ドイツにはイースターバニーが住んでいる町があって、お手紙を書いてお願いすると、
イースターの日にイースターエッグを届けてくれるんですって。
ある年のイースターの朝、
エルは本を読みながら、イースターバニーがイースターエッグを届けてくれるのを今か今かと待っていました。
ぼくのことを忘れたのかなぁ。
気になって仕方のないエルは、ポストを覗きに外に出てみました。
すると、ポストのなかに、
ちゃんと届いていましたよ。
イースターバニーさん、ありがとう。
大喜びのエルは、大事にそっと抱きかかえて、
家のなかに入りました。(続)
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「イースターの夢」の物語がはじまりました。
今日が第1回ですが、しゅう防さん、ガリさん、Kさん、私が撮ったたくさんの写真の中からセレクトして、物語を作っていきます、9回くらいになる予定です。
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ちょっとだけ裏話
エルの家は、昔、くまの展示用にkatsuraさんのご主人が作ってくださった本格的なミニチュアハウスで、室内の壁は漆喰塗り、床は銘木のフローリングになっています。
クリスマスコンサートの場面などに使いました。
赤いポストと室内のログハウスの壁は、桜の樹皮を乾かしたものを使って、katsuraさんが作ってくださいました。