今年の「藤村学会」は、岐阜県中津川市でひらかれ、前日、中津川からすこし足を伸ばして、妻籠を訪れました。
軒の下のてるてる坊主が傘を被せてもらっていました。
しずかな町並みは、何年か前に訪れたままの姿で、迎えてくれました。
2階が1階よりせり出しているこの地方独特の建て方です。
冬に備えて、薪が積んでありました。
この日、午前中は土砂降りの雨だったとか、私たちが着いたときは、小雨が降ったりやんだりでした。
戸口に生けられた季節の花がさりげない心遣いです。
脇本陣の囲炉裏端、木の台に胡坐をかいた足を乗せ一家の主が座ります。
その右横は姑(畳敷き)、嫁(板敷き)、正面が子どもたち(板敷き)と決められていました。
火乃要鎮、しっかりと家を守ってくれそうでした。
★
中山道の要でもあった中津川には伝統文化がしっかり継承されていました。
その一端を明日から3回シリーズでご紹介します。