JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
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で書いています

年金受給漏れ判明者 25万人・950億円

2007-05-31 09:17:59 | 年金・保険
現在年金を給付されている人で、これまで給付漏れがあったことが確認された方が25万人居たことがわかったらしい。
行方不明になっている年金は60歳以上だけで、2,810万件というから、これが氷山の一角であろうことは、容易に想像できる。

当ブログでは、数日前、どれくらいの金額が行方不明になっているのかを単純計算で、試算してみた。 【ここをクリック】

では、この度明らかになった数字でやってみよう。もちろん単純平均で計算する他ない。
950億円を25万人で割れば一件当たり、どれくらい給付漏れがあったか解る。
950,0000,0000/25,0000 = 950,0000/25 =38,000 (4桁区切り)

すなわち、一件当たり3万8千円  思ったより少ない?!

いや、38万円だ!

これが、5000万件 とすると

38万円×5000万

もう桁数が多くて計算するのが大変。
38×10000×5×1000×10000 = 38×5×(10の11乗)
=19兆円也!  な、な、なんと凄い大金!

 結局国民の税金で穴埋めし、本当に穴を開けた責任者は知らぬ顔の半兵衛を決め込むのであろう。
そのための社会保険庁解体=責任解体である。

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年金受給漏れ判明者で特例対象は、25万人・950億円(朝日新聞) - goo ニュース
国の責任を放棄し、被害者である国民に責任押し付けるもの 志位委員長が会見(赤旗・5/31)
時効年金、25万件950億円 衆院委、特例法案を強行採決(産経新聞) - goo ニュース
年金特例法案 自・公が強行採決(赤旗・5/31)
動転国会 首相、窮地回復急ぐ(朝日新聞) - goo ニュース
【「消えた年金」問題に関する緊急要求】日本共産党

汚職を捜査する大阪府警捜査2課の警部補も逮捕

2007-05-30 17:57:13 | 事件・事故
     (写真は捜査の入った捜査二課のある建物)

この事件、asahi.comによると
【大阪府枚方市が05年秋に発注した清掃工場の建設工事で、大手ゼネコン「大林組」(大阪市中央区)の顧問らが談合していた疑いが強まり、大阪地検特捜部は29日、大林組顧問の森井繁夫(63)、中堅ゼネコン「浅沼組」(大阪市天王寺区)常務の田島洋(64)、大阪府警捜査2課警部補の平原幸史郎(47)ら6容疑者を競売入札妨害(談合)の疑いで逮捕した。いずれも容疑を認めているという。特捜部は、森井顧問らが談合を取り仕切り、平原警部補も市とゼネコンの間の橋渡し役をしたとみて、事件の全容解明をめざす。】2007年5月30日(水)03:03
とあり、さらに
【汚職事件などを調べる捜査2課の現職警察官が、談合事件で逮捕されるのは極めて異例。】と書いている。

こういうのを諺や慣用句では何と言うのだろうか?
「二足のワラジ」とでも言うのが一番近いかも。

TVドラマ風に言えば特命潜入捜査官が、敵に寝返ったようなものか?
いやいや、そんな恰好の良い御仁ではなさそうである。
不正にどっぷり浸かっていたのであろう。

asahi.comに戻れば
【調べでは、森井顧問ら6人は共謀し、枚方市が05年11月に入札を実施した「第2清掃工場」の建設工事で、入札に参加した別の大手ゼネコン2社の幹部らと談合。大林組と浅沼組が組んだ共同企業体(JV)が最安値の入札額を示して受注することを事前に申し合わせ、同JVが予定価格(56億4896万円)の98.4%にのぼる55億6000万円の高値で落札した疑い。

 平原警部補は、公務員の汚職事件や談合事件を担当する府警捜査2課に所属。枚方市を含む地域を担当していたこともあった。市側とゼネコン側の調整役だったとされる山田取締役の知人で、情報をやりとりするなど受注工作にかかわった疑いがあるとされる。】という。

あきれたものだ。暴力団との関係もあるのであろう。

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以下、各紙Web版のリンク
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枚方市発注工事 大林組元役員ら逮捕 談合容疑、警部補も(産経新聞) - goo ニュース
談合容疑 警官を逮捕 市とゼネコン仲介 大阪・枚方(朝日新聞) - goo ニュース
警部補は“ブローカー”の役割 大阪・枚方の清掃工場談合(共同通信) - goo ニュース
枚方談合 逮捕の警部補は仲介役 大阪地検、府警を捜索(産経新聞) - goo ニュース
清掃工場建設で談合の疑い 大阪地検特捜部が強制捜査へ (朝日新聞) - goo ニュース


