昨日の衆議院解散は、いかにも3連休を狙った解散のようだった。
前衆議院議員たちは、早速地元の帰って支持者固めに奮闘しただろう。
候補者調整をしようとする雑多な野党諸党は、この3連休を活用できない。
目一杯活用できるのは、解散・総選挙を仕掛けた自民党と公明党、そして
野党では、既に候補者を殆ど選定し終わっていた日本共産党であろう!
この3連休を活用できなかった場合、残る土日は2回しかない!
11月29日・30日、12月6日・7日だけ・・・
総選挙公示(12/2)後の土日は(12/6・7)1回しかない超短期決戦である。
「戦い命懸け」「独り善がり」=与野党幹部が舌戦【14衆院選】
(時事通信) - 2014年11月22日(土)21:19
与野党幹部は22日、衆院選(12月2日公示―同14日投開票)に向けて舌戦を繰り広げた。
安倍晋三首相(自民党総裁)はインタビューで「戦いは常に命懸けでいかなければならない。ちょっとでも油断した方が必ず負ける」と述べ、全公認候補の当選を目指す姿勢を改めて示した。
自民党の谷垣禎一幹事長は京都市での党の会合で「アベノミクスは成功するか、胸突き八丁に来ている。何としても、この急な坂を登り切りたい」と力説。山口俊一沖縄北方担当相は徳島県庁で記者会見し、「アベノミクスは若干の修正(が必要)という時期に来ている。ここで国民の信を問うのはあり得べし」と語った。
一方、民主党の海江田万里代表は福岡市の党の会合で、首相が「この道しかない」とアベノミクスを訴えていることについて「この道しかない、と思うところに大きな間違いがある」と指摘した。枝野幸男幹事長はさいたま市内で記者団に、今回の解散を「独り善がり解散だ」と批判した。
NHK番組で、維新の党の松野頼久国会議員団会長は「今回の解散は全く意味不明だ」と主張。次世代の山田宏幹事長は消費税再増税の先送りについて「法改正すれば済む話だ」と解散を批判し、社民党の又市征治幹事長も同調した。
共産党の志位和夫委員長は千葉県のJR津田沼駅前で「共産党の躍進こそ、安倍政権の暴走をストップさせ、政治を変える最も確かな力になる」と訴えた。
志位和夫委員長の緊急街頭演説
2014衆院選ふくおか:解散 県内各党、争点や戦略は /福岡
毎日新聞 - 2014年11月22日 地方版
21日に衆議院が解散し、総選挙が事実上スタートした。立候補を目指す各陣営は一斉に選挙準備をスタートさせ、県内も緊張感が高まった。選挙戦は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非や消費増税先送りを巡って与野党の舌戦が予想される。県内に拠点を置く主な政党に争点や戦略を聞いた。【下原知広、中山裕司、井本義親】
◇アベノミクスの継続が問われる−−自民党県連の田中秀子幹事長
アベノミクスを継続すべきかどうかが問われる選挙だ。今の流れを地方にも浸透させていきたい。消費増税先送りは重大な問題であり、国民の審判を受けないといけない。小選挙区と比例九州での全員当選を目指す。
◇非自民の受け皿、無党派層に訴え−−民主党県連の吉村敏男代表代行
首相の解散権の乱用であり、大義のない解散だ。争点はアベノミクスの評価。株高の恩恵を受けた国民は一部で、円安による消費不況が深刻だ。非自民の受け皿となるような政策を訴え、無党派票も獲得していく。
◇消費増税よりもやるべきことが−−維新の党県総支部の富永周行幹事長
消費増税前に議員定数と歳費の削減などやるべきことがたくさんある。国民の意見が反映されない与党の独り勝ちを防ぐために、民主党と選挙協力する4区を最重点区として議席獲得を目指す。比例票も積み増したい。
◇比例九州に絞り、4議席獲得狙う−−公明党県本部の浜崎達也幹事長
比例九州一本に絞った超短期決戦を展開し、4議席獲得を目指す。特に有権者数の多い福岡で得票を伸ばしたい。今は消費増税は先送りし、地方を中心に景気対策に力を入れて、増税できる環境を整えるべきだ。
◇比例2議席以上、選挙区も獲得を−−共産党県委員会の岡野隆委員長
今の不況は自民、公明、民主が決めた消費増税が影響した。安倍政権にとって「追い詰められた解散」だ。消費増税中止や原発再稼働反対などを訴えていく。比例九州で2議席以上、小選挙区での議席獲得を目指す。
◇集団的自衛権や原発再稼働問う−−社民党県連の村山弘行幹事長
集団的自衛権行使容認の閣議決定や原発再稼働が争点になる。多くの人が景気回復を感じていないアベノミクスの失敗も訴える。前回は比例九州で1議席を獲得した。福岡で票を上積みさせ、議席増につなげる。
〔福岡都市圏版〕
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