JUNSKY blog 2015

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-8

2007-01-31 23:04:27 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

口調はますます激しく速くなります。
引続き、音楽用語で言えば
 piu cresc.
  fff
     agitato

すなわち
 さらに強く
  強く強く強く
   熱狂して

となり、演説を終わります。

***************************
Let us fight to free the world !
  To do away with national barriers !
  To do away with greed with hate and intolerance !

Let us fight for a world of reason !
  A world where science and progress
   will lead to all men’s happiness.

Soldiers, in the name of democracy,

  Let us all unite !
***************************
(このフレーズでは、最後に「民主主義の名のもとに団結しよう!」
ともう一度訴えて演説を終わります。
 これに続いてハンナへの呼びかけが行なわれます。次回掲載)

世界を解放する為に闘おう!
 民族の垣根を取り除いて!
 憎しみと偏狭からくる貪欲さを取り除いて!

理念のある世界のために闘おう!
 科学や発展が
  人びとの幸福に繋がる世界を。

兵士諸君、民主主義の名のもとに
  団結せよ!


(兵士たちの大きな喚声と拍手)

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-8
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-7

2007-01-29 20:03:07 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

口調はいよいよ激しくなります。
引続き、音楽用語で言えば
 piu cresc.
  piu accell.
     appasionate

すなわち
 さらに強く
  さらに加速して
   情熱的に

となります。

***************************
Let us fight for a new world, a decent world.
  That will give men a chance to work !
  That will give you the future
   and old age a security.

By the promise of these things,
  brutes have risen to power, but they lie !
They don’t fulfill that promise !
  They never will !
Dictators free themselves !
  But they enslave the people !

Now let us fight to fulfill that promise !

***************************
(このフレーズでは、独裁者が口先だけ約束したことを実行させよう。
と呼びかけます。
 その約束とは、「若者に仕事を与える」ことであり、「高齢者に福祉を拡充する」ということで、現在の私たちの今の現実とぴったりしています。
 福祉のためと称して消費税を導入し、人民から金銭を巻き上げたのに、福祉は後退するばかり、大企業・大金持ちばかりが減税の恩恵に預かっている。
まさに権力者は人民をだましたのです。)


新しい世界、品性のある世界のために闘おう。
 人々に働く機会を保障し!
 あなた方に未来を与え、
  そして高齢者に対する生活保障を与える(世界のために)

これらの公約は独裁者も強調する。
  しかし、彼らは嘘つきである!
彼らは、その約束を守らない!
  彼らは全く守る意志がない!
独裁者は自らを解放し!
  人民をひざまずかせる!

今こそ、その公約を実現するために闘おう!


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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-7
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ぐうたらな一日 & それでもボクはやってない

2007-01-29 01:08:33 | 映画レビュー
28日(日)は、前夜宝塚歌劇のDVD「ファントム」(花組公演)を見ていたら朝5時になったので、11時起きという不健康な始まり。

午後3時から週一回の水泳に出かけました。
途中で買い物などをしたので4時前到着。
ストレッチを15分
水中ウォークを15分
水中ウォーク開始時は一人だったのにすぐ5・6人に増え、
4時半ごろがターニングポイントであることがわかりました。
4時35分から1000m平泳ぎを開始。
5時15分に終了。ゆっくりペース。

その後、スーパー銭湯に行くと駐車場が一杯。
場内も、かつて見たことの無い混雑振りでした。

サウナから上がってシャンプーをしていると
70代過ぎの老人が呻いて倒れた様子。
振り返ると3人くらいの方が介助され、職員も駆けつけ救急車も手配した模様。
野次馬にはなってはいけないので、駆け寄りはしませんでしたが、やや間をおいて名前などを聞くと反応があったので大事には至らない模様。
長く感じましたが、10分程度で救急隊員が駆けつけ搬送して行きました。

帰ってからナイトショーで「それでもボクはやってない」を見ました。
2時間25分に及ぶ大作ですが、後半は法定場面の連続。
それでも、眠気をもよおさず最後まで見られたのは、緊迫感ある運びのため。
冤罪は、警察の取調べだけではなく、検察の取調べだけではなく、裁判でも造られる。
警察や、検察は被疑者の主張には耳も傾けない。
起訴されれば、99.9%有罪。
否認事件でも97%有罪。
という事実などが示されます。

