今日は、日本共産党北海道委員会が調査結果を公表して告発した
北海道電力の泊原発3号機をめぐる「やらせメール」問題の続き。
泊原発3号機は、猛毒のプルトニウムを混合したMOX燃料を燃やす
プルサーマル運転を行っている原発である。
今日の朝日新聞が発表したのは、政府・経産省が主催したシンポでも
「やらせ」 が組織されていたというものである。
【2008年8月に国が泊村で開催した3号機へのプルサーマル計画
導入の是非を問うシンポジウムでも、同社の現地事務所渉外課から社員
らに参加を促すメールが送られていた、と発表した。
メールの件名は「プルサーマルシンポジウムへの参加協力について」で、
泊事務所の21部署と事務所内で働く1人に発信されていた。】(朝日 8/31)
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やらせメール、経産省主催シンポでも 北海道電
(朝日新聞) - 2011年8月31日(水)22:49
泊原発プルサーマル計画、一時凍結 やらせメールで北電
(朝日新聞) - 2011年8月29日(月)20時34分
北電、社員200人本格聞き取りへ やらせメール問題
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)11時35分
北海道電「やらせメール」 泊原発シンポで
(朝日新聞) - 2011年8月26日(金)21時26分
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やらせメール、経産省主催シンポでも 北海道電
(朝日新聞) - 2011年8月31日(水)22:49
北海道電力の泊原発(北海道泊村)3号機をめぐる「やらせメール」問題で、同社は31日、2008年8月に国が泊村で開催した3号機へのプルサーマル計画導入の是非を問うシンポジウムでも、同社の現地事務所渉外課から社員らに参加を促すメールが送られていた、と発表した。
このシンポは九州電力の「やらせメール」問題を受けた経済産業省の全国調査の対象で、北海道電力は7月29日に経産省に出した回答では「社員に何らかの要請を行った事実は確認されなかった」としていた。
同社によると、この時の調査では要請メールを発信する立場にある社員だけを対象とした。だが、道主催の同様のシンポで「やらせメール」問題が発覚したため、泊事務所内の社内メールを受信するパソコンを調べたところ、参加を促すメールが見つかったという。
メールの件名は「プルサーマルシンポジウムへの参加協力について」で、泊事務所の21部署と事務所内で働く1人に発信されていた。日時と開催場所に加え、「参加希望者は渉外課まで連絡をお願いします。後日、参加証をお届けします」と書かれていた。
本社で記者会見を開いて発表した高橋賢友常務は「(国へは)虚偽の報告というか、調査足らずで確認ができなかった。深くおわびする」と謝罪した。(綱島洋一)
泊原発プルサーマル計画、一時凍結 やらせメールで北電
(朝日新聞) - 2011年8月29日(月)20時34分
北海道電力泊原発(北海道泊村)3号機をめぐる「やらせメール」問題を受け、北電は29日、3号機で導入を目指しているプルサーマル計画を一時凍結する方針を明らかにした。近く有識者らによる「やらせ」問題の調査委員会を設置。9月末までに組織的関与の有無などを調べる方針で、少なくとも結果が出るまでプルサーマル用燃料を加工しないという。
北電は、通常の原子炉でウランとプルトニウムの混合酸化物燃料を燃やすプルサーマル計画を2012年春に導入する方針で、近くフランスの工場で燃料の加工を始める予定だった。
ただ、2008年10月に開催された計画導入の是非を問う北海道など主催のシンポジウムをめぐり、北電の現地事務所が社員に出席と賛成意見を述べるよう促すメールを送っていたことが判明した。
北電、社員200人本格聞き取りへ やらせメール問題
(朝日新聞) - 2011年8月27日(土)11時35分
北海道電力泊原発3号機をめぐる「やらせメール」問題で、北電は現地の社員ら約200人について本格的な聞き取り調査を行う。メールが送受信された経緯や公開シンポジウムへの出席状況、プルサーマル導入に賛成したかどうかなどを調べるためだ。当時は行政主催のシンポや説明会が相次いで開かれており、これらについても「やらせ」の有無を確認する方針だ。
問題のメールは2008年10月3日、北電泊原子力事務所渉外課が現地にある21の部署にあてて送信した体裁になっている。3号機へのプルサーマル導入をめぐり、9日後にある公開シンポに参加し、推進意見を出すよう要請している。
シンポは地元の岩内町と札幌市で行われて469人が参加した。うち237人がアンケートに答え、プルサーマルについて理解が深まったとする回答が7割に上った。
北海道電「やらせメール」 泊原発シンポで
(朝日新聞) - 2011年8月26日(金)21時26分
北海道電力泊原発(北海道泊村)3号機へのプルサーマル導入をめぐり開かれた公開シンポジウムで、賛成意見を言うように北電の現地事務所が社員に促したメールを入手したと、共産党道委員会が26日、記者会見で発表した。北電は同日夜に記者会見し、「調査した結果、メールを送った事実が判明した」と認めた。
このシンポは北電のプルサーマル導入の申し入れを受け、住民の意見を聞くため、道と地元4町村の主催で2008年10月12日に地元の岩内町で開かれた。その後、高橋はるみ知事はプルサーマル導入の受け入れを表明している。
共産党によると、メールは同年10月3日付で、北電泊事務所渉外課が泊原発の21部署に送信した体裁になっている。「『プルサーマル計画に関する公開シンポジウム』への参加協力について」と題したファイルが添付され、「プルサーマル計画を確実に進めるためにも、数多くの方にご参加いただき推進意見を提出していただければと思っております」などと書かれていた。
汚染水浴びて1人被曝…処理装置の水抜き作業中
(読売新聞) - 2011年8月31日(水)21:14
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