こもりん必死過ぎ

　ＴＰＰについて。
　産経新聞の基本の論調は、当然ながら「ＴＰＰに賛成」なんだけど。

　なかでも、ワシントン特派員だからか、米国の犬っぷりを遺憾なく発揮している人がいる。古森義久氏だ。
　それは、以前ウチのエントリでも紹介した通りだ。

【拙】産経のキモさとＴＰＰ頓挫予報
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/df7896d4377c33ebad64974b651cc7e7

　このエントリを書いたのが10/26で。
　このエントリ以降で、古森氏がこんなエントリをアップしていた。

【ステージ風発】ＴＰＰ拒否は国際貿易から離脱の道
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2497346/

宮家邦彦氏が日本がＴＰＰに背を向けた場合、国際貿易から脱落、離脱をそれは意味するという一文を書いています。
議論の参考に紹介します。

　ほほう。「議論の参考に」ときましたか。
　産経には、１つの案件に対して、反対者と賛成者両方のコラムを載せるコーナーがあったよな。まあアレも、俺は微妙な企画だとは思うが（例えば。ＴＰＰを議題にして賛成・反対論者を招いた場合、賛成論者が農業の専門家だったり…な感じ。こんな例があったかどうかは知らん。てきとう）まだ健全な部類に入るだろう。

「議論の参考に」

　とか抜かしながら紹介するのであれば、ＴＰＰ反対論も「議論の参考に」載せるかなーと。思ってて、朝刊のコラム「正論」にＴＰＰ反対論が出るのを待ってたんだが。

　今日の朝刊で久々に出たＴＰＰ反対論のコラムの筆者が。

【産経・正論】弁護士、衆院議員・稲田朋美　普天間のツケをＴＰＰで払うな
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111107/plc11110703160000-n1.htm

　稲田朋美氏だった。朝の通勤ラッシュ内で吹きそうになった。
　はっはっは。予想通りの超正論だったよ。

　…これは紹介できんやろう…。
　と思ってたら、案の定スルー。超スルー。完全にスルーだった。予想通りだった。完璧だった。思ったとおりだった。

　で。古森氏が、自分のブログに今日載っけてたＴＰＰコラムが、日経紙からの紹介だった。

【ステージ風発】ＴＰＰ交渉参加を決断せよ
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/2501311/

　当然、コメント欄でもこのツッコミを入れる人が現れている。

Commented by kaicyo26 さん
あれ、産経新聞の稲田先生の「正論」は取り上げないのですか。

Commented by yuurimorucot さん
今日の産経新聞、稲田朋美さんの「正論」に賛同します。

Commented by kenti1971 さん
to kaicyo26さん
産経新聞，稲田朋美さんの「正論」読みました。
涙が出ました。感動です。

　さて。これどうすんだろうねこもりんは。
　流石に今日、正論を紹介しないこもりんはツッコミの嵐だわ。



「ＴＰＰ開国論」のウソ　平成の黒船は泥舟だった