Dr. 讃井の集中治療のススメ

集中治療+αの話題をつれづれに

Intensivist第2号(4月23日刊行)の目次

2009-04-16 23:32:26 | 集中治療
みなさま

Intensivist第2号(4月23日刊行)とうとう発行です。おまたせしました。

不景気でどこも行くあてのない方は、ゴールデンウィークに敗血症について深く勉強してみるのもよいかも。

編集責任の藤谷先生、編集部の方をはじめ、ご執筆して下さった方、ご協力した下さった方、みなさまにこの場を借りて感謝いたします。


Intensivist (Vol. 1 No. 2 2009)

【特集 Sepsis】
1. sepsisの定義:定義の変遷の再確認と早期診断の可能性について
森澤 健一郎・藤谷 茂樹/聖マリアンナ医科大学 救急医学
2. Surviving Sepsis Campaign 2008:サマリーと主な変更点
山口 大介/東京大学医学部附属病院 救急部集中治療部
3. sepsisの病態生理総論:Alert cell strategy for severe sepsis
松田 直之/京都大学大学院 医学研究科 初期診療・救急医学分野
4. 病態生理各論
(1)sepsisと遺伝的素因(sepsis and genetic predisposition)
佐和 貞治/京都第一赤十字病院 麻酔科
(2)炎症の制御はどのように行われているのか?
佐和 貞治
(3)sepsis発症におけるパターン認識受容体(PRR)の役割
熊谷 雄太郎・審良 静夫/大阪大学 免疫学フロンティア研究センター
(4)HMGB-1の役割
高橋 将文/信州大学大学院 循環器病態学分野・自治医科大学 分子病態治療研究センター
(5)一酸化窒素(NO)とsepsis
張 京浩/東京大学医学部 麻酔学教室
5. 疫学的アプローチ:頻度,原因菌,感染源,予後
山根 一和/国立感染症研究所 細菌第二部
6. 末梢循環不全とearly goal-directed therapy(EGDT)
平 泰彦/聖マリアンナ医科大学 救急医学
7. sepsisと凝固異常:抗凝固療法を中心に
讃井 將満/自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部
8. 薬物療法/抗菌薬を除く
(1)sepsisとステロイド
柳井 真知・藤谷 茂樹/聖マリアンナ医科大学 救急医学
(2)sepsisと免疫グロブリン製剤
柳井 真知・藤谷 茂樹
(3)輸液製剤,輸血,血糖コントロール
橋本 圭司/松江赤十字病院 麻酔科・集中治療室
9. 感染源コントロールと抗菌薬治療
林 淑朗/University of Queensland Centre for Clinical Research
10. sepsisの画像診断:適切な診断プロセスへ
山下 寛高・松本 純一/聖マリアンナ医科大学 救急医学
11. sepsis患者のモニタリング:sepsisに対する肺動脈カテーテルの使用とgoal-directed therapy
橋本 悟/京都府立医科大学 麻酔科・集中治療部
12. sepsis患者のモニタリングと昇圧薬
佐藤 庸子・小谷 透/東京女子医科大学 麻酔科学教室・集中治療室
〔コラム〕sepsisにおける血圧のコントロール:MAP 65 mmHg以上のエビデンスと血管作動薬のエビデンス
藤谷 茂樹
13. 急性血液浄化法によるサイトカイン吸着をめぐって:CRRTとPMX-DHPを中心に
中 敏夫/和歌山県立医科大学 救急集中治療部
14. 小児severe sepsis/septic shock:その治療戦略
志馬 伸朗/京都府立医科大学 集中治療部・感染対策部
15. sepsisにおける栄養管理
松浦 謙二/沖縄県立八重山病院 外科
16. 「特集Sepsis」解説:何がどこまで解明されているかの確認を!
藤谷 茂樹
【連載】
八雲立つ不思議の国な,ICU 第2回:恥を知れ!
橋本 圭司
集中治療室目安箱:ナース/ME,私の言い分
第2回:集中治療室をわたり歩いて気づく当たり前のことが当たり前にできないということ
松元 遙(仮名)/大学付属病院高度救命救急センター看護師
米国ICUフェローからのメッセージ 第2回:ICUにおけるプロトコールの普及
永松 聡一郎/University of Minnesota呼吸器内科・集中治療内科
M&Mケースファイル 第2回:開心術後早期の敗血症
JSEPTIC(日本集中治療教育研究会)
集中治療に関する最新厳選20論文
柴田 純平/信州大学医学部 麻酔蘇生学・藤谷 茂樹

◎日本集中治療教育研究会(JSEPTIC)
FCCSコース: 日本コースを開催して
安宅 一晃/大阪市立総合医療センター 集中治療部
第1回FCCS体験記
(1)テキストを翻訳し,受講し,講義して思ったこと
柳 秀高/東海大学医学部 総合内科
(2)日本開催コースを受講して
佐々木 俊哉/静岡県立県西部浜松医療センター 救急科


JSEPTIC第4回セミナー申込終了しました

2009-04-13 19:19:10 | 集中治療
みなさま

JSEPTIC第4回セミナーの申込を締め切らせていただきます。もれた方は誠に申し訳ありません。次の機会にまたよろしくお願い申し上げます。

講師の方と準備を重ね素晴らしい会にしたいと思います。質問大会がありますので、講師、参加者全員で臨床における疑問を共有して一緒に考えていきたいと思います。参加される皆様も普段の疑問をお持ちになり気軽に質問して下さい(セミナーの席で質問するのが恥ずかしいと思われる方は、是非あらかじめmsanui@mac.comにメールで送って下さい。当日は無記名で質問内容を共有できますので)。

