久々に日経メディカルの取材を受け、お答えしました。
特集◎集中治療はここまで変わった《1》せん妄◆最小限の鎮静と早期離床で予防できる
最新の集中治療プラクティスに関するリレー取材になっていて、自治医科大学附属病院 布宮 伸先生からご紹介いただき、せん妄に関してお話しさせていただきました。
その他、集中治療に関するホットトピックは何ですか、と聞かれたので、ARDSガイドラインが上梓されたこと、その作成過程の中で腹臥位療法がもっと普及してもよいことがわかったこと、などをお話させていただき、腹臥位のエキスパートのお一人の東京医科大学の今泉 均 先生をご紹介させていただきました。その内容がこちら。
特集◎集中治療はここまで変わった《2》呼吸管理◆うつ伏せでARDSの死亡率が半減
さらに、新しい敗血症ガイドラインや栄養ガイドラインにも言及されています。
詳説◎「日本版敗血症診療ガイドライン2016」案 敗血症の初期蘇生はもっと“緩め”に
リポート◎重症患者の栄養療法で国内初のガイドライン 重症患者へ48時間以内に経腸栄養を始めるには
最新の集中治療が一気にわかります。
で、本題。
日経メディカルでのこの取材が物議を醸し出して、仲間に迷惑はかけられないと辞表を書こうと思ったのは2009年です。全国各地で診療看護師育成の大学院が開設されたり、看護師特定行為研修制度が始まったり、周麻酔期看護師養成の大学院が作られたり(他にもここやここでも)、明らかに時代は変わった印象があります。
正しいと思うことは諦めずに言い続けろ、ということでしょうか。