観たもの・たべたもの・・買ったもの

趣味ではじめた デジカメの写真だよ。

翼よ・・

2011-10-27 00:30:14 | 横浜

夕暮れ時の空があまりにきれいで ぼぉっと見上げていたら BAY Bridge の背後に飛行機の影が・・・ 羽田からとびたった飛行機かな。 飛行機の機体って 美しいですよね。 無駄のない流れるような型。 機能的なものは美しいというのが 僕の持論。 BAY bridge のようなつり橋の ケーブルがつくる形もとてもきれいですが。

その昔 学生時代、 飛行機をつくる会社に就職したいといって教授をあきれさせた僕。 卒業もあやうかったあの成績ではいれるわけがないよね。 機体の設計とか構造解析とか・・ あの曲線の形状、どうやって決めるんかな。 今でもやってみたいと思うよ。(なんの因果か 今は 大きな乗り物ではなく 正反対 めっちゃちっこいものにたずさわっておりますが。) 

翼よ、あれがパリの灯だ とは 1927年 NY から Paris まで大西洋単独横断飛行を成功させた チャールズ・リンドバーグの伝記映画。 それから 100年もたってませんが 時代の進歩はめざましい。 昨日はじめて営業飛行を行なった ボーイング787。 機体に炭素繊維を用いて軽量化・高強度化。 機体は金属の中でも軽量で耐久性があり 加工しやすい アルミ合金が用いられているとおもったら、 金属ではなく炭素だって。かたいけどもろいというイメージの炭素ですが 技術の進歩はすばらしい。 アクリル繊維を高温で炭化させると PAN系の炭素繊維に変身。 もちろん繊維単体では 糸の様なもので そのままは使えないので 母材となる樹脂でかためて使用。 これが炭素複合材とよばれているもの。 このあたりの技術は 日本のお家芸。 もちろん 787 で用いられる 炭素繊維材料は すべて日本製ですよ。 材料だけではなく 機体の中心部分が 川崎重工、 翼の部分が三菱重工 だっけかな。 工場は 地元名古屋にございます。 今までの機体に比べ ちょっと おでぶになった印象があるんですが 実際のところはどうなんでしょうね。 あのでぶっとした機体の曲線を 炭素繊維で成型するのはむつかしそう。 そこのプロセスは TV の取材でも 撮影 NG でした。 その部位によって 厚みをかえることであのまるみをおびた形を実現しているらしいですが・ ということで 日本の最新の技術がつまった機体でもあるようです。(部品の約35% を占める) いろいろ 興味はつきないですが もう少し落ち着いてから 搭乗して じっくり観察したいものです。 ちなみに 機体の強度がましたために 窓を大きくとることができ 眺めがよくなったとか。 窓は一般的に強度がそれほどないので 大きくすればするほど 窓のすなわち弱い部分の構造物全体にしめる割合が高くなり 構造物全体としても強度が弱くなる。 だから やみくもには大きくでいないわけ。

軽量化と効率よいエンジン(エンジンは残念ながら ロールスロイスとGEの2社のよう)で 燃費を向上させているため 燃料タンクの小さい中型機でもかなりの距離をとべるそう。 今までのように ハブ空港で小型機に乗り換える必要がなく 直行で目的地までいけるメリットがあると TV ではいってました。 

なにかが かわるのかな・・ ちょっと わくわく。 

ということで べたな BGM は 翼をください でもいきましょうか。 

-あの大空に翼をひろげ とんでいきたよ

やっぱ 大空を自由にとぶってのは いつまでも憧れだなぁ。