
令和5年4月15日に神奈川県横浜市青葉区の青葉緑公会堂で、
公益社団法人日本吟道学院公認修神会春季吟道大会が開催されました。
今回は修神会副会長 市ヶ尾教場 大村龍喜さん「江南の春 杜牧」
を紹介します。詩文は以下の通りです。
江南の春 杜牧
千里鶯啼いて 緑紅に映ず
水村山郭 酒旗の風
南朝四百八十寺
多少の楼台 煙雨の中
大村龍喜さんの吟詠を聴きながら詩の心を感じます。
千里一面に広がる広大な土地のあちらこちらで鶯が鳴いています。
木々の緑と花の紅が映えています。
川の畔の村や山ぞいの村では酒屋の吹き流しの旗が春風にはためいています。
仏教が栄えた南朝(今の南京地方)の時代、
この辺りには多くの寺が建てられました。
今なおその建物の多くが名残をとどめ、そぼ降る春の霧雨の中に見えます。
この詩は日本人が好きな漢詩ベスト3の一つと聞いたことがあります。
大村龍喜さんの吟詠を、じっくりとお聴き下さい。
大村龍喜「江南の春」(令和5年修神会春季吟道大会)
最後まで、お聴き頂きありがとうございました。
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