私たちは、横浜市障碍者文化センターラポールで、「福祉吟詠教室(愛称ウグイスぎんえい)」を開催し、
吟詠を楽しんでいます。
その横浜市ラポールで、H30年芸術劇場参加募集がありました。(要は、簡単に言いますとラポール秋祭りですね)
私たちは
①お口の準備運動「五十音/北原白秋」、➁(唱歌入り詩吟)「富士山」、③(唱歌入り詩吟)「故郷」を
演目として、平成30年11月3日出演・発表しました。
その様子を、日本吟道月刊誌「吟道」に投稿し、2019年(平成31年)3月号に掲載されました。
当時の私の気持ちが入っていますが、記事「中途障害者仲間でぎんえい発表しました」
を2回に分けて転載しますので、どうぞご覧下さい。 先ず第1回目です。
中途障碍者仲間で吟詠発表しました
修神会(神奈川) 指方 順龍
私は約8年前2010(平成22)年12月65歳で脳内出血を発症しました。
その後遺症に苦しみながらも「中途障碍者の会」に参加した当初、その交流を通じて声が出にくい方が多数居られ、
それらの方の気持ちを理解し共有することが出来ました。
私自身健常な時に比較して発声・発音に苦労していましたので、
詩吟の経歴から声の出せない人やうまく発音できない人も自分なりの声で相手の方の心(琴線)に触れる様に、
他方中途障碍者の健康維持や社会参加に役立てば、と思いその一助の為に
「横浜詩歌福祉吟詠同好会」を横浜市社会福祉協議会を通じて立ち上げた訳です。
「福祉吟詠」は私の造語ですが、「自分のできる範囲で、原作をできるだけ理解して、
作者の気持ちにできるだけ溶け込み、自分が感じたままの朗詠(朗読・吟詠)を通して、
聴く人にその感動を与えることで、周りを豊かに・幸せにしようとするものです。
だから福祉吟詠では上手下手を問いません。
詩文、朗読そして吟詠に感情を込めた深みを大事にしたいと思います。」と紹介しています。
次回またお会いしましょう。