(写真)「慰安婦」決議案を採択した下院外交委員会。
手前は傍聴者=26日、ワシントン
従軍慰安婦問題に対するアメリカ国会・下院外交委員会での「決議」に対し、ブログでの反応もさまざまである。
この決議は、河野官房長官(当時)による謝罪が間違いだったと居直る靖国派(当然安倍首相はその頭目である)を中心とする反動的潮流が自民党だけではなく民主党議員の相当部分の支援も得て跋扈している状況を憂いて、敢えて採択されたと言える。
この採択の原動力になったのが、靖国派によるワシントンポストでの意見広告であったことは言うまでも無い。
これについては、先だって記事を書いた。
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さて、ブロガーの意見であるが、一つの反応は、当ブログと同様に『政府はこの問題に向き合って真摯な謝罪と反省をするべきである』という考え方である。
もう一つは、従軍慰安婦問題を認めながらも、米国に言われたくない(あんたには言われたくない)という流れである。
この反応の下地として、アメリカによる不当なイラク攻撃や、ベトナム戦争、日本への無差別爆撃と原爆投下、黒人奴隷制やインディアンの抹殺等など、負の歴史がある。そういう歴史を自ら省みることない国(あんた)には言われたくないというものである。 気持ちは解らなくはない。
これらとは全く別に、靖国派の意見そのままに、従軍慰安婦問題を否定して掛かる見解も一つの流れである。 これはお話にならない。
これら後者二つの見解に応えるのが、「慰安婦」決議採択に至る下院外交委員会での討論である。
2007年6月30日付けの「赤旗」に、この討論の一部が掲載されていたので以下に紹介する。
そこでは、議員達は
【米国はおぞましい奴隷制度に長年関与した。われわれはそれを認め、制度を廃止した。ドイツは大虐殺を認め、女性の性奴隷も認めている。】
と過去の過ちを認めて発言している。
相当分量がありますが、お読みください。
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2007年6月30日(土)「しんぶん赤旗」
米「慰安婦」決議 なぜ採択すべきか 下院委討論から
日本が歴史暗部と向き合うこと重要
二国間問題でない基本的人権問題だ
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米下院外交委員会は26日、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題で日本政府に謝罪を求める決議を39対2の圧倒的多数で採択しました。討論では米国の議会がなぜ、こうした決議をすべきなのかをめぐって真剣な討論が行われました。その要旨を紹介します。(ワシントン=鎌塚由美 写真も)
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ロイス議員(カリフォルニア、共和)
日本政府は、戦時被害の個人の申し立ては諸国との関係正常化条約で終了したとの立場をとっている。
安倍首相の四月の発言を謝罪と考える人もいるが、外務省は謝罪を行わないと公言した。
これが犠牲者をいらだたせている。
日本政府が歴史の暗部と向き合うことが重要である。
この決議案は、過去に関する決議案でもあり、今日に関する決議案でもある。
過去の行為を塗りつぶしたり、説明責任を拒否することは、それを弱める。歴史は今日と明日に影響する連続体である。過去を正しく扱わないと未来を正しくすることは、より困難になる。
ファレオマバエガ議員(米領サモア、民主)
日本の首相は誰一人として、日本政府を代表して明確な謝罪を一度もおこなっていない。
スミス議員(ニュージャージー、共和党)
よき友人と同盟国に人権侵害や歴史の隠ぺいをさせてはならない。安倍首相は(性奴隷の)強制性を否定した。これは河野談話の正当性と誠実さに対する挑戦だ。近年、日本は、学校教科書の修正を通して、「慰安婦」に関する歴史的正確さへの挑戦もおこなっている。事実の隠ぺい、暗黒化、否定は機能しない。
ユダヤ人と変わらない
アッカーマン議員(ニューヨーク、民主)
ホロコーストの議論は犠牲者が声を上げて光が当たった。それまでは話すことができなかったのだ。なかったことにしてはならない、世界にそれを知らせなくてはならないと自らの沈黙の壁を破ったのだ。
「従軍慰安婦」たちは、強制収容所へ行進したユダヤ人たちと変わらない。女性たちは今、勇気をもって言葉を見つけ、日本軍の行為を認識させようとしているのだ。
日本は自らの平静のため、歴史を前進させなくてはならない。そうすることによって汚点を取り除くことができる。
バートン議員(インディアナ、共和)
米国はおぞましい奴隷制度に長年関与した。われわれはそれを認め、制度を廃止した。
ドイツは大虐殺を認め、女性の性奴隷も認めている。
日本の政権担当者に前例を示し、彼らに同様のことをすることを促したい。
ワトソン議員(カリフォルニア、民主)
