Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

簡単アンケート第44弾 最終日です

2015-07-25 17:53:55 | 集中治療

日本看護協会看護研修学校 認定看護師教育課程集中ケア学科 専任教員の塚原 大輔先生が作成された簡単アンケート「救急・集中治療領域におけるeラーニングを活用した教育の現状」本日で終了します。5分以内に終わるアンケートですので、お気軽にご参加下さい。

 https://jp.surveymonkey.com/r/5BSPS2S

以下、最近感じていることですが、e-learningが得意とする教育内容・形式と、教える側と教わる側が物理的に同じ時間・空間を共有する形式が得意とする内容・形式をうまく使い分けることが、教育の効率を改善する一手段になるだろうということです。

たとえばシミュレーションコースやグループディスカッションなどの参加型が有用な教育内容があり、その事前知識としてレクチャー形式が有用と考えられれば、レクチャー部分をe-learningで事前に行えばシミュレーションコースやグループディスカッションの時間を増やすことができ、一石二丁と言えますよね。

ネックは、みなさんどうしても忙しいので事前のe-learningをサボる傾向にあることでしょうか。それはネット上での受講終了の有無のチェックや事前テストで解決できるでしょうか。

参加に対する心理的抵抗ができるだけ小さく、かつ教育効果ができるだけ高いスタイルを追求すると、こだわらずに良いとこ取りをするコンビネーション法が良いのかもしれません。

まあ、教育の専門家や現場に立たれている方から「今頃何言ってるのよ、あたりまえじゃん」という批判を受けそうですけど、素人の戯言ということで読み流して下さればさいわいです。


”ICUスタッフのための人工呼吸ケア”刊行されました

2015-07-18 11:13:21 | 集中治療

ICUスタッフのための人工呼吸ケア”刊行されました。

http://www.medica.co.jp/catalog/book/4595?e_flg=0

4つの人工呼吸管理症例(肺炎・敗血症性ショック、ARDS、COPD、術後呼吸不全)に沿って、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師が、何を見るか、どう動くかを対話形式で解説しました。

ご評価いただければさいわいです。

以下、まえがきの抜粋

はじめに―強いチームとは
 ICU,救急病棟,急性期病棟では,重症患者診療にナース,医師,臨床工学技士,薬剤師,理学療法士を含めて多くの職種が関わっています.人間関係が良好で治るべき患者さんが治り,患者さんに害が及ばなければ“良いチーム”と呼べるでしょう.しかし,もしチーム内の各職種が他職種の仕事に無関心でお互いの尊敬もなく,「○○は××の仕事だから関係ない」という気持ちでいたら,強いチームとは呼べないのではないでしょうか.強いチームとは,他職種を「自分ができないこんな素晴らしいことができるんだ」と素直に尊敬し,お互いのやることや考えていることに関心があって,足りないところがあればカバーすることができるチームだと思います.
 本書では,呼吸療法を中心に,重症患者管理全般に関して毎日の診療の中で比較的よく出くわす場面を設定し,私が医師,ナース,臨床工学技士,薬剤師,理学療法士の各執筆者と対話する中で,それぞれの職種がどう考え,どう対応するかを語ってもらいました.読者の皆さんは,そのような対話を読み進んでいくうちに他職種の頭の中を覗くことができ,強いチームメンバーになるための基礎知識を得ることができるはずです.そして「自分は知らなかったけどこういうことを考えていたんだ」と気づき,自分のやっている看護や診療の意味がより深くわかるようになるはずです.自分もこの本を作りながら,ナースはチームの中で患者さんに接する時間が最も長く,その観察や看護から得られる情報を十分に活かすことが大切であることを再認識しました.
 “強い重症患者診療チーム”のメンバーになりたいと思うナース,医師,臨床工学技士,薬剤師,理学療法士の皆さん,どうか手にとって読んでみてください.

 

 


雑誌Intensivistの別冊(循環器編)が刊行されました

2015-07-11 20:28:54 | 集中治療

メディカルサイエンスインターナショナルから循環器急性期診療が、みなさまおなじみ慶應義塾大学 循環器科の香坂 俊先生の編集で刊行されました。

https://www.medsi.co.jp/books/products/detail.php?product_id=3459

雑誌Intensivistの循環器に関連する内容を集めて、2015年の現状に合うように修正、加筆、書き下ろし(たとえば鎮静)、アップデートした内容になっています。

こちらで循環生理を学んで、実践は循環器急性期診療で!