この件は、別に書くことにします。
ここをクリック

英国核兵器の廃棄を求める誓願 電子署名

2007-01-27 00:17:53 | 国際関係
突然ですが、表題の電子署名を御願いするメールが参りましたので、御紹介します。

英国核兵器の廃棄を求める誓願 電子署名
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いきさつ
英国では、現在の核兵器システム「トライデント」が老朽化によりこの十数年以内に新しいシステムに更新するか、核兵器システムをこの際廃棄するか?という話が、議論になっています。

世論調査では、国民の大半は、この機会に核兵器を廃棄することを求めていますが、ブレア首相は自らの任期は残り少ないにも関わらず、多額の国家予算を投じて新しい核兵器システムを構築する意向です。

現在、トライデント基地のある英国Faslane(ファスレーン)では、昨年10月より、1年365日に亘って非暴力の封鎖を行なおうと世界にボランティアを呼びかけています。

その一環として、日本国内で行なうのが、このブレア首相あての電子署名です。
非核運動、反核運動に携わられている多くの皆さんはもとより、この趣旨に賛同するかたの幅広い御支援を御願いします。

この署名はイギリス首相府に届けます。集約は2007年2月末(仮)までです。
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請願文
Mr Tony Blair
Prime Minister of the United Kingdom

Your Excellency Mr Tony Blair,

Nuclear weapons in your country, as well as those in other nuclear powers, constitute a serious threat to all humans and other living things in the world. We strongly feel the menace all the more because our country actually experienced atomic bombs in Hiroshima and Nagasaki. We the undersigned make an earnest and strong request that you should immediately abandon your current nuclear weapon system ``Trident'' and not repossess anything similar.

******************************
(in Japanese)
イギリス政府首相 トニー・ブレア氏への要請

親愛なる首相閣下

貴国の核兵器は,他の核保有国のものと同様,地球に住むすべての人々と,生きとし生けるものにとっての脅威です。私たちは,広島と長崎で核兵器を実際に使われた国の人間として,その脅威を強く感じています。現在の核兵器システム「トライデント」を直ちに廃棄し,再び同様のものを保持しないよう,強く要請します。

******************************

電子署名欄は、ここをクリック
※おわび
昨日までは試行版でしたが、本日より正規のレンタルサーバー版に移行しました。
昨日までに御署名いただいた方は、申し訳ありません。
できましたら、改めて御願いします。

これに関連するブログは
ここをクリック

「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-6

2007-01-26 19:06:08 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

 前回に続いて音楽用語で言えば、今度は
 “molto cresc.”
   “molto accell.”


“もっと強く”
    “もっと加速して”
です。
 チャプリンの口調は、ますます熱を帯びてきます。

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Soldiers, don’t fight for slavery !
 Fight for liberty !
  In the 17th chapter of St. Luke, it is written.
“The kingdom of God is within men,
  not one man nor group of men.”
  But in all men, in You !

You, the people have the power !
  The power to create machines,
  the power to create happiness !
You, the people have the power
  to make this life free and beautiful
  to make this life a wonderful adventure !

Then in the name of democracy,
  let us use that power !
    Let us all unite !

***************************


兵士諸君、隷属のためではなく!
 解放のために闘うのだ!
ルカ福音書第17章にこうある
 「神の王国は人々の中にある,
   一人の人間や一握りの集団にではなく,」
   あなたたち全ての人間の中に!

あなたたち人民には力がある!
  その力は機械を造る
  その力は幸せさえ創る!
あなたたち人民には力がある
  この生き方を自由で美しくする
  この生き様をすばらしい冒険にする(力が)!

さあ、民主主義の名のもとに,
 その力を使おう!
  みんな団結しよう!