日系人を強制収容所に住まわせたのも米国政府の指示であった。これについては四十年後、政府が認め補償を行った。
人権侵害について、きれいな手を持つ国家はひとつもない。選択的に真実を語ってはならない。どの国の話であれ真実を追求しなければならない。
日本は重要な同盟国であり、誠実に過去と向かうことで多国間の関係が強化される。
良き友人の間違い糾弾
マンズーロ議員(イリノイ、共和)
「慰安婦」への残虐行為は間違いないが、二国間の紛争の問題で決議をあげなくてはならないのか。日本の謝罪を韓国に受け入れられるかの、裁判官にならないといけないのか。国同士の議論に米議会が介入する資格があるとは思わない。
ラントス委員長
二国間紛争を取り扱っているのではない。基本的人権を扱っているのだ。人権問題について声を上げることは米国議会下院の使命だ。
シャーマン議員(民主、カリフォルニア)
被害者の傷を癒やすためだけでなく過去の真実が日本の健全な未来のための基礎になる。日本のために決議案を採択しよう。良き友の間違いを糾弾するのだから。われわれも自らの行いを認めなくてはならない。
タンクレド議員(コロラド、共和)
性奴隷を容認するのではないが、この種の議論は生産的だろうか。過去の日本政府はあとどれだけ謝らないといけないのか。
ペイン議員(ニュージャージー、民主)
この決議案は適切である。
重荷おろし自由になれ
ファレオマバエガ議員
安倍首相は、保守派からの圧力で、河野談話を否定した。ところが反発を受けて撤回した。筋が通っていない。
ポール議員(テキサス、共和)
不本意ながら決議案に反対する。性奴隷制度を擁護できないが、三世代もあとの人々が、謝罪を求められなくてはならないのか。われわれに裁判権があるのか。当委員会では、グアンタナモの(収容所問題)を検討すべきだ。戦争では市民への爆弾投下をどの国でもやっている。事実、戦争終結のため市民に爆弾が落とされた。おぞましいことである。これへの謝罪も議論されるべきだ。
ウルジー議員(カリフォルニア、民主)
まったく逆のことを主張したい。勇気をもって証言した女性たちのためにも。女性たちをどう処遇するかの前例をつくるためにも重要である。世界中の人身売買が問題にされている今日、二度と起こさせないと印象づけることができる。
ポー議員(テキサス、共和)
良き友の誤りを指摘するのは骨の折れることだが、日本は満足のいく謝罪を行ったことはない。
政府当局が後悔を表明すると、他の当局者が否定する。
教科書で歪曲(わいきょく)もおこなっている。
戦時に日本軍が市民に集団自決を求めたことを削除しようとして沖縄の人々が抗議をしている。
ジャクソンリー議員(テキサス、民主)
米国でも奴隷制度で多くの議論があり謝罪は意味を持つという結論に達した。
スコット議員(ジョージア、民主)
われわれは奴隷制を謝罪した。州知事たちは罪の重荷が下ろされたと感じた。日本は重荷を下ろして自由になるべきだ。
クロウリー議員(ニューヨーク、民主)
われわれは歴史を学び、前に進むことを望んでいる。
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ラントス委員長の発言
国家の力が試される
国家の力が試されるのは、歴史における暗黒の時代に向き合わざるを得ない時だ。過去の真実を認める勇気を持つのか、それとも時とともに風化するという愚かな希望でもって真実から逃れようとするのか。戦後のドイツは正しい選択をした。他方で、日本は歴史健忘症になることを積極的に進めてきた。
歴史をゆがめ、犠牲者に罪をなすりつけようとする日本の一部の人の試みも憂慮すべきことだ。
最近、日本政府のメンバーらが生存者を中傷する広告をワシントン・ポスト紙に載せた。
広告は「当時、世界中で当たり前だった公娼制度」に従事していたと述べている。
事実に真っ向から反する、ばかげた主張だ。
われわれの決議は、日本政府に、日本帝国が「慰安婦」に対して犯したおそるべき行為を公式に認め、謝罪することを求めている。重要なことは、決議が犠牲者たちの声を代弁していることだ。恥や偏見、暴力の脅迫で沈黙させられようとしてきた勇気ある女性たちの思いを表現している。彼女たちのために立ち上がることは適切だ。
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ペロシ下院議長の声明
遅すぎることはない
日本は、米国にとって死活的に重要な同盟国であり、国際社会の責任ある一員として、リーダーシップを発揮している。しかしこの問題では、日本政府にさらなる努力が求められる。第二次大戦から半世紀以上が経過したが、過去の誤りを認め、歴史が繰り返されないよう、将来の世代を教育するのに遅すぎるということはない。下院がこの決議を可決し、「慰安婦」が耐えた恐怖を忘れないという強いメッセージを送ることを期待している。彼女たちはあまりに長く待たされてきたが、その勇気を認めるのに遅すぎることはない。
