さっき、エントリした時に紹介した、三橋氏の「TPP亡国論」…。
彼は「今後、パニックを利用したTPP推進論が山のように紹介される事になるであろう」と予告していたが…。流石だね。
俺は、産経読者なので、大田弘子氏と、今日の竹中平蔵氏の震災復興論に強引に紐付ける形での「TPP急務!」論を読んでて、一人電車の中で眉を潜めてたんだが。
この2名に引き続き、日本経団連も、「TPP急務」コメントを発表したか。
【産経】日本経団連 復興のためにも「TPP早期参加を」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110418/biz11041815490013-n1.htm
正直、俺はTPPを声高に推奨する人の気持ちがよくわからんのよね。
日本は、供給過多になっているのが明らかで、物資が溢れててさばききれずにデフレになっているんだよね。
だから、日本の商品を海外でも売れるようにすれば、供給過多が解消される。そのロジックはわかる。
問題は、自社の供給過多は解消されるかもしれないが、日本の全会社の供給過多は解消されるかどうかわからんという点で、一種バクチなんだよな。
で、なんつーかTPP推進の人々の、供給過多解消戦略がぜんぜんわからない。TPP参加国の9割を日米が締めてるので、米の需要を奪わねば、供給過多の解消にならないのだけど、サービスとか金融も自由化対象だから、これまで日本国内のみに需要が限定されていたモノに、アメリカの会社が入っていけるようになるのは、TPPでは避けられないわけで。逆に日本の需要が食われる心配はいっぱいあるわけだ。すると、FTAでええやん…と思う。
こんだけ、「自粛は経済を縮小させる」っつー論説が横行してんのに、この状況で「増税やむなし」の辛坊治郎みたいな矛盾する論説も同時に横行し、TPP推進も、確かうろおぼえだけど、前の世論調査で、「推進賛成」が7割ぐらいだったような。
えっと。TPPって例えば、需要が旺盛で供給が足らない時だと、モノが高くなっていくのを安いトコから仕入れる事ができるわけで、インフレの抑止になるんだよね。インフレ策であって、今はデフレ…。このデフレ下でもTPPで一儲けっつーと、輸出競争力が強化されないといけないわけで。
何その茨の道。マゾかTPP推進者。明らかに儲けられるの一握りだと思うんだけど。弱いヤツは死ね政策。
ふっつーに、今途方も無い需要が東北を中心に生まれたわけやん。
政府が復興費に100兆円ぐらい投じて、それで日本国内の企業が潤ったら、抜群の景気対策になるような気がするんだけど。
なんでTPP。今主張する意味がわからん。
ネットでは、結構叩かれる傾向にあるTPP。でも、不思議とテレビではやらないし、新聞とかも、むしろ産経新聞を含む保守系が、妙にTPPを押しているような気がする。
ああそう。俺は別に、三橋氏を崇拝しているわけではないのだけど、かの人の話の持っていきようとかを見ていると、むしろ反発したい面もあるんだけどさ。
TPPについては微妙な危機感を持っている故に、彼がもっと認められればいいのにという期待もしているんだよね。
上記の記事では
とあって、国際競争力の低下の煽り話がよく取りざたされるんだけど。
これも「輸出対GDP比率」(外需依存度)でぐぐってみたら一発で「日本は世界で2番目の内需国家」である事がわかるわけで。日本はすげー円高だから、「安い物を作る」という意味では、既に輸出競争力なんて無きに等しい。
日本から輸出されるものは、既にほとんど日本人にしか作れないものなのだ。
だから、むしろTPP推進論者の人は、この東日本大人災という危機的状況で、あえてバクチっつーか新たなチャレンジでもって無理矢理国際競争力を高める話ではなくてだな、堅実に日本の利益に叶う説明を、できるだけ現実的な話をして欲しいのよ。難しい言葉はあえて噛み砕いて、わかりやすくしてさ。
なんか、難しい言葉で煙にまこうとしているようにしか思えないのよ。
空気で自民政治崩壊、政権交代にもっていった民主党と同じ雰囲気を感じる。
なんで、こういう空気をちゃんと感じないのかねぇ。TPP賛成の世論調査回答の7割の人達。
日本経済の真実―ある日、この国は破産します
彼は「今後、パニックを利用したTPP推進論が山のように紹介される事になるであろう」と予告していたが…。流石だね。
