知的財産研究室

弁護士高橋淳のブロクです。最高裁HPに掲載される最新判例等の知財に関する話題を取り上げます。

振り飛車党のための将棋本の話

2012-06-16 11:10:57 | 将棋

振り飛車党のための将棋本の話

1 僕は中学以来のへぼ将棋ですが、一応、東大将棋の2段に勝てる程度の棋力です。
戦法は振り飛車一辺倒で、居飛車は指したことがありません。振り飛車にした理由は、単に玉の囲いが簡単だからでした。

もっとも、藤井本(浅川書房の「指しこなすシリーズ」)の登場までは振り飛車のこつが分からず、棋力はほとんど上がりませんでした。藤井本以前は、小林さん・大内さんの本がありましたが、今ひとつ明快さに欠けていたように思います。藤井本は、寄せまで書いてありますし、1問1答形式なので、頭に残りやすいです。

2 当初は、四間飛車一辺倒でしたが、現在は、先手番はパワー中飛車(鈴木さんの「パワー中飛車で攻めつぶす」)、後手番はレグスペ(東大)という感じです。もっとも、レパートリーを増やすために、最近は、先手番の石田流・後手番の中飛車及び四間飛車穴熊を研究中です。久保さんと広瀬さんのスタイルです。
久保さんスタイルの習得のため、「久保の石田流」、「最強振り飛車」を読んでいますが、はわかりやすい本ですね。
広瀬さんには早く「持久戦バージョン」を出版して頂きたいと思っています。
また、パワー中飛車だけではカバーしていない局面を遠山本で補充しています。遠山本は、電子書籍で読めるのでとても便利です。

3 最近勝率が上がってきましたが、これは、終盤力のアップが大きな要因です。そのために大きく貢献したのが、「羽生の終盤術」シリーズです。これは凄い本です。いくら序盤・中盤で解説終了の本が多い中、羽生さんの実戦譜を素材に寄せの考え方をかなり前の段階から丁寧に解説されている素晴らしい本です。この本のおかげで、飛角双方切っても、寄せ合いで勝ちに持って行けるようになり、感動しています。
なお、このシリーズの前に、谷川さんの「光速」を読んでおくことがベターです。

4 その他では、戸部本がお勧めです。

以上

 


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