緑資源の前身・元理事が自殺

2007-05-29 18:12:09 | 政治
             (写真は共同通信Web版より転載)

 昨日の松岡農水相の自殺のショックも覚めやらない本日(2007年5月29日)未明、今度は、松岡農水相の自殺の背景でもあった談合事件の大元締め緑資源機構の前身・森林開発公団の元理事が自殺したという衝撃が走った。

朝日Web版によると
【29日午前5時15分ごろ、横浜市青葉区青葉台1丁目のマンション駐車場で、男性が頭から血を流し、うつぶせで倒れているのを近くの人が見つけ、管理人が119番通報した。
神奈川県警の調べでは、男性はこのマンションに住む、緑資源機構の前身にあたる旧森林開発公団元業務担当理事の山崎進一さん(76)で、飛び降り自殺とみられる。】とある。そして
【元理事は、緑機構の談合事件にからみ、26日、東京地検特捜部に自宅を捜索されたほか、26日から28日まで連日、参考人として事情聴取を受けていた。29日も午後から聴取の予定だった。】という。

 昨日の松岡農水相の“自殺”については、それまで松岡農水相が取ってきた『横柄な』態度から想像もできないものでもあり、早速他殺説も流されるなど、事件の真相解明が待たれる。
 他殺説については、たとえば、大津留公彦のブログ2参照。
暴力団がらみをにおわせる記事となっている。

 私は、松岡農水相の“自殺”については、それほど疑いを持っていなかったのだが、昨日の今日で関係者が二人も“自殺”したとなると、「何か背景に蠢いているものがあるのでは?」と思ってしまう。

 特に二人とも『覚悟の』自殺をするのに、パジャマ姿だったと言うところが怪しさの由縁である。

 一部、記事を引用してみよう。
【県警によると、元理事は午前4時半ごろに起床し、妻と一緒に新聞を読み、妻が「今日は松岡前農水相の自殺のニュースばかりだね」と声をかけると、元理事はうなずいていたという。その後、同じマンションの5階にある自宅を出たとみられる。遺書は見つかっていない。】
【調べでは、元理事はパジャマ姿で、マンション6階の通路には元理事の靴がそろえて置いてあった。県警は、6階通路から高さ約1.1メートルの手すりを乗り越えて、飛び降りたとみている。】
自殺を決意した人が
① パジャマ姿で
② 靴をそろえて
③ 1.1メートルの手すりを乗り越えるか?
④ 遺書は見つかっていない
ということである。
「取調べで追い込まれて、発作的に自殺した」なら、取調べ直後だろうし、
発作的なら靴を並べる気持ちの余裕はないだろう。
やはり、おかしい。
この辺の記述は、ここをクリック asahi.com 2007年5月29日(火)16:01
取り調べられていた件は、ここをクリック  asahi.com 2007年5月27日(日)11:54


松岡氏の方はどうか?
【赤坂署によると、松岡氏はこの日午前10時ごろまで、宿舎の室内で秘書と話をしていた。その後、出かける予定だったが、正午ごろになっても本人が室内から出てこないため、秘書が、警護に当たっていた警察官と一緒に室内に入ったところ、松岡氏が居間のドアの金具に、布製のひもで首をつっていたという。】ここをクリック  asahi.com 2007年5月28日(月)17:50
 何故、秘書は
① 正午頃まで連絡を取らず、
本人が室内から出てこないため、
② 警護に当たっていた警察官と一緒に
室内に入ったのか?
秘書であれば、警察官と一緒でなくとも比較的自由に出入りできるはずだ。
この秘書は、松岡氏の“異変”をあらかじめ知っていたのではないか?
そして、この朝日記事にはないが、
③ パジャマ姿であった。
と、TV報道でも言っていた。
やはり怪しい!
④ 遺書は準備周到だったようだ。
そうなるとパジャマ姿というのは、何故?
遺書の筆跡は?