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手前は傍聴者=26日、ワシントン
従軍慰安婦問題に対するアメリカ国会・下院外交委員会での「決議」に対し、ブログでの反応もさまざまである。
この決議は、河野官房長官(当時)による謝罪が間違いだったと居直る靖国派(当然安倍首相はその頭目である)を中心とする反動的潮流が自民党だけではなく民主党議員の相当部分の支援も得て跋扈している状況を憂いて、敢えて採択されたと言える。
この採択の原動力になったのが、靖国派によるワシントンポストでの意見広告であったことは言うまでも無い。
これについては、先だって記事を書いた。
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さて、ブロガーの意見であるが、一つの反応は、当ブログと同様に『政府はこの問題に向き合って真摯な謝罪と反省をするべきである』という考え方である。
もう一つは、従軍慰安婦問題を認めながらも、米国に言われたくない(あんたには言われたくない)という流れである。
この反応の下地として、アメリカによる不当なイラク攻撃や、ベトナム戦争、日本への無差別爆撃と原爆投下、黒人奴隷制やインディアンの抹殺等など、負の歴史がある。そういう歴史を自ら省みることない国(あんた)には言われたくないというものである。 気持ちは解らなくはない。
これらとは全く別に、靖国派の意見そのままに、従軍慰安婦問題を否定して掛かる見解も一つの流れである。 これはお話にならない。
これら後者二つの見解に応えるのが、「慰安婦」決議採択に至る下院外交委員会での討論である。
2007年6月30日付けの「赤旗」に、この討論の一部が掲載されていたので以下に紹介する。
そこでは、議員達は
【米国はおぞましい奴隷制度に長年関与した。われわれはそれを認め、制度を廃止した。ドイツは大虐殺を認め、女性の性奴隷も認めている。】
と過去の過ちを認めて発言している。
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2007年6月30日(土)「しんぶん赤旗」
米「慰安婦」決議 なぜ採択すべきか 下院委討論から
日本が歴史暗部と向き合うこと重要
二国間問題でない基本的人権問題だ
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米下院外交委員会は26日、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題で日本政府に謝罪を求める決議を39対2の圧倒的多数で採択しました。討論では米国の議会がなぜ、こうした決議をすべきなのかをめぐって真剣な討論が行われました。その要旨を紹介します。(ワシントン=鎌塚由美 写真も)
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ロイス議員(カリフォルニア、共和)
日本政府は、戦時被害の個人の申し立ては諸国との関係正常化条約で終了したとの立場をとっている。
安倍首相の四月の発言を謝罪と考える人もいるが、外務省は謝罪を行わないと公言した。
これが犠牲者をいらだたせている。
日本政府が歴史の暗部と向き合うことが重要である。
この決議案は、過去に関する決議案でもあり、今日に関する決議案でもある。
過去の行為を塗りつぶしたり、説明責任を拒否することは、それを弱める。歴史は今日と明日に影響する連続体である。過去を正しく扱わないと未来を正しくすることは、より困難になる。
ファレオマバエガ議員(米領サモア、民主)
日本の首相は誰一人として、日本政府を代表して明確な謝罪を一度もおこなっていない。
スミス議員(ニュージャージー、共和党)
よき友人と同盟国に人権侵害や歴史の隠ぺいをさせてはならない。安倍首相は(性奴隷の)強制性を否定した。これは河野談話の正当性と誠実さに対する挑戦だ。近年、日本は、学校教科書の修正を通して、「慰安婦」に関する歴史的正確さへの挑戦もおこなっている。事実の隠ぺい、暗黒化、否定は機能しない。
ユダヤ人と変わらない
アッカーマン議員(ニューヨーク、民主)
ホロコーストの議論は犠牲者が声を上げて光が当たった。それまでは話すことができなかったのだ。なかったことにしてはならない、世界にそれを知らせなくてはならないと自らの沈黙の壁を破ったのだ。
「従軍慰安婦」たちは、強制収容所へ行進したユダヤ人たちと変わらない。女性たちは今、勇気をもって言葉を見つけ、日本軍の行為を認識させようとしているのだ。
日本は自らの平静のため、歴史を前進させなくてはならない。そうすることによって汚点を取り除くことができる。
バートン議員(インディアナ、共和)
米国はおぞましい奴隷制度に長年関与した。われわれはそれを認め、制度を廃止した。
ドイツは大虐殺を認め、女性の性奴隷も認めている。
日本の政権担当者に前例を示し、彼らに同様のことをすることを促したい。
ワトソン議員(カリフォルニア、民主)