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 書いているだけで感動で振るえそうです。
 そして、次回書く圧倒的な迫力の部分に至るのです。

「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-6
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木村佳乃 ハイビジョン特集「輝く女」 シリーズ

2007-01-26 18:14:08 | TVレビュー
昨夜、というか今朝(1/26)早朝
たまたまNHK総合TVを付けっ放しにしてウトウトしていたら、
「輝く女」 -木村佳乃
という番組(の再放送)が始まった。

この女優がじつは好きなので、眠くなるまでみることにした。

彼女の生い立ちを追いながら、生まれたロンドンや育ったところやお世話になった人々を次々と尋ね「自分探し」をしようという構成で、彼女の魅力が余しつくされること無く描かれていたように思う。

読書好きでもあり、話しぶりには知性と教養が嫌味にならずに、さりげなく現れていた。

尊敬する女優藤山 直美、尊敬する俳優大杉 漣を訪ね対談している。

愛用のカメラ(デジカメではない)を持って、これら行く先々の人々を撮ってゆく。

30分くらいの番組かと思っていたが、なかなか終わる様子がない。
1時間ほどのところで、タイトルのテロップ「輝く女」というのが出たので、終わりかと思ったが、ちょっと息抜きだった。

後半は生まれたロンドンに生家を訪ね、幼児の頃お世話になった家族を訪ね・・・と続く。
そして後半の中心は、ロンドンのパントマイム一座(と言っても3名)に3日間入門し、最終日にパブで数十人の客を前に公演するまでを詳しく描くところだ。

結局、この番組1:10amに始まって3:00まであった。2時間枠!
おかげで睡眠不足もはなはだしい。

木村佳乃という『帰国子女お嬢様女優』が、本格的な「女優」となる過程を詳しく描いたドキュメントであり、彼女に惚れ直したところである。

番組案内は、ここをクリック

木村佳乃さんの声と映像を見たい方はここをクリック

厚労次官、残業代の引き上げ先行導入を否定

2007-01-25 23:39:47 | 雇用・労働
ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)についての、このところの日経新聞の記事をWeb検索で眺めてみた。

1月25日の記事では、
「残業代割り増し法案、単独で提出へ・政府方針」という見出しで
昨日24日に、政府が
【残業代の割増率引き上げだけを先行して労働基準法改正案に盛る検討に入った。25日召集の通常国会に法案を提出し成立を目指す。】
方針であることを示唆したが、
一方では
「厚労次官、残業代の引き上げ先行導入を否定」という見出しで、
厚生労働省が否定的な見解を示したことを書いている。


このWeb記事を引用しよう。
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1月25日
残業代割り増し法案、単独で提出へ・政府方針
 政府は24日、与党に反発の強い労働時間規制の緩和策である「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」制度を切り離し、残業代の割増率引き上げだけを先行して労働基準法改正案に盛る検討に入った。25日召集の通常国会に法案を提出し成立を目指す。

 24日明らかになった安倍晋三首相の施政方針演説原案によると、首相は一定時間を超える残業に対する企業負担を引き上げる方針に言及する見通し。「ホワイトカラー・エグゼンプション制度と残業代制度はパッケージなので切り離せない」と主張していた厚生労働省も分離提出を受け入れる方向。自民党の中川秀直幹事長は24日夜のテレビ朝日番組で「(党内で)やれるものから分離してもやっていこうという議論が多数のような気がする」と述べた。(07:02)

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厚労次官、残業代の引き上げ先行導入を否定
 厚生労働省の辻哲夫次官は18日の記者会見で、一定条件を満たす労働者の労働時間規制を緩める「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)」について、「残業代の割増率の引き上げとパッケージでとらえるのが筋だ」と指摘。通常国会への提出を目指す労働基準法改正案に、一方だけの制度改正を盛り込む考えがないことを強調した。

 労働時間の規制除外をめぐっては、野党や労働組合が「残業代ゼロ制度」などと批判。安倍晋三首相も16日の会見で、「現段階で国民の理解が得られていない」として、通常国会への法案提出は困難だとの認識を示している。