なお、
【松岡農水相をめぐっては、90年の初当選以来、「政治とカネ」についての疑惑が何度も指摘されてきた。】とも言う。
ここをクリック asahi.com 2007年5月28日(月)17:35
その関係会社や団体に怪しげなものが多いことは、この記事を読んでいても解る。

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以下、各Web記事のリンク
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緑資源の前身・森林開発公団の元理事が自殺(朝日新聞) - goo ニュース
緑資源機構 元理事「事件、政治家にも」 松岡氏自殺(朝日新聞) - goo ニュース
談合の「指南役」? 自殺した元理事、退職後も影響力(朝日新聞) - goo ニュース
松岡農水相が自殺 議員宿舎で首つる(朝日新聞) - goo ニュース
「進むもひくも地獄だったのでは」・・・閣議後の閣僚ら(朝日新聞) - goo ニュース
内閣支持率が急落、36% 本社世論調査(朝日新聞) - goo ニュース
参院選、政権運営に影響 「危機感」示す発言相次ぐ(朝日新聞) - goo ニュース

政府諮問機関の『二つの』答申

2007-05-28 18:06:51 | 経済
 政府の方向性に適合した委員ばかりを集め、初めから結論が決まっている二つの委員会が答申を出したと言う。

一つは『規制改革会議第1次答申』。
 こちらは、労働者を一層無権利に働かせようとした「労働提言」に対する労働者の反発が大きくなり、一時的にトーンダウンさせたようであるが、『第一次答申』であることに注意を払う必要がある。
 労働者や市民の反発をしばらく回避し(嵐の過ぎ去るのを待つ)、忘れた頃に第2次答申を出して通してしまおうという策略かも知れない。過去何度も使われた手だ。

規制改革会議第1次答申、「労働提言」盛り込まず(朝日新聞) - goo ニュース (一部コピペ)
【第1次答申で、原案にあった労働分野の提言を盛り込まないことが28日分かった。提言では安倍政権が進める最低賃金引き上げ方針に慎重な姿勢を示していたが、政府内や連合などから批判が噴出。答申に盛り込めば批判がさらに広がりかねないことから、同会議側が配慮を示した形だ。】
【同会議は今月21日、作業部会名の意見書の形で労働分野に関する提言を公表。事業主が金銭を支払えば解雇できる「解雇の金銭解決」の試験的導入など労働規制の大幅な緩和を求めるとともに、最低賃金引き上げについて「不用意に引き上げることは、その賃金に見合う生産性を発揮できない労働者の失業をもたらす」と指摘した。こうした内容を同会議の見解として第1次答申に盛り込む方針だった。】(コピペ終わり)

これを取上げた、赤旗記事「規制改革会議 労働ルール撤廃を主張
」は、ここをクリック (一部引用)
【政府の規制改革会議(草刈隆郎議長)の再チャレンジワーキンググループ(専門委員会)の報告書は、
 「労働者の権利を強めれば労働者の保護が図られるという考え方は神話であり、間違っている」と指摘。
 「誰にでも開かれた市場にすることが格差の是正や労働者の保護、企業活動を活性化する」として、規制の全面撤廃を求めています。
 最低賃金の引き上げは「賃金に見合う生産性を発揮できない労働者の失業をもたらす」と反対。
 解雇規制も「非正規雇用へのシフトを誘発し、労働者の地位をぜい弱なものにする」と反対。
 女性労働者の権利強化も「雇用を手控えるなど副作用を生じる」
とことごとく否定しています。】(引用終わり)
 これだけを読むと、何かこうすればああなる式に自然となってゆくようであるが、実際には、全て主語は「企業は」と言う事であり、『企業の行為によって』上記の事態を引き起こすという点は全く隠している。
 こういう文書が、「再チャレンジワーキンググループ」の名で出されることそのものが、先の衆議院選挙での安倍政権の謳い文句であった「再チャレンジ」とはどういうものかの真相を物語っている

最低賃金上げに慎重論 規制改革会議が意見書(朝日新聞) - goo ニュース

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もう一つの答申は、教育再生会議 2次報告だ。
 「徳育」の教科化が求められている。
また、教育の財政基盤を拡充するために政府として予算を確保するのではなく、企業からの寄付によって賄わせる『寄付税制の拡充』や、少ない金を分捕り合戦する『教育予算への競争原理の導入』を提言しています。
企業での競争原理である成果主義(パイの論理)を教育現場にまで持ち込むものです。

