あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

少しずつ…ISD条項に対する認識が広がっていく…

2011年11月17日 23時28分58秒 | 政治(野田政権)
 先日の佐藤ゆかり氏の質問の時野田は、TPPの危険性についてしっかり認識してしまったが故に、今後TPPを推進するのであれば、それを解ってて推進する事になる為、売国奴の誹りを免れない。…なんて事を俺は言った。

【拙】常識の範疇内での最低総理
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/53304d48b72c49c3ea33a62cbc2e9bc0

(抜粋) これまでは、野田はアホなだけだったわけだが。この度目出度く、正式に売国奴にクラスチェンジしたわけだな。もー後には引けないね。


 それが14日。
 その前日13日日曜日の「バンキシャ」で、日米首脳会談における通産省謹製の資料入手のスクープがなされていたそうな。

 その資料によると。

「日本は、非関税措置を含め、全ての品目・分野を交渉の項目とする用意がある。交渉の中でしっかり議論していきたい」


 と、なんと日本の外務省が「デマである。アメリカ側がなぜそのような事を日本側が言ったなんて嘘をつくのか理解できない」と言って激怒したとされる「アメリカの嘘」が、よりによって日本の、野田総理が首脳会談に持参したであろう資料に記載されていたのだ。

【産経】日米首脳会談の米側発表に外務省ビックリ! その真相とは…
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111113/plc11111317580026-n1.htm

(抜粋)米側の報道発表資料には環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「野田佳彦首相が『すべての物品およびサービスを自由化交渉のテーブルに載せる』と述べた」と書かれていた。
 これに対し、外務省は「そのような発言を首相が行った事実はない」として、米側の報道発表を否定する報道発表をして火消しに躍起となった。



「こんな資料を持ってきちゃったけど、自民党の佐藤さんの言ってた事は尤もだよな。俺、勉強不足だったよ。こんな事言っちゃあいけないよね」

 と封印し、

「叩かれてもいい。国益の為にここは曖昧答弁にしておこう」

 と言う訳で現在の状況があったのかもしれないのに。
 結局、なぜしっかり相手に伝わっていたのだろう。日本のマスコミが嘘をつき、アメリカの報道が正しかったと言う事だ。

【読売】米「発表はそのままだ」…TPP発表食い違い
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111113-OYT1T00394.htm?from=top

 2枚舌か。
 野田は、確か、一言も言ってないと言っていたが。

【産経】野田首相「一言も言っていない」「すべて貿易自由化交渉対象」発言を全面否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111115/plc11111511180002-n1.htm


【FNN】野田首相、TPP交渉参加時点で自由化の例外扱い求める品目リストを策定・提出しない考え
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00211689.html

 さらに交渉参加のあかつきには、その例外扱いのリスト策定を行わないと断言である。呆れれものも言えん。
 まさにむちゃくちゃだ。

 まあね。条約は確かに国内法より上位に位置するけどさ。
 国会で批准されねば条約なんぞ有効になることはないし、現在のようにきっちり反対派がロビーを続けていれば、TPP条約が批准される事なんざ、ないんだけどな。

 今、韓国が似たような状況で、米韓FTAで批准できない状況に陥っている。
 与党側は、「批准してくれるなら、ISD条項については再協議を行う」なんて言っている。是非とも阻止して欲しいと思う。
 だってこれで米韓FTAが批准なんてされちゃったら、野田らが同じ戦略でくるのは火を見るより明らかじゃないか。

【中央日報】【社説】FTAをやめようという民主党
http://japanese.joins.com/article/656/145656.html?servcode=100§code=110

 ちなみに。
 朝日のビジネスコラムでは、ISD条項について以下のように述べられている。

【朝日】「クリスマス気分も金融不安やらTPP問題で台無し」【ドットコモディティ】
http://www.asahi.com/business/pressrelease/N2U201111160019.html