 こうした中で、与党には残業代の割増率引き上げだけを先行して導入する案が浮上している。

 労働政策審議会(厚労相の諮問機関)は両制度を一体で議論しており、辻次官はこの原則を強調したとみられる。

*********************
(引用終わり)

私たちは、前項に掲げた政府の方針に、うっかり乗せられる訳には行きません。
日本経団連は、ホワイトカラー・エグゼンプションの今国会への提出を執拗に求めている。
油断してはならない。


この他の関連日経記事
*********************
残業代の割増率、時間に応じ3段階に・厚生省方針
労働時間規制除外制は導入見送り、選挙控え政府与党方針
同友会代表幹事、労働時間規制除外制度「理解得る努力を」
労働時間規制除外、企画など5業務対象・厚労省方針
労働時間規制除外法案、首相が通常国会提出を断念
パートへの厚生年金適用、通常国会への法案提出に意欲・厚労相
政府・与党、「雇用ルール」関連法案の扱い苦慮
残業代割り増し法案、単独で提出へ・政府方針
厚労次官、残業代の引き上げ先行導入を否定
日本はもともとホワイトカラー「エグゼンプション」の国だ
*********************
特に一番下に引用した記事は興味引かれる。ご一読を!

「納豆ダイエット」ねつ造  鳥越俊太郎氏のコメント

2007-01-24 00:16:20 | 事件・事故
先日「納豆のダイエット情報はまったくのインチキだったって」という記事を書きましたが、しんぶん「赤旗」1月23日号では、この追跡記事を書き、鳥越俊太郎氏のコメントを載せています。
インターネット版には掲載されていなかったので、丸ごと手入力して紹介します。

******************************
1月23日(火)しんぶん「赤旗」3面

コスト削減、捨てられるモラル

ジャーナリスト・テレビキャスター 鳥越俊太郎さん

 納豆がダイエットにいい、と企画が決まる。
現場はそれに合うデータやインタビューを集める。でも集まらない。
本当はそこでやめなければならないのですが、今の下請け構造の中で、仕事を取りたいので、まずいかなと思っても目をつむってしまう。
現場はノーとは言えない。今回はひど過ぎますが、今のテレビでは起きやすい事件です。
 これは日本の物作りにかかわることだと思います。
現場の労働者や職人には働く物の誇り、モラルがあります。それが物作りを支えてきた。
ところがその現場が劣化してきたのではないか。不二家の消費期限切れ事件も、北海道のガス漏れも、一昨年の耐震強度偽装も同じ構造です。
現場の問題は経営の問題です。経営者に危機管理意識が無い。
小泉構造改革の市場至上主義、競争主義の中で、度の過ぎたコスト削減が強制され、安全が切り捨てられる。そうした流れの中の事件だと思います。
 こうした事件を二度と起こさないためには、なぜこんなことが起こったか徹底的に検証する必要があります。関西テレビのおわび会見、5分間のおわび番組は問題外です。
13年前になりますが、私が関係した番組で、取材に重大な間違いがあり、1時間の検証番組を放送したことがありました。つらくても、どこに間違いがあるのか教訓を市庁舎にも返す必要があります。
ちゃんとした会社か、そうでない会社かはここで分かれます。
(談)
****************************
引用終わり
 

「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-5

2007-01-23 20:03:43 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。
ここまでは、極めて冷静かつ低いトーンで語りかけてきたのですが、
ここから、音楽用語で言えば
 poco a poco cresc.
  poco a poco accell.

すなわち
 少しづつ強く
  少しづつ加速して

となります。

ここまでは、自分はこう思う、世の中はこうあるべきだ
 と、自らの考えを語っていたのですが、
ここからは、一転して
「兵士諸君!」と、呼びかけが始まるのです。

***************************
Soldiers, don’t give yourself to brutes,
 men who despise you, enslave you,
 who regiment your lives,
  tell you what to do, what to think,
  and what to feel,
  who drill you, diet you, treat you like cattle,
   use you as a cannon fodder.

Don’t give yourselves to these unnatural men !
  Machine men, with machine minds and machine hearts !
 You are not machines !
  You are not cattles !
   You are men !

You have the love of humanity in your hearts.
 You don’t hate.
 Only the unloved hate.
  The unlove and unnatural.