前日6月12日の夕方午後6時からの自治医大さいたま医療センターまたは大宮駅付近での大庭先生のVAPに関する講義は引き続き募集しますので、お時間が合えばご参加ください。だいたいの人数を把握したいので、できましたらメールを下さい。ただドタキャン、ドタ参、メールなしでも一向に構いませんのでお気軽に。詳細はまたメールとブログでご連絡します。


第4回JSEPTICセミナー開催のお知らせ

2009-04-09 22:33:12 | 集中治療
JSEPTIC 第4回セミナーのご案内です。

世界標準の集中治療を紹介するJSEPTIC(日本集中治療教育研究会)の第4回セミナーを開催します。今回のテーマは人工呼吸です。米国集中治療/呼吸器病学の第一線で活躍されていらっしゃるミズーリ大学の大庭祐二先生、日本の人工呼吸分野の第一人者である東京女子医科大学の小谷透先生をお迎えして教育講演、質問大会、研修医インターアクティブレクチャー、M&M(バージョン3)を行います。みなさまの普段の疑問にできるだけお答えするような実践的な内容にしたいと考えています。

都合によりP Dellinger先生はいらっしゃらなくなりましたが、それを補うに余りある内容になるでしょう。

対象は初期・後期研修医で集中治療に興味のある方ですが、もっと知りたい看護師、技師の方、基本をおさらいしたい指導医の方にも役立つ内容ですので、みなさまどうぞ遠慮なくいらっしゃって下さい。

日時:6月13日 (土曜日) 12:00-17:45
場所:大日本住友製薬株式会社 東京事業所 会議室
   〒110-0001 東京都台東区谷中3‐25‐6
   Tel 03-5685-7203 Fax 03-3828-6543
    ・JR 西日暮里駅 改札口を左方向に進んで徒歩7分 または
    ・地下鉄千代田線 西日暮里駅 1番出口より徒歩7分
(上記地図参照。小さくてごめんなさい。jpgファイルですのでデスクトップなどに保存してみていただければ大きくなるはずです)

参加費:2500円 (軽食あり)

申し込み方法:参加希望者は、自治医大さいたま医療センター 讃井將満msanui@mac.comまでご連絡ください。120名になり次第締め切りとさせていただきます。参加申込締め切りの発表は後日JSEPTICメーリングリスト上でいたします。


プログラム
時刻 タイトル 演者
12:00 開会挨拶 聖マリアンナ医大 救急医学 藤谷茂樹先生

12:05-13:05 ARDSにおける人工呼吸管理 ミズーリ大学 大庭祐二先生
・人工呼吸器関連肺障害、ARDSに対する人工呼吸療法の現状、問題点について解説していただきます

13:15-14:15 一歩進んだ人工呼吸療法:オープンラング戦略を中心に 東京女子医大 小谷透先生
・患者がよくならない時の人工呼吸療法とその周辺治療についてプロの技を紹介していただきます

14:15-15:05 質問大会(座談会):こんなときときどうする 大庭祐二先生、小谷透先生、藤谷茂樹先生
・参加者の普段の疑問、困っていることをできるだけ解決していくことが狙いです。質問大募集中です(参加申込時にメールに記載して下さい)。

15:15-15:35 商品説明

15:35-16:35 研修医インターアクティブレクチャー:呼吸器グラフィック完全マスター編 自治医大さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部 讃井將満
・このレクチャーを聴けば呼吸器グラフィックで悩むこともなくなり、人工呼吸が楽しくなるでしょう。

16:45-17:45 M&M(バージョン3)
・発表者大募集中です。ただし、発表者が自信を持って発表ができるよう、また参加者が臨床に役立つメッセージを持って帰れるよう、M&Mとしてのスタイルやポイントについて事前にJSEPTIC世話人と話し合いを持つ予定です。雑誌Intensivist第1号、第2号のM&Mケースファイルもご参照ください。

・発表者の特典としてセミナー参加費が無料になり、JSEPTICより交通費も補助いたします。さらにメディカルサイエンス社のご厚意により
1年間(4巻)のIntensivist(既に購読中の方は、来年度から1年間のIntensivist)を進 呈いたします。

・発表希望者は自治医大さいたま医療センター 讃井將満msanui@mac.comまでご連絡ください。

*なおメーリングリスト参加希望者は、参加希望、所属、専門科を記載し、東京大学救急部集中治療部山口大介先生まで yamaguchid-icu@h.u-tokyo.ac.jp。

主催:日本集中治療教育研究会
共催:ドレーゲル・メディカル・ジャパン
大日本住友製薬株式会社

PS:もっと勉強したい方は、前日6月12日の夕方、午後6時頃より自治医大さいたま医療センターで大庭先生がVAPに関する講義をして下さいます。せっかくの機会ですので院外の方も広く募ることにいたしました。ご希望の方はやはり讃井msanui@mac.comにメールを下さいませ。

今回は当初、神戸で開催すると予告しておきながら諸事情で東京開催になり、関西の方には大変申し訳なく思っております。ごめんなさい。今後、関西方面での開催も企画しておりますのでお許しください。