俺は、産経読者なので、大田弘子氏と、今日の竹中平蔵氏の震災復興論に強引に紐付ける形での「TPP急務!」論を読んでて、一人電車の中で眉を潜めてたんだが。
この2名に引き続き、日本経団連も、「TPP急務」コメントを発表したか。
【産経】日本経団連 復興のためにも「TPP早期参加を」
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110418/biz11041815490013-n1.htm
正直、俺はTPPを声高に推奨する人の気持ちがよくわからんのよね。
日本は、供給過多になっているのが明らかで、物資が溢れててさばききれずにデフレになっているんだよね。
だから、日本の商品を海外でも売れるようにすれば、供給過多が解消される。そのロジックはわかる。
問題は、自社の供給過多は解消されるかもしれないが、日本の全会社の供給過多は解消されるかどうかわからんという点で、一種バクチなんだよな。
で、なんつーかTPP推進の人々の、供給過多解消戦略がぜんぜんわからない。TPP参加国の9割を日米が締めてるので、米の需要を奪わねば、供給過多の解消にならないのだけど、サービスとか金融も自由化対象だから、これまで日本国内のみに需要が限定されていたモノに、アメリカの会社が入っていけるようになるのは、TPPでは避けられないわけで。逆に日本の需要が食われる心配はいっぱいあるわけだ。すると、FTAでええやん…と思う。
こんだけ、「自粛は経済を縮小させる」っつー論説が横行してんのに、この状況で「増税やむなし」の辛坊治郎みたいな矛盾する論説も同時に横行し、TPP推進も、確かうろおぼえだけど、前の世論調査で、「推進賛成」が7割ぐらいだったような。
えっと。TPPって例えば、需要が旺盛で供給が足らない時だと、モノが高くなっていくのを安いトコから仕入れる事ができるわけで、インフレの抑止になるんだよね。インフレ策であって、今はデフレ…。このデフレ下でもTPPで一儲けっつーと、輸出競争力が強化されないといけないわけで。
何その茨の道。マゾかTPP推進者。明らかに儲けられるの一握りだと思うんだけど。弱いヤツは死ね政策。
ふっつーに、今途方も無い需要が東北を中心に生まれたわけやん。
政府が復興費に100兆円ぐらい投じて、それで日本国内の企業が潤ったら、抜群の景気対策になるような気がするんだけど。
なんでTPP。今主張する意味がわからん。
ネットでは、結構叩かれる傾向にあるTPP。でも、不思議とテレビではやらないし、新聞とかも、むしろ産経新聞を含む保守系が、妙にTPPを押しているような気がする。
ああそう。俺は別に、三橋氏を崇拝しているわけではないのだけど、かの人の話の持っていきようとかを見ていると、むしろ反発したい面もあるんだけどさ。
TPPについては微妙な危機感を持っている故に、彼がもっと認められればいいのにという期待もしているんだよね。
上記の記事では
さらに、TPPはアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築につながる重要な協定で、日本と参加国との貿易額は日本の貿易額の25%、直接投資残高は同41%を占めていると指摘。不参加の場合は日本企業の売上高が減り、日本国内の生産拠点を海外に移さざるを得なくなるとした。
とあって、国際競争力の低下の煽り話がよく取りざたされるんだけど。
これも「輸出対GDP比率」(外需依存度)でぐぐってみたら一発で「日本は世界で2番目の内需国家」である事がわかるわけで。日本はすげー円高だから、「安い物を作る」という意味では、既に輸出競争力なんて無きに等しい。
日本から輸出されるものは、既にほとんど日本人にしか作れないものなのだ。
だから、むしろTPP推進論者の人は、この東日本大人災という危機的状況で、あえてバクチっつーか新たなチャレンジでもって無理矢理国際競争力を高める話ではなくてだな、堅実に日本の利益に叶う説明を、できるだけ現実的な話をして欲しいのよ。難しい言葉はあえて噛み砕いて、わかりやすくしてさ。
なんか、難しい言葉で煙にまこうとしているようにしか思えないのよ。
空気で自民政治崩壊、政権交代にもっていった民主党と同じ雰囲気を感じる。
なんで、こういう空気をちゃんと感じないのかねぇ。TPP賛成の世論調査回答の7割の人達。
日本経済の真実―ある日、この国は破産します