***************************
(このフレーズは、兵士たちに、「君達は機械ではない」 「君達は家畜ではない」 「君達は人間だ」と呼びかけ、人間性と愛を取り戻すように訴えます。)


兵士諸君!君たちの心を、渡してはならない。
 君達を侮蔑し 奴隷化している輩に
  君たちの命や生活を軍律で統制し、
   何を行い、どう考え、
    何を感じるかを統制する輩に
 君たちを家畜のように調教し、痩せさせる輩に
  君たちを砲火の餌食にする輩に(心を、渡してはならない)

君たちはこんな異常な者らに心を許してはならない!
 機械の意志と機械の心しか持って居ない機械人間に!
  君たちは機械ではない!
   君たちは家畜ではない!
    君たちは人間なんだ!

君たちは心に人類愛を持っている。
 君たちは憎まない、
  憎み返されたというだけで、
  不愉快で、納得できないというだけで


 (この最後の2行はちょっと意味が解りにくいので、誤訳の可能性があります。
  上記訳に疑義がある方は、コメント欄に修正案を御願い致します。
  現在Mikkyさんの訳を最後の3行に使わせて頂いております。)
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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-5
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1月21日プールで1000m

2007-01-22 23:55:44 | 健康づくり
先週は、ウィーンから戻ってきたのが土曜日で、日曜日はとてもプールに行く元気は出なかったのですが、
今週は、何とか昨日21日に東市民プールに行き、1000mを泳いで参りました。

その前日は、先に書いたように「Un Inconvenient Truth」を見た後、スーパー銭湯「極楽湯」に行って汗を流してきました。

今日は、これだけです。

納豆の記事へのコメント・TBありがとうございました。

「納豆」のダイエット情報はまったくのインチキだったって

2007-01-21 22:47:35 | 事件・事故
「納豆」が店頭から無くなったほどのTV「あるある大事典Ⅱ」のダイエット情報はまったくのインチキだったって、しんぶん「赤旗」1月21日付に出てました。

以下、しんぶん「赤旗」1月21日付 15面 引用
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フジ系番組でねつ造
納豆ダイエットの根拠架空
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 「ダイエット効果あり」と、納豆を大々的に取り上げたフジ系の情報番組が、ねつ造だったことがわかりました。
問題の番組は今月七日に放送された「発掘!あるある大事典II」。
関西テレビが制作しました。
放送後に「納豆が店頭から消える」ほどの現象を巻き起こしていました。

 関西テレビは、二十日に大阪市で千草宗一郎社長が記者会見を行い、「事実とは異なる内容が含まれていることが判明しました。おわびを申し上げます」と謝罪しました。

 関西テレビが明らかにした、事実と異なるのは次の五点。
(1)三枚の比較写真は、被験者とは無関係だった
(2)アメリカの学者の日本語訳のコメントを紹介したが、内容を含めてこのような発言はなかった
(3)八人の被験者の中性脂肪値などの数字を流したが、測定していなかった
(4)血中イソフラボンの測定はしていない。比較結果は架空のもの
(5)血液は採取したが、数字は架空のものだった―です。


 十八日、週刊誌から関西テレビに番組内容が誤りではないかとの質問状が届き、社内調査した結果、十九日深夜に放送内容が事実でなかったことが判明しました。

 制作の関西テレビと日本テレワーク、制作を請け負ったプロダクションの三社で構成する調査委員会でさらに解明する、としています。
****************************
(引用終わり)


そこで、関連記事を覗いていたところ、いつも行く「カナダde日本語」さんのところに、関西テレビの謝罪記事の全文コピペがあったので、それを皆さんに提供します。

以下、「カナダde日本語」さんがコピペしていた報道発表
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2007年1月20日
視聴者の皆様へ
関西テレビ放送

1月7日(日)午後9時~9時54分放送の「発掘!あるある大事典II」第140回「食べてヤセる!!!食材Xの新事実」におきまして、番組内容に事実とは異なる内容が含まれていることが判明いたしましたので、お詫びを申し上げます。視聴者の皆様の信頼を裏切ることとなり誠に申し訳ございませんでした。
事実と異なる内容につきましては以下のとおりでございます。