教育再生会議 2次報告案を了承 合同分科会「骨太の方針」反映へ (産経新聞) - goo ニュース (一部コピペ)
【 2次報告案は、首相が提唱する高い規範意識の確立に向け、「徳育」の教科化を明記。数値による評価はせず、国の検定教科書と副教材の併用を求めることとした。
 また、教育財政基盤強化のための寄付税制の拡充や、教育予算への競争原理の導入を提言。研究成果や実績に応じた大学・大学院への予算配分や、教員の給与体系の弾力化のほか、学力不足や学級崩壊などの問題を抱える教育困難校への特別予算措置も盛り込んだ。】(コピペおわり)

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白鵬 全勝優勝で横綱に昇進 「龍・鵬時代」到来か?

2007-05-27 19:25:15 | 健康づくり
 今日も市民プールに行ったが、入場者が増えてきて、水も相当汚れてきた。
子ども達ともぶつかったりしたので、千メートルはあきらめて30分泳いで(800m)上がった。
今日は泳いでいた時間よりもストレッチング(20分)と水中ウォーク(15分)の方が長かった。

 その後、いつものスーパー銭湯に行き、サウナに入ってTVをみたら、丁度、白鵬が全勝優勝したという表彰式の場面であった。
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 当ブログでは、先場所での白鵬の優勝の際に、その直前に取った朝青龍のセコイ手口(はたき込み)を批判し、
『策士策に溺れる』朝青龍のはたき込みでの勝敗
という記事を書いた。
ここをクリック

 先場所では、白鵬は優勝決定戦で朝青龍を、朝青龍がその前の本割で使った「はたき込み」で見事に破った。
『策士策に溺れる』と言ったのはそのことである。(上のリンク参照)

 今場所で、朝青龍は後半戦で連敗し、既に横綱の風格が衰えていたが、今日の優勝を決する本割では両者譲らぬガップリ四つでいい試合を見せ、白鵬の全勝優勝と横綱昇進に花を添えた。

 NHKのアナウンサーが、「朝・白時代」と言うんでしょうか?「龍・鵬時代」と言うんでしょうか? と語っていたが、やはり「龍・鵬時代」と言うのがふさわしいだろう

 三国志では、劉備玄徳に見出される前の諸葛孔明を伏龍(今こそ飛び立たんと伏せている龍のこと)と称していたと思う。

 高松塚で話題が復活した『四神』も「青龍(せいりゅう)朱雀(すざく)白虎(びゃっこ)玄武(げんぶ)」である。
ここで朱雀(すざく)が鳳凰を示していることは言うまでも無く、
「龍・鵬時代」 こそが望ましい。

 相撲の屋形に下がっている「青、赤、白、黒」の房が、この『四神』を意味していることはご存知のことと思う。

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話は、全く変わるが、

 今日は気象用語始まって以来の「猛暑日」が大分で現実のものになったと言う。
先日から気温35℃以上となった場合を「猛暑日」とすることにしたのだそうだが、この新しい命名制度を作ってから初めて35℃を超したらしい。

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日曜日の、午後4時過ぎから6時過ぎの「スーパー銭湯」は、大混雑の盛況であった。

ゆふいん文化・記録映画祭

2007-05-26 22:06:01 | 映画レビュー
今日は新聞Web版のコピペです。すみません。

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99歳無名画家の記録、由布院の男性撮影 映画祭で披露
2007年5月22日(火)12:12  asahi.com

 大分県の由布院(由布市)に、83歳で初めて絵筆を握り、今年3月、99歳で亡くなった画家がいた。東勝吉(ひがし・かつきち)さん。その最期の半年間を見つめ続けた映画が、25日に開幕する「ゆふいん文化・記録映画祭」で披露される。撮影したのは、地元の電器店に勤める大谷隆広さん(37)。由布院の四季や人物を力強い線と鮮やかな色使いで描いた水彩画に感銘を受け、「多くの人に東さんを知ってほしい」と約半年間、カメラを回し続けた。

 映画は「99~ninety‐nine 東勝吉・99歳孤高の無名画家」。上映時間は40分。100歳を間近にしてなお絵筆を握り続ける理由や、後世に何を残そうとしているのかを探ろうと、本人の言葉や行動、東さんをよく知る人たちの証言を積み重ねた。

