「この子がどうぞひもじいおもいをせぬように」
「あのね」
「ようおいでました」
「音のむこう」、「ピエロ」、「たいこ」、「大地」
「音のむこう」
「たいこ」
「大地」
「待つ」
「親子」
「言だま」、「矢車草」
「赤」
「青年」
「ひ孫に」
最後の「ひ孫に」は、「叱られて」と同じ、京都人形寺の公募展入選作で、作品がまだ返却されておらず、写真での展示でした。
「音のむこう」の寂かな佇まいは、川本喜八郎さんの長編人形アニメーション「死者の書」(折口信夫原作)の世界を彷彿とさせてくれました。
suzroさんのたくさんあった書のなかから、
小さいけれど
姿形をもって
生まれてきました
どうぞ話しかけて
やって下さい
トキノカケラを
拾い集めたら
ひとつひとつ
重ねましょう
風吹き抜ける
丘に積みましょう
この子がどうぞ
迷わぬように
この人形展は、12月9日までひらかれていて、suzroさんの作品だけではなく、人形教室の生徒さんの人形や布絵などもいっしょに展示されています。