ちょいと複雑な心境になった。
【産経】中国で日本人高校生が見たもの 上海支局長・河崎真澄
http://www.sankei.com/column/news/160404/clm1604040008-n1.html
内容的には、日本人高校生が体験した、中国の学生との国際交流の感想である。
中韓に厳しい産経には珍しく、中国を褒め称える内容だった。
俺も、仕事上中国人はよく知ってるし、来日している人に優秀な人が多いのは確かで、日本語も堪能なのはその通りだと思う。
中には、日本人と区別つかないレベルで日本語を使える人もいたりする。「え?中国人なん?」とか思ったりもしたことがある。
あっち(中国)へ行って、中国人を優秀に感じるその感覚は間違ってはいない。
そして、日本の環境だけで物事を考えてはいけないと。そういう焦燥を感じる感性も、多分間違ってはいない。
が、そこに違和感を感じるべきである。高校生という、未熟な彼らには難しいかもしれないけどな。
なぜ、中国人は日本語が堪能なのだろう。
もう1つ。あっちの学生は、なぜ日本の事をよくしっているのか。
逆の立場で考えてみよう。中国人が日本にやってきた。その中国人は、日本語なんかにほとんど興味がなく、日本の事もよく知らない。
で、迎えた日本人はみんな中国語が堪能で、中国の事を実によく知っていた…。
そんな情景を想像すると、どう思う?
それは、中国の優秀さの裏返しととれないかな。日本なんて存在しなくても、取るに足らないからこそ、その中国人は日本に興味が薄く、日本をよく知らず。
そして日本人は中国からいろんな事を学びたいが為に中国語を学び、中国に対して詳しいのだ。
日本人は、日本国内で完結できる程に、成熟した民族で文化なんだよ。だから、中国語なんかに普通興味はないし、中国の事もよく知らない。
中国人が、日本語が堪能で日本の事をよく知ってると感じるならば。それらの人々は日本に対する何らかのリスペクトがあるからこそ、そうなっていると考えるべきだ。日本や日本人にはそれだけの価値があるのだ。そこにまずは気がつくべき。
中国人は、日本にはないものを持っている。それは「貪欲な勝利への執念」であったり、以前、ウチでもエントリした事がある、拝金主義的なビジネス感覚であったり。
【拙・参考】日本人は第3の道をゆく
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/70802a44d24aeb908ad0515f763956eb
それら、中国人の良い意味でのハングリーさや積極性なんかを目の当たりにすると、日本人は「自分達は遅れている。日本国内でぬくぬくとしているようじゃ、生き残っていけない」とか感じるのである。
俺は、その「焦り」が日本人の本当にいいところをスポイルすると思うのだ。
前のエントリでも言ったけど、中国人と同じ土俵で戦っては、勝ち目はない。そりゃー中国に行った国際交流の高校生なんざ、「中国人には敵わない」と思いかねない。ホントは違うのである。漢字が違う。「敵わない」じゃなく「適わない(一致しない)」のだ。
海外留学等、俺は見識を広げるという意味ではいい体験になると思う。でも、日本人は同時に「日本の弱さ」に対してちょっとしたコンプレックスを持つのではないかと思う。
その日本の弱みは日本の長所に直結しているのに…だ。
俺は、海外で活動する日本人識者、例えば「めいろま」とかの特異な人格形成は、この辺りの思考パターンが関係しているのではないかと思う。日本人に、日本人としての誇りが欠如しているからこそ、起こりうる問題ではなかろうか。
俺やめいろま辺りの年齢を考えると、丁度自虐史観最盛期であり、先生がマジメに「日本はアジアのがん細胞だ」って生徒に教えている時期である。
自信過剰はよくない。が、俺は自虐的なほどの日本人の自信のなさは問題だと思う。高校生レベルで国際交流で海外に連れて行くのであれば。俺はその彼らの脆弱な愛国心を、大人たちがきちんとまずは整えてやるべきだと思う。
…でも、その教員がなぁ…。日教組をはじめとして、特定日本人の巣窟なんだよな。
こーゆーところで、俺は教育って大切だよなと思ってしまうのである。
愛国心教育の必要性、感じないかな。産経さん。
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【産経】中国で日本人高校生が見たもの 上海支局長・河崎真澄