(抜粋)ただ一つ確かなのは、このTPPの中に、ISD条項が入っている点だ。この条項は明かに日本にとっては不利であるとともに、国益が損なわれることは間違いない。米国の投資家が日本の規制で不利益となった場合、米国の投資家は世界銀行傘下の国際機関(本部ワトントン)に提訴できるという性質のもので、これが批准されてしまった場合は、日本の国益はたいへん損なわれてしまうとは避けられない。番組の中で、日本も提訴できるので大きな問題ではないとの発言もあったが、国際機関とはいえワシンシン本部の米国機関で日本の提訴がまともに取り上げられるはずはない。その以前に日米地位協定が厳然としてある。
この問題、日本が批准するかどうかという議論以前に、トップの野田さんがISD条項を知らず「国内法で対応する」などとトンチンカンな答弁をしているあたり、ものすごい不安を与えるのである。


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「TPP開国論」のウソ 平成の黒船は泥舟だった


=民主党政治に不満を持つんじゃねぇ

2011年11月17日 00時09分42秒 | 経済
【変態】特集ワイド:「若者ってかわいそう」なの? 20代の70%が今の生活に「満足」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111116dde012040015000c.html

 卑劣極まりないなぁと。大変穿った見方をする俺のような奴ならば。無理矢理そう感じる事が可能な、大変よくできた記事を見つけたので紹介。

 記事では、東大在校で会社役員を務めるとある若者を若者の代表とし、その彼に語らせる形で「今の20代は高望みせず、実用一本槍で横の繋がりを大切に生きる」という事を伝えたい模様。
 しかも、変態の記者は、その若者を「世代格差は明確じゃないの。そんなんでいいの?」とたしなめる役で、決してそれを自分の口から伝えたという形を取らない。むしろ記者としての正義感を持ち出し、若者に「世代格差を暴露する側」に立つ者としている。
 この記事は、「僕たちは世代格差を若者にも伝えようとしているのだけど、それは無駄な努力なんだな…」と、記者が納得(落胆?)するオチとなっている。

 つまり、「当の若者本人が、そのように述べてるやん。だから20代は、騒いでいるお前らが思うほどに不幸ではないのだよ」と言いたいのである。逆説的に「世代格差を煽るな」と言っているのだ。

 実に、清々しいまでに卑怯極まりない記事だと思った。
 が、同時に普通に読めば普通に共感でき、

「ああ。若い世代は『さとり世代』とか呼ばれとるし、冷めてるっつーか。こんな感じなんだろうなぁ」

 と心中つぶやいてしまいそうになる良記事でもあると思う。この技術は凄い。珍しく、変態にしては文才のある構成だと思った。

 この記事には、2点納得いかないトリックがある。

 まず1点目。
 彼が、東大在校で、仲間と起こした企業の役員を務めているという点。
 若者を代表するには、平均的でなさすぎる。ウチに入社してくる新人が、こんな事をゆーとった。

「今、仕事辞めたら、次の職にありつく自信がないですね…」

 わりと優秀な新人なんだが…。こいつでもここまで自信ないのかと、びっくりすると同時にさもありなんな感じがした。
 この心理を持つものが、いわば「平均的20代」であろう。東大在校の企業役員に、平均的20代を語らせてどうする。周辺も東大生。あまりに平均とは言いがたい。日本のトップエリートではないか。そいつらは将来の不安なんぞ欠片も持ってないぞ?

 そして2点目。
 根拠として出してきた数字が、
「内閣府世論調査(2010年)では、20代の実に70%以上が今の生活に「満足」している。」
 これ1点である事。20代は、フリーターでも食っていけるのである。むしろ問題は親の財力が枯渇するとおぼしき40~50代になってからだろう。
 今の20代の親は無論、団塊の世代のちょい下あたりである。今定年退職してる連中。きっちり高額の年金をもらい、そこそこ貯蓄もあり、健康なら死ぬまで優雅に過ごせる人が大半の連中。その裕福な親を持ち、自分達もそこそこ金を持つ現在、危機感を持てというのは難しい。

 この主張方法は、むかしから左派傾向の全国紙新聞社(具体的には朝日と変態)の伝統芸だ。昔、変態は「中国・韓国と仲良くした方がいいか」というアンケートをやって、圧倒的に「そんな友情いらない」という結果になったにも関わらず、

「サイレント・マジョリティに配慮して、友情は必要です」

 と決定した事がある。

【痛いニュース】【毎日新聞】「中韓と"仲良くしなくていい"が圧倒的だが、サイレントマジョリティを考慮して"したほうがいい"に決定」…石田衣良氏
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/840777.html

 アレを思い出したよ。
 この変態の記者、石田と同じ臭いがするよ。

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