1.アメリカのダイエット研究の紹介におきまして、56人の男女を集めて、実験をしており、被験者がやせたことを示す3枚の比較写真が使われておりますが、この写真について被験者とは無関係の写真を使用いたしました。

2.テンプル大学アーサー・ショーツ教授の日本語訳コメントで、「日本の方々にとっても身近な食材で、DHEAを増やすことが可能です!」「体内のDHEAを増やす食材がありますよ。イソフラボンを含む食品です。なぜならイソフラボンは、DHEAの原料ですから!」 という発言したことになっておりますが、内容も含めてこのような発言はございませんでした。

3. 番組で実験を行った8名の被験者について、放送では「中性脂肪値が高くてお悩みだった2人は、完全な正常値に!」とコメントし数字をスーパーしておりますが、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値についての測定は行っておりませんでした。

4. あるあるミニ実験として、納豆を朝2パックまとめて食べた場合と、朝晩1パックずつに分けて食べた場合の比較実験ですが、血中イソフラボンの測定は行っておらず、比較結果は架空のものでした。

5. 番組で実験を行った8名の被験者について「体内で作られるDHEAは20代をピークに減少、食べ過ぎや運動不足によってDHEAの量が低下している可能性があるのだとか!20代から50代の男女8人の血中DHEA量を測定。さて結果は?」として22歳OL、25歳会社員、37歳会社員のDHEA量を測定し年齢の基準値と検査結果をテロップ表示で比較をおこなっておりますが血液は採集をしたものの、実際は検査を行っておらず、数字は架空のものでした。また、ここで使用している「DHEA分泌は加齢とともに低下する」ことを示したグラフは許可を得ずに引用いたしました。

また、アメリカのダイエット研究の紹介部分について、あたかもテンプル大学のアーサー・ショーツ教授が行った研究と受け取られる構成になっておりました。この研究はワシントン大学のデニス教授の研究であります。

尚、1月21日(日)放送につきましては休止いたしますのでご了承ください。
****************************
(引用終わり)

お騒がせなことですね。
これで儲かったのは「納豆」業界?
しかし、この反動で在庫山積みになるんでしょうね。
おそらく、休日返上で大増産していたんでしょうから?

TV局は、社会に与える大きな影響に対して、如何責任を取るつもりでしょうか?
2006年は「偽装」に明け暮れた1年でしたが、今年2007年も不二家、三菱自動車again、関西テレビと騙しの手口が続く年になりそうです。

関西テレビといえば、「偽装請負」を告発する番組を作り、光洋シーリングテクノの仲間(JMIU労組)の闘いを積極的に取上げた放送局なので、評価していたんですが、こんなバラエティ番組で「偽装」していたなんて、残念です。

映画「不都合な真実」 ゴア氏の独り舞台

2007-01-21 04:03:31 | 環境問題
映画 An Inconvenient Truth
「不都合な真実」が本日(昨日)公開されたので、環境問題に関心が高い私としては「早速見てみるべきだ」と思い映画館に深夜足を運んだ。


映画は、『大統領になり損ねた』アメリカ・民主党のアル・ゴア氏が、学生に「地球温暖化」とこれに対して「如何に行動するか」を問う、1時間に亘る「スライドショー」(英語では、ゴア氏自身がSlide Show と言っているから間違いない)の一部始終を後追いする。

その中に、自らの生い立ちや学生時代に生態系や気候の問題を研究したことを紹介し、彼の並々ならぬ「地球環境破壊」に対する「危機意識」を強調して見せる。

学生相手(それも、地球温暖化に対する知識が殆ど無いという前提の学生相手)のスライドショーであるから、環境問題を扱っている人たちにとっては極・常識的な内容から話は展開する。
しかし、世界各地の氷河地帯の比較写真は、やはり事の重大さを示してくれる。
それも50年も100年も前の写真ではない。ほんの20~30年前1970年代から80年代の写真と比較しても、氷河の後退ぶりは顕著である。

