私の大学時代の友人「杉村何彦(すぎむらいずれひこ)君」の俳句は
8月8日にこのブログで紹介しました。
日常の出来事を俳句に詠んだという以下の夏の俳句でした。
俳句2題 杉村何彦
山寺の参道深し著莪(しゃが)の花
能囃(のうばやし)戻る現(うつつ)の蝉時雨(せみしぐれ)
今回は次の秋の俳句3題を取り上げました。
彼から提供された俳句は6句ありましたが、今回は「秋晴れ」や「天高し」を
詩吟の題材に取り上げました。
作句者の何彦(いづれひこ)君から句作の情景を記述してもらいました。
そのまま転記しますので参考にして下さい。
俳句3題 杉村何彦
天神の刷毛の気儘に秋の雲
秋は天高く澄んだ空に筋状の雲が出ることが多いですが、天神はきっと
気持ち良く筆を振るっているのでしょう。
秋晴れを歩けば心青くなり
私は朝の運動としてゴルフ練習場まで往復1時間ばかり歩き、ボール
を少し打って帰って来ます。散歩がメインですがその楽しみは、春や
初夏は道々の花と新緑で、秋は何と言っても澄み切った青空です。
秋の青空は心の中を清々しく青で一杯にします。
天高し妻のテンションいや高し
季語は天高しです。
我が奥さんは普段でもテンション高めですが、秋の晴天ともなれば、それはもう。
以下のURLがYoutubeです。 ではお楽しみ下さい。
私は本年4月「横浜詩歌福祉吟詠同好会」を立ち上げ、
脳卒中後遺症の仲間数名で、発声訓練と吟詠の初歩から取り組み始めています。
身近な吟詠の対象・例題として、この友人の俳句吟詠も取り上げています。
今週も福祉吟詠の会を開催しましたが、少しずつ仲間が増えてくれて嬉しい限りです。
その様子は改めて紹介したいと思います。
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