あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

サブカル業界大ピンチ

2010年04月07日 22時47分21秒 | 政治(鳩山政権)
 今の日本に必要な景気対策とは、いったいなんだろうか。
 素人考えな事を前提に話を進めるが、要するに現時点で、担い手の忍耐のみで成立しているような分野に、補助金なりを投入して、リターンのしっかりしたやり甲斐のある仕事にしてあげる事ではないだろうかと、俺は思っている。

 汚くてキツい仕事であっても、給料がよけりゃ人は集まるのだ。昨日のエントリでも述べたように、人を動かすには金は不可欠なのだ。

 そんなわけで、3K(汚く・キツく・給料安い)で有名な老人介護関連企業等に優先的に補助金を出して、それが人件費に反映されるようなシステムにすれば、キツくてもやり甲斐のある仕事として、人が集まるのではないかと。そっち方面に事業を展開すれば法人税を部分的に免税するとか。
 給与面で底辺にある職種の人も、ヘタすりゃ老人介護職に転職したりしちゃうかもしれないから、社員の防衛の為にも、給与はあまり下がらなくなるし、いいんじゃないかなーと思ったりするのだ。
 似たような意味合いで。アニメの職人さん達を補助金等で援助して守るのは重要なのではないかと思う。

 だってこの業界、好きな人は多いもん。
 給料さえよくなれば。
 もっと言やこの業界や情報システムの業界、番組制作業界等は、中抜きがなくなればずいぶんよくなると思うのだ。

 だからまあ、日本アニメを応援するような政策については必要だし応援したいと思っていたりする。
 そんな、日本アニメ応援政策戦略が、先日発表された。

 【政治】 日本食、日本アニメ…「クール・ジャパン(かっこいい日本)」展開へ経産省が戦略案

 ま、成長戦略は重要だよ。その点は評価できる。
 問題はその内容だ。

・海外展開が難しい中小企業に対して支援「海外ビジネス支援機能」
・アジア主要都市でイベント開催
・海外クリエイター受け入れ促進・出入国管理・難民認定法の改善


 はっはっは。ホントだぞこれ。全文読んでみろ。
 これが笑わずにいられようか。

 つまりな、政府は日本人を使うなと言うておるわけだ。売る相手も、明らかに中国人がターゲット。相変わらず政府発表の「アジア」は、中国と韓国の2国しか指していない。
 麻生元総理は、日本のサブカルチャーをワールドワイドに展開しようとしていたよ。それが、こいつらの手にかかるとあっというまに特亜にだけ集中投下するような手法に早変わりする。

 まあ、政府の気持ちもわかるのよ。金払いがよさそうなところに商品を売り込むのは必要だ。イベント開催はOKだよ。
 でもな、他はおかしい。日本にはクリエイターになりたい奴はいっぱいいるよ。例えば漫画家のアシ(アシスタント)なんて、技術力があってもすげー薄給だ。ああ。でもこの業界薄給じゃなかったらプロアシで満足する人が続出しそうな気がする…。ま、まあともかく。ゲームクリエイターとかアニメーターとか、国内の超絶職人を見殺しにしているようにしか見えないのよ。
 どう考えても、上の政策は成長戦略じゃあないの。
 輸入っつーのはな、国内の富を流出させてモノを得る事で、輸出っつーのは国外にモノを売って富を得るものなの。人間も一緒。
 金使ってくれそーな連中を貧乏にする方向にだけ日本の舵を切ってどうするよ。アホじゃねーのか。
 今は国内の雇用が細ってるんだよ。まずはそっちの救済が先決だ。保護主義に走るべきなんだよ。

 だいたい、違法コピー大国世界ナンバー1とナンバー2を、どうして日本のアニメ業界に引きこもうとするのだろう。そりゃ、アニメ製作の元締めたる電通とかの立場からすりゃ、最前線の現場のコストダウンは必要なのかもしれんけどさ。現状のアニメ制作現場とか「乾いた雑巾」どころの話ではないぞ?見殺しにするのか?する気マンマンにしか見えないけど。
 日本は違法コピーの最大被害国の1つだろう。なら海外を含む違法コピーの防止についてのイニシアチブをとって、ちゃんとクリエイターに金が入るようにするとか、もっと業界の為になるやり方があるはずだ。
 アニメなんて、日本人が作って世界に輸出すればいいんだよ。

 どう考えても、アニメという隠れ蓑を被った、確信犯的別の意図を感じる。
 現日本政府は、日本人の心を売って金儲けをすんのをやめやがれ。そしてもっと日本人の為に働け。長期的視野で見れば、日本人がもっと豊かに、賢くなれば、お前らにもそれなりにキャッシュバッk…。ってそうか。そうなったらお前らこそ絶滅するか。

 なんか必死な理由がわかったような気がするよ。