温暖化が、2005年に典型的であった世界各地での巨大台風やハリケーンの多発の原因であることを様々なデータや現象で示してゆく。

また、65万年前からの気象変動とCO2の関係をグラフ化し、この間に7回の氷河期があり、また温暖期があったが、この数十年のCO2の増加はこれまでの循環(増減)の波とは全く異なる極端なものであることを測定データを元に印象的な演出も含めて示す。



映画は最後に3つの誤解を学生に問う。
1)学説は対立している。
2)経済と環境保護は対立する
3)もう間に合わない
そして、これらの問題に対する事実を示し、
あきらめてはならない!と強調する。

エンドクレジットでは、私たちがなすべきことを次々と表現する。
それらの中には
省エネ製品を使う
リサイクルするなどの課題とともに
マスメディアに投書する
議員に働きかける
それでもダメなら自ら議員に立候補する
などがあり、アメリカ的だと思った。

ただ、最後にこの問題が「Political Issue」ではなく「Moral Issue」というところは、何で?という気がした。
他の場面では政治を変えなければ(ブッシュから民主党に!)と言っているのに、結局個々人の道徳的意識に転嫁しているように思える。

このエンドクレジットを見ていると、この映画が中・高校生(High School Students)向けに作ったのであろうことが推定される。

こういうスライドショーを全米各地は言うに及ばず、世界各地で1000回以上行なったという、ゴア氏の並々ならぬ意欲は良く解るが、穿った見方をすればゴア氏押し出しの選挙キャンペーンのプロパガンダのようにも思えた。
というのは、地球温暖化を訴える映画が主であれば、こうも最初から最後までゴア氏の独り舞台での「演説」(講義)を映し出す必要は無いと思うからである。

数日前もこの映画のキャンペーンで来日したらしいゴア氏が筑紫哲也ニュースに出演し、日本の学生たちと長時間討論していた。
その中で筑紫哲也氏が「地球温暖化を掲げてもう一度大統領選挙に出ないのか?」と問うと「すでに大統領への情熱は失った」と言っていた。
しかし、議員選挙には引続き出るのであろうから、ある意味では政治戦略的匂いも隠せないように思える。

絶対お勧めする、という映画ではなかったが、「地球温暖化問題」を一通り学習したい方や、復習したい方には見る価値はある。

余談であるが、この映画の中でもブッシュの演説の一節が出てくるが、アメリカ人が聞いても何を言っているか解らないという文法もあやふやなブッシュの演説に比べて、学生相手に丁寧に話すゴア氏の英語は極めて解り易く発音もきれいであった。字幕無しでも半分は解ったであろう。

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映画「不都合な真実」公式ホームページ(日本語版)は、ここをクリック

木に縁(よ)りて魚を求むの愚

2007-01-19 23:55:34 | 日常雑感
2007年1月19日(金)「しんぶん赤旗」のコラムを引用します。

今日はコピペで御免なさい。

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マスメディア時評
木に縁(よ)りて魚を求むの愚
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 民主党と自民党が相次いで党大会を開きました。各新聞の報道では、とくに民主党について、「与党との違い示せるか」(「読売」十七日付)、「安倍vs小沢 決め技欠き」(「毎日」同)などのように、自民党との「対抗軸」を示せなかったというきびしい評価がほとんどです。

真の“対決軸”は
 東京で発行されている各新聞の社説(十七日付、「毎日」は十八日付)を見ても、「朝日」や「毎日」、「東京」は、「自民対民主 目をそらさずぶつかり合え」(「毎日」)、「民主党 逃げずに真っ向勝負を」(「東京」)などと、民主党に自民党との「対抗軸」を求める立場から、民主党について論じています。逆に、「読売」や「日経」、「産経」は、民主党に“対決”よりも同調を求める立場で、「『対決』だけでは信頼は得られない」(「読売」)、「民主党は政策で勝負せよ」(「日経」)、「野党共闘優先でよいのか」(「産経」)と主張しています。

