今日は、憲法記念日です。
私たち夫婦は52年前にこの日を選んで結婚式をあげ、憲法を大切に思って生活してきました。
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とても大事なことですので、実行委員会が発表した文の要約をあげておきます。
これまで東京では、5月3日の憲法集会は、超党派の市民団体や労組が参加する「5・3憲法集会実行委員会」が開催する集会と、平和フォーラムが主催する集会の二つが別個に行われてきました。
しかし、安倍政権の憲法無視・破壊の暴走がつづき、さらに加速しそうな情勢に立ち向かうため、大きな共同で「5・3憲法集会」を開催すること、そこに平和やいのちや人権の問題で発言し行動する人びとや団体の結集を実現することで意見が一致し、新たな「5・3憲法集会実行委員会」の結成に至りました。
さまざまな課題にとりくんでいる主なネットワークを中心に、「平和といのちと人権を!5・3憲法集会~戦争・原発・貧困・差別を許さない~」実行委員会を発足させました。
安倍内閣はいま、集団的自衛権の行使容認による「海外で戦争する国」へと大転換を図り、戦争法制づくりと日米防衛ガイドラインの改定、秘密保護法の施行、 武器輸出と兵器産業強化などを進めています。
あまつさえ「イスラム国」の人質殺害を奇貨として、「救出」に自衛隊を派兵するとまで言い出しています。
また、福島原発の事故収拾も被災者への十分な支援もしないまま、原発の再稼働と海外輸出を急いでいます。
大企業と富裕層を優遇し、消費税の増税や社会保障の 切り捨て、非正規・派遣労働者の拡大、TPP問題など、庶民や労働者に過重な負担と犠牲を強いるアベノミクスによって、貧困と格差がさらに拡大しています。
沖縄・辺野古新基地建設に明確に反対の意思を示した沖縄県民の民意を無視し、強権的に建設を進め、露骨な差別・いじめ策も弄しています。
また、教育・ 教科書の国家統制を強め、ヘイトスピーチを放置し、侵略戦争と加害の歴史認識の捏造・隠ぺいを図っています。
これらはいずれも、平和といのち、人権を保障 する憲法の精神と原則をふみにじるものです。
この暴走にストップをかけるために、広範な世論とそれを支える人びとの声と行動を強く大きくしなければなりません。
実際、9条改憲や集団的自衛権行使、原発再稼働、消費税増税、TPP、辺野古新基地建設やオスプレイの配備などには、世論の多くが力を合わせて反対しつづけています。
大江健三郎さん、澤地久枝さんなど、日本の良心と言われている方たちも参加されます。
プレコンサートの歌手大島花子さんは父は坂本九・母は女優の柏木由紀子さんです。
あいにくひどい風邪で、広島から参加できませんが、心からのエールを送ります。
5月の空にツバメがやってきました。
ひろしま美術館の前庭にはパリから贈られたマロニエの花が咲いています。
家の庭のシラーカンパニュラも花をつけました。
待ちかねた甘夏みかんの花が、昨日ひらきました。
さっそく、蜂が飛んできました。
おいしい海の幸や、
野の幸をいただきました。
たまたま持っていたバッグのアクセントカラーと同じ色の夏用のベレー帽を見つけました。
小さな自分用のプレゼントを買いました。
こうした日常のささやかな楽しみも、ひとたび戦争の足音が聞こえてくると、全部壊れてしまいます。
小さな命はひとたまりもありません。
戦争を体験した方たちが、いまはその戦争前夜と同じようだと口をそろえていらっしゃいます。
戦後70年、戦争で他国の人たちを決して殺すことのなかった日本、憲法9条の意味をかみしめたいと思っています。