http://www.sankei.com/column/news/160404/clm1604040008-n1.html
内容的には、日本人高校生が体験した、中国の学生との国際交流の感想である。
中韓に厳しい産経には珍しく、中国を褒め称える内容だった。
俺も、仕事上中国人はよく知ってるし、来日している人に優秀な人が多いのは確かで、日本語も堪能なのはその通りだと思う。
中には、日本人と区別つかないレベルで日本語を使える人もいたりする。「え?中国人なん?」とか思ったりもしたことがある。
あっち(中国)へ行って、中国人を優秀に感じるその感覚は間違ってはいない。
そして、日本の環境だけで物事を考えてはいけないと。そういう焦燥を感じる感性も、多分間違ってはいない。
が、そこに違和感を感じるべきである。高校生という、未熟な彼らには難しいかもしれないけどな。
なぜ、中国人は日本語が堪能なのだろう。
もう1つ。あっちの学生は、なぜ日本の事をよくしっているのか。
逆の立場で考えてみよう。中国人が日本にやってきた。その中国人は、日本語なんかにほとんど興味がなく、日本の事もよく知らない。
で、迎えた日本人はみんな中国語が堪能で、中国の事を実によく知っていた…。
そんな情景を想像すると、どう思う?
それは、中国の優秀さの裏返しととれないかな。日本なんて存在しなくても、取るに足らないからこそ、その中国人は日本に興味が薄く、日本をよく知らず。
そして日本人は中国からいろんな事を学びたいが為に中国語を学び、中国に対して詳しいのだ。
日本人は、日本国内で完結できる程に、成熟した民族で文化なんだよ。だから、中国語なんかに普通興味はないし、中国の事もよく知らない。
中国人が、日本語が堪能で日本の事をよく知ってると感じるならば。それらの人々は日本に対する何らかのリスペクトがあるからこそ、そうなっていると考えるべきだ。日本や日本人にはそれだけの価値があるのだ。そこにまずは気がつくべき。
中国人は、日本にはないものを持っている。それは「貪欲な勝利への執念」であったり、以前、ウチでもエントリした事がある、拝金主義的なビジネス感覚であったり。
【拙・参考】日本人は第3の道をゆく
http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/e/70802a44d24aeb908ad0515f763956eb
それら、中国人の良い意味でのハングリーさや積極性なんかを目の当たりにすると、日本人は「自分達は遅れている。日本国内でぬくぬくとしているようじゃ、生き残っていけない」とか感じるのである。
俺は、その「焦り」が日本人の本当にいいところをスポイルすると思うのだ。
前のエントリでも言ったけど、中国人と同じ土俵で戦っては、勝ち目はない。そりゃー中国に行った国際交流の高校生なんざ、「中国人には敵わない」と思いかねない。ホントは違うのである。漢字が違う。「敵わない」じゃなく「適わない(一致しない)」のだ。
海外留学等、俺は見識を広げるという意味ではいい体験になると思う。でも、日本人は同時に「日本の弱さ」に対してちょっとしたコンプレックスを持つのではないかと思う。
その日本の弱みは日本の長所に直結しているのに…だ。
俺は、海外で活動する日本人識者、例えば「めいろま」とかの特異な人格形成は、この辺りの思考パターンが関係しているのではないかと思う。日本人に、日本人としての誇りが欠如しているからこそ、起こりうる問題ではなかろうか。
俺やめいろま辺りの年齢を考えると、丁度自虐史観最盛期であり、先生がマジメに「日本はアジアのがん細胞だ」って生徒に教えている時期である。
自信過剰はよくない。が、俺は自虐的なほどの日本人の自信のなさは問題だと思う。高校生レベルで国際交流で海外に連れて行くのであれば。俺はその彼らの脆弱な愛国心を、大人たちがきちんとまずは整えてやるべきだと思う。
…でも、その教員がなぁ…。日教組をはじめとして、特定日本人の巣窟なんだよな。
こーゆーところで、俺は教育って大切だよなと思ってしまうのである。
愛国心教育の必要性、感じないかな。産経さん。
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