あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

ミスター天下りか、ミスターはロクなのがおらんな

2009年10月23日 23時24分46秒 | 政治(鳩山政権)
 はっはっは。亀井先生じゃないけど、凄い人事だ。

【読売】「辞めて14年たっている」元大蔵次官起用で首相

 鳩山首相は21日夜、日本郵政の西川善文社長の後任に斎藤次郎・元大蔵事務次官が内定したことに関し、「斎藤氏は大蔵省を辞めて14年たっている。14年たった方を『脱官僚』だから駄目だと言うのか、という思いがある」と述べ、「天下り」批判は当たらないとの考えを示した。
 ただ、亀井郵政改革相から人事案を聞いた際、「皆さんと同じ驚きを感じた。『元官僚ではないか』と、(亀井氏と)議論した」とも語った。


 鳩山は、そこそこ難色を示したそうなんだが、結局折れたとの事。
 よりによって斉藤次郎かと思う人は多いのではないだろうか。

 Wikipediaを見ていると、なかなか愉快な経歴の持ち主だと言うことがわかる。

wikipedia 斉藤次郎

1993年6月 - 事務次官。ノーパンしゃぶしゃぶの接待を受け、1995年退任
1995年 - 旧大蔵省 財政金融研究所 顧問(天下り)
1995年 - 旧大蔵省 社団法人研究情報基金 理事長(渡り)
1995年 - 旧大蔵省 財団法人国際金融情報センター 顧問(渡り)
2000年5月 - 東京金融先物取引所理事長就任(渡り)
2004年4月 - 東京金融先物取引所株式会社化に伴い社長に(渡り)
2009年10月 - 民主党により日本郵政社長に内定(渡り)


 ちなみに、こっちは読売。

【読売】郵政社長に斎藤元大蔵次官

 斎藤次郎氏(さいとう・じろう) 59年東大法卒、大蔵省入省。官房長、主計局長を経て93年から95年まで事務次官。2000年5月から東京金融先物取引所(現東京金融取引所)理事長、04年から社長。東京都出身。73歳。

 読売さん。財政金融研究所から国際金融情報センターまでの、旧大蔵省管轄の天下り&渡りがすっぽりと抜け落ちているよ。現時点で退職金は既に3億を突破しているそうなんだけどさ。読売さんはよほど彼と仲が良いんだねぇ。

自社さ政権移行後の95年には、政権に復帰した自民党から遠ざけられ、通例の異動時期より約1か月前倒しで退任した。退官後しばらくの間、有力な天下りポストも用意されなかった。新政権の誕生で、焦点のポストへの起用が決まった。


 なんて事も同記事に書いてあり、まるで1995年以降、有力な収入源はいっさい無かったみたいな印象なんだけど。

 ちなみに。
 2000年から就任している東京金融先物取引所は、社長は斉藤次郎氏で元大蔵官僚。専務も元大蔵省出身で、まあ株式会社で民間企業とは言え、普通に天下りのポストである。念のためつけくわえておく。


 …まあでも、今回の件については、俺は鳩山の物言いに賛成だ。元官僚だからどうだと言うのだ。優秀であるなら有効活用するべきだ。そこは正論だと思う。
(ノーパンしゃぶしゃぶで引責辞任した人なんだけどな。もう何から何まで新進党の夢よもう一度だね)

 でもな…。アンタらあれだけ天下りを否定してたじゃないか。どの口が言うかねと、普通思うだろ。1つの新聞記事で、

「元官僚ではないか」と不満を言った事と、
「大蔵省を出て14年もたっているからいいやん」と、

 ものの見事に矛盾する2つの台詞を言ってしまうあたり、整合性とかまるで考えていない。

 それでも、鳩山は今回、流石に鳩山も非難される事に気がついていただろうに。この斉藤って人、小澤の側近らしいが…。この人事が押し切られるあたり、やはり小澤は影の番長なんだろうな。

 それと、今回の斉藤氏関連のニュース、読売だけがやたらと優しいので紹介しているんだが、どうやらナベツネ人脈の人なんだそうな。
 読売はたまに謀略にからむなー。