を見た。
 今、後ろで仕事をしている中国人の彼は、すごい温厚な人なんだが…。現在上海からあがってくるプログラムの修正をしている。
 俺は受け入れ検証をしていて、彼担当の障害があったら、彼に障害調査を依頼する。
 さっきから、ボコボコとエラーが出まくってて…。なんか30分に1回ぐらいのペースで、例外処理が走っているのを彼に見せている。
 彼は瞬時に何が起こったか理解し、ソースコードをチェックするんだけど…。さっき、とうとうぶつぶつ言いながら、壮絶な舌打ちした。

 …いやまあ、ストレスたまるよね。人の尻拭いで自分が大変な目にあってるとさ。
 そーゆー時、日本人は盛大にグチって笑いあうんだけど、彼らは日本人に身内の恥を非難する形で笑わない。故に内に溜め込んで、すごい形相で舌打ちするのだ。

 ああ…。その舌打ち…。マジな感情がこもっててすげぇ怖いわ…。日本人なら相手を殺しかねないような殺気。

 こんな話がある。トップを日本人にして、中国人だけでプロジェクトを回す。
 みんな実に優秀で。こりゃー、もう大丈夫かな?と思って、その日本人トップ、プロジェクト内で最も信頼のおけそうな人に引継ぎ、別のプロジェクトを組織する。
 すると、そのプロジェクトは即頓挫するのだ。中国人トップが日本人と同じように命令すると、ぜんぜん従ってくれないんだよな。
 ビジネスの序列がすげーキツいのである。日本人はヒエラルキートップ。

 そんなわけで、久々に中国人同士ならではの感情を垣間見たんだけど。彼は焦っただろうな。

「ラン(仮名)さん怖いですってその舌打ち(^^;」

 と笑顔で(しかも結構通る大きな声で)言われた時。「本性見せちゃった」と。

 なんか、明らかに人格違うんだよ。この豹変っぷりが、誰も気がついてないっつーのが、怖いなぁ。