どくとるまんぼう航海記にはじまる どくとるマンボウシリーズ。 楡家の人々、白きたおやかな峰、夜と霧の隅で など 学生時代によみあさったなぁ。 どこかまの抜けた軽妙なエッセーと 重厚な小説のギャップがすごかった。 自身、医師であったので 医師として船にのりこんだり、登山隊についてったり・・ そんな経験をもとに執筆されたエッセーや小説も多数。 最近、 めっきり本を読まなくなりましたが 学校にかよってる間はかなりの読んだ。 もちろん 北杜夫さんの本もほとんど読みました。 その大好きだった作家、北杜夫さんが 先日 逝去されたとのニュース。 残念というかさびしいというか。 またひとつ 青春時代が って喪失感。 あの頃愛した本の作家、音楽の歌手、黄泉の国へ行かれる方がぼつぼつと・・ 自分が そんなお年頃になったんですね。
それは さておき 多分 最初に手にしたのは どくとるまんぼう航海記。 それが あまりにも面白くて どんどんはまっていった記憶が。 当時は まだみぬ外国や客船にあこがれていたこともあったのでしょうが、 かなり強烈な印象だったことを覚えています。 有名歌人 斉藤茂吉を父にもち、 兄も高名な精神科医 故斉藤茂太さん という名門の家庭なはずだったのですが 実際の家族の様子をおもしろおかしく語るエッセーも多数。 それが小説になったのが 楡家の人々 ですね。 ここにきて もう一度 いろいろ読み返してみたくなりました。 さて あれらの本はどこにあるのやら。 実家かな、 それとも拙宅のあけてないダンボールの中かな。 探してみよう。
そういえば はじめて躁うつ病を知ったのも これらの本の中でだったと思います。
ほんと さびしいな。 ご冥福をお祈りします。