 東さんは大分県日田市出身。50代で木こりから転身し、由布院で雑貨店を開いた。86年に近くの特別養護老人ホーム「温水(ぬくみ)園」に入園。83歳になった91年から水彩画を始めた。

 個室の半分にベッドを置き、もう半分が「アトリエ」に。大きなキャンバスの前に、中腰の姿勢で立って絵筆を振るうのが日課だった。1人では出歩けないため、新聞や雑誌の写真、記憶に残る景色を頼りに描き続けた。

 職員が「今度もすごい絵だね」と声をかけると「ありがとう」と笑顔を返した。「近い風景と遠い風景はこう描くんじゃ」と、絵に対するこだわりを語る時もあったという。

 昨秋、大谷さんは温水園に東さんを訪ねて、撮影を相談した。「あんたたちに絵を任せるよ」。東さんは自分の作品約100点を託すのと引き換えに快諾した。

 JR由布院駅のホールや近くの美術館で4月から、生前から決まっていた「白寿個展」が開かれている。素朴さと繊細さを併せ持つ作品を見て、「年をとるのが怖くなくなった」「生きる力をもらった」と話す人も少なくない。

 温水園の佐藤忠興理事長(67)は「東さんが『小学校の頃、泥棒とお巡りさんの絵が先生にほめられた』と話していたので絵を勧めた。生涯の生きがいを得て、最期は地元の若者が映画でもり立ててくれた。これ以上の臨終はない」と話す。

 映画祭の開幕を飾る作品として25日午後7時から、由布市の湯布院公民館で上映される(無料)。問い合わせは実行委員会事務局(0977・85・3373)へ。
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99歳無名画家の記録、由布院の男性撮影 映画祭で披露(朝日新聞) - goo ニュース
ゆふいん文化・記録映画祭 26日開幕 「炭坑美人」など6本を上映 湯布院町(西日本新聞) - goo ニュース

社保庁改革法案、衆院委で可決

2007-05-25 23:36:53 | 年金・保険
 5千万件の未確認年金を「時効を設けない」と説明しただけで、これに関する法的裏づけもないまま、自公与党は、社保庁を解体する法案を衆院委で強行可決した。
 民営化すれば、この5千万件が解決する訳ではない。
 むしろ、“改革”のごたごたの中で、一層情報が混乱することにある可能性の方が高い。
 もちろん、これまでこの問題を放置してきた社保庁の怠慢の責任は追及されなければならない。

 自公与党は、この問題で混乱し、参議院選挙に響くことを恐れて、強行採決してしまった。

 いわゆる民営化の中で、これまでの社保庁の怠慢の責任をうやむやにしようとしていることは見え見えである。
 結局誰も責任をとらないまま、社保庁の高級官僚は高い退職金を持ち逃げしようというのであろう。
 多額のお金の行方が解らなくなっているのであるから、普通なら「業務上横領」ないし「業務上背任」か何かで告訴されるであろう。
 そういう法的責任も社会的責任も道義的責任も誰も「知らぬ顔の半兵衛」を決め込むのである。

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社保庁改革法案、衆院委で可決…29日衆院通過へ(読売新聞) - goo ニュース

社保庁改革法案、衆院委で可決
…29日衆院通過へ

2007年5月25日(金)20:00  讀賣Web版

 衆院厚生労働委員会は25日、社会保険庁を廃止・解体する社会保険庁改革関連法案の採決を行い、自民、公明両党の賛成多数で可決した。

 法案は29日の衆院本会議で可決され、参院に送付される見通しだ。

 この日の審議には、安倍首相も出席した。採決では、民主党などの野党が「審議が不十分だ」として委員長席に詰め寄り、反対した。

 法案は、<1>2010年に社保庁を廃止し、非公務員型の公法人「日本年金機構」に業務を引き継ぐ<2>業務を可能な限り民間企業へ外部委託し、効率化する<3>悪質な保険料の滞納者対策として、国税庁に強制徴収を委任できるようにする――などが柱だ。


「宙に浮いた年金」5千万件

2007-05-24 18:32:01 | 雇用・労働
社会保険庁に該当期間の記録がなかった人は最初は55人だった。
【国民年金の保険料を納めたことを示す年金手帳や領収書を本人が保管しているのに、社会保険庁に該当期間の記録がなかった人が55人いたことