神田秀樹「上場会社法制の展望について」を読む 2011-05-16 18:02:00 | 金商法 神田先生の講演録です。神田先生らしい簡にして要を得た説明です。 特に興味を引いた点は、ヨーロッパにおける強制公開買付ルールが、日本で通常理解されているものと違うという指摘です。つまり、ヨーロッパにおける強制公開買付制度の趣旨は、支配権を取得した株主が現れる場合に、残りの株主に退出権を与えるというものであり、価格規制がキーポイントになってくるとのことです。そうすると、反対株主の買取請求権に類似してきます。 この指摘は、今後のTOBに関する議論に影響を与えるものと思われます。 « 不揮発性メモリ回路審取 | トップ | 受益権の質権私的実行と受益... »
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