 これらの新聞が民主党に自民党との“対決”を求めるのも、逆に自民党へのいっそうの同調を迫るのも、民主党に明白な「対抗軸」がないことの反映ですが、マスメディアに求められるのは、まず正しい事実を伝え、国民・読者に選択肢を提供することです。自民か、民主かと、「二大政党」の枠からだけ見るのではなく、改憲にせよ、「構造改革」にせよ、国民にとっての重要問題で各党の態度はどうか、その違いはどこにあるのか、問題のほんとうの対決軸は何かなど、国民に判断材料を提供することこそ、マスメディアの使命です。

 いま国政の重大問題になっている改憲でも消費税増税でも、民主党が自民党に対しはっきりした「対抗軸」を持たないのは明白です。それを承知で「対決」をいうだけでは、民主党への間違った“期待”をあおり、国民・読者を誤った方向に導くことにしかなりません。

「朝日」の異常さ
 そうしたなかでも「朝日」の社説は異様です。「民主党 菅氏で首都決戦を挑め」と、民主党代表代行の菅直人氏の名前まで挙げて、都知事選をたたかうよう迫っています。

 民主党に“野党らしさ”を求めることと、特定の候補者まであげて選挙のお先棒を担ぐこととは、まったく次元の異なる問題です。新聞が特定政党の特定候補を支持するとなれば、それは新聞倫理綱領で「正確と公正」をうたい、「新聞は(中略)あらゆる勢力からの干渉を排するとともに、利用されないよう自戒しなければならない」と「独立と寛容」を求めた、マスメディアの則(のり)を踏み越えることになります。

 東京都政でみても民主党は、自民・公明とともに「オール与党」の一員となり、石原都政を支えています。石原知事自身、民主党の独自候補擁立の方針について、「是々非々やってて、民主党だってほとんどの案件に賛成してくれてるんじゃないの」(昨年十一月)と語っている有様です。その民主党に対立候補を立て「首都決戦」をと求めるのは、それこそ「木に縁(よ)りて魚を求む」(木に登って魚を得ようとするの意)ことになる、筋違いの議論です。

 近年、日本のマスメディアでは、自民か、民主かと、人為的に「二大政党」の対決をあおり立てる報道や論評が強まっています。いっせい地方選挙と参院選挙の二つの選挙を目前に控えた今日、その害悪はいよいよ重大です。心あるジャーナリストからは「日本ではたとえば憲法に関して、自民党と民主党という対立とは別の軸があるのに、そういう軸では語られない。戦わされるべき理念の違いを突き詰めて考えようという伝統が日本の政治報道に欠けているのではないでしょうか」(『論座』昨年十一月号)という反省が聞かれるようにもなっています。

 マスメディア、とりわけ大新聞が、政治報道のあるべき姿に立ち返り、国民の立場に立った報道・論評を貫くことが求められます。 (宮坂一男)

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-4

2007-01-18 21:45:19 | 憲法
チャプリンの演説の続きです。

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Even now my voice is reaching millions through the world,
 millions of despairing men, women and little children.

Victims of a system that makes men torture
 and imprison innocent people.
 To those who can hear me, I say, do not despair.
 
The misery that is now upon us
 is but the passing of greed,
     the bitterness of men who fear
   the way of human progress.

The hate of men will pass and dictators die.

And the power they took from the people
 will return to the people,
 and so long as men die, liberty will never perish.


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(今回は、第2段落と第3段落が訳し難かったところです。
 みなさんならどう訳しますか?
 これらのフレーズでは最後のフレーズが最も重要です。)


今や、私の声は世界の果ての幾百万の人々に届く、
 幾百万の望みを失った男たち、女たち、こども達に。

人々に痛苦を与え、無実の人々を牢獄に送るような
 社会制度の犠牲者達よ。
私の声が届いているそれらの人々に私は声を掛ける
 「あきらめてはいけない」

今、惨劇は我が頭上にあるが、
 それは貪欲さの行程ではなく、
 恐れる人々の苦痛ではなく、
  人類の発展の過程である。

人々の憎しみは過ぎ去り、独裁者は死ぬ。
そして、独裁者が人民から奪った力は
 人民に戻ってくる。
  遅かれ早かれ人間は死ぬが、自由は絶対滅びない。

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「チャプリンの独裁者」でのチャプリンの演説-4
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