平成31年4月13日に神奈川県横浜市青葉区の青葉公会堂で
公益社団法人日本吟道学院公認修神会(会長高橋龍正)春季吟道大会が開催されました。
今回紹介します吟詠は、日酸TANAKA教場 KHさん「富士山」です。
詩文
富士山 石川丈山
仙客 来たり遊ぶ 雲外の頂き
神龍 棲み老ゆ 洞中の淵
雪は 翫素の如く 煙は柄の如し
白扇 倒しまに懸かる 東海の天
詩の心(日本吟道学院教典より転記)
古来、富士山を詠んだ詩や歌の多い中で、山部赤人の
「田子の浦ゆ うち出でて見れば 真白にぞ 富士の高嶺に 雪は降りける」
の歌と並んで、最も有名な詩です。
富士の白雪を扇の地に、立ちのぼる煙を扇の柄に見立てた着想が独特の詩境です。
詩吟の定番です。皆さんも一度、口ずさんでみてください。ご感想は?
ではまたお会いしましょう。
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