ヒューモニー 特別連載 第21回 災害時感染制御支援チームの可能性
岩手医科大学 櫻井 滋 教授の避難所における感染対策に関するお話。前回に続く後編。
以下、キーメッセージ。
- 行政や医療に関連する組織の多くは “縦割り” で、横のコミュニケーションが乏しく、効率的な災害時感染対策の足かせになっていた。
- 一方、縦割り組織は、一部の権力の暴走を防ぐ安全弁の役割を果たしてきた。
- これを真っ向から批判して新しいシステムを作ろうとすると、非協力的な組織・人が多数出現する。既存の組織・人をうまく活かすために折り合いが必要。時間はかかっても障害を1個1個取り除く努力をすべき。
- 現在、学会をバックに、感染対策ドクターをリーダーに、ICD(感染制御医)、ICN(感染管理看護師)、薬剤師、検査技師などを各都道府県単位に配して、災害時に機動的に動かせるシステムを構築中。
- 「夢を実現させるために実務に貢献しながら夢を見る」人・組織が必要。
などでしょうか。
成果が出せてやり甲斐がある組織づくりは、個人的に悩みどころだったので、櫻井先生のご発言は滲みました。
JB press:https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62475
Yahooニュース:https://news.yahoo.co.jp/articles/bb54efc0efbc1c1d64dfd7e722ec53ee9e18c04e?page=1
関連記事:https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/201203/523937.html
。