日系人を強制収容所に住まわせたのも米国政府の指示であった。これについては四十年後、政府が認め補償を行った。
人権侵害について、きれいな手を持つ国家はひとつもない。選択的に真実を語ってはならない。どの国の話であれ真実を追求しなければならない。
日本は重要な同盟国であり、誠実に過去と向かうことで多国間の関係が強化される。
良き友人の間違い糾弾
マンズーロ議員(イリノイ、共和)
「慰安婦」への残虐行為は間違いないが、二国間の紛争の問題で決議をあげなくてはならないのか。日本の謝罪を韓国に受け入れられるかの、裁判官にならないといけないのか。国同士の議論に米議会が介入する資格があるとは思わない。
ラントス委員長
二国間紛争を取り扱っているのではない。基本的人権を扱っているのだ。人権問題について声を上げることは米国議会下院の使命だ。
シャーマン議員(民主、カリフォルニア)
被害者の傷を癒やすためだけでなく過去の真実が日本の健全な未来のための基礎になる。日本のために決議案を採択しよう。良き友の間違いを糾弾するのだから。われわれも自らの行いを認めなくてはならない。
タンクレド議員(コロラド、共和)
性奴隷を容認するのではないが、この種の議論は生産的だろうか。過去の日本政府はあとどれだけ謝らないといけないのか。
ペイン議員(ニュージャージー、民主)
この決議案は適切である。
重荷おろし自由になれ
ファレオマバエガ議員
安倍首相は、保守派からの圧力で、河野談話を否定した。ところが反発を受けて撤回した。筋が通っていない。
ポール議員(テキサス、共和)
不本意ながら決議案に反対する。性奴隷制度を擁護できないが、三世代もあとの人々が、謝罪を求められなくてはならないのか。われわれに裁判権があるのか。当委員会では、グアンタナモの(収容所問題)を検討すべきだ。戦争では市民への爆弾投下をどの国でもやっている。事実、戦争終結のため市民に爆弾が落とされた。おぞましいことである。これへの謝罪も議論されるべきだ。
ウルジー議員(カリフォルニア、民主)
まったく逆のことを主張したい。勇気をもって証言した女性たちのためにも。女性たちをどう処遇するかの前例をつくるためにも重要である。世界中の人身売買が問題にされている今日、二度と起こさせないと印象づけることができる。
ポー議員(テキサス、共和)
良き友の誤りを指摘するのは骨の折れることだが、日本は満足のいく謝罪を行ったことはない。
政府当局が後悔を表明すると、他の当局者が否定する。
教科書で歪曲(わいきょく)もおこなっている。
戦時に日本軍が市民に集団自決を求めたことを削除しようとして沖縄の人々が抗議をしている。
ジャクソンリー議員(テキサス、民主)
米国でも奴隷制度で多くの議論があり謝罪は意味を持つという結論に達した。
スコット議員(ジョージア、民主)
われわれは奴隷制を謝罪した。州知事たちは罪の重荷が下ろされたと感じた。日本は重荷を下ろして自由になるべきだ。
クロウリー議員(ニューヨーク、民主)
われわれは歴史を学び、前に進むことを望んでいる。
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ラントス委員長の発言
国家の力が試される
国家の力が試されるのは、歴史における暗黒の時代に向き合わざるを得ない時だ。過去の真実を認める勇気を持つのか、それとも時とともに風化するという愚かな希望でもって真実から逃れようとするのか。戦後のドイツは正しい選択をした。他方で、日本は歴史健忘症になることを積極的に進めてきた。
歴史をゆがめ、犠牲者に罪をなすりつけようとする日本の一部の人の試みも憂慮すべきことだ。
最近、日本政府のメンバーらが生存者を中傷する広告をワシントン・ポスト紙に載せた。
広告は「当時、世界中で当たり前だった公娼制度」に従事していたと述べている。
事実に真っ向から反する、ばかげた主張だ。
われわれの決議は、日本政府に、日本帝国が「慰安婦」に対して犯したおそるべき行為を公式に認め、謝罪することを求めている。重要なことは、決議が犠牲者たちの声を代弁していることだ。恥や偏見、暴力の脅迫で沈黙させられようとしてきた勇気ある女性たちの思いを表現している。彼女たちのために立ち上がることは適切だ。
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ペロシ下院議長の声明
遅すぎることはない
日本は、米国にとって死活的に重要な同盟国であり、国際社会の責任ある一員として、リーダーシップを発揮している。しかしこの問題では、日本政府にさらなる努力が求められる。第二次大戦から半世紀以上が経過したが、過去の誤りを認め、歴史が繰り返されないよう、将来の世代を教育するのに遅すぎるということはない。下院がこの決議を可決し、「慰安婦」が耐えた恐怖を忘れないという強いメッセージを送ることを期待している。彼女たちはあまりに長く待たされてきたが、その勇気を認めるのに遅すぎることはない。
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