本日のブログでは、平成29年修神会秋季吟道大会の一こまを紹介します。
吟者は平原正洲さんです。
以下の文面は全て平原正洲さんに記述頂いたものです。
平原正洲さんの気持ちのこもった文章及び詩吟を
名城の背景写真とともに、じっくり味わって下さい。
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私・平原正洲は、10月21日(土)・横浜市青葉区の青葉公会堂で開催された
「平成29年度修神会秋季大会」に大陽日酸本社教場の仲間と共に参加し、
独吟・合吟共に、日頃の練習の成果を披露させていただきました。
私の今回の独吟(=独唱)では、三橋美智也の持ち歌で、カラオケで良く歌う
「古城・・松風騒ぐ丘の上 古城よ 一人何偲ぶ・・・」の詩吟版『古城』を吟じました、
この詩文は我々「修神会」の所属する上部団体の「日本吟道学院」の
創設者・渡辺龍神先生のご子息の渡辺吟神先生の作と聞いております。
詩文は下記の通りです。
天守閣上 松籟(しょうらい)咽(むせ)び
世紀の英雄 何れの処(ところ)にか 眠る
騮馬(りゅうば) 嘶(いなな)かず 人の影絶え
皎月(こうげつ) 空しく照らす 古城の辺(ほとり)
(注)・松籟=松に吹く風音 ・騮馬=栗毛の馬
・皎月=明るく輝く月
解説と感想
時代の流れと共に最近は「歌謡吟詠」と言って、
歌謡曲と詩吟とをドッキングさせた場面も多く聞かれる時代となっており、
当詩吟も歌謡曲と併せて唄うケースが多いようですが、
吟力にまだまだ未熟な私は、今回は詩吟のみに注力させていただきました。
歌謡曲・詩吟とも、寂れた古城の侘しさ、静けさを著しているところは共通ですが、
歌謡曲の「昼」の情景に対し、詩吟の方は「夜」の情景を著しており、
満月に照らしだされた古城やその周りの風情を強く印象づける様に努力し、
吟ずることが出来たと思っております。是非、お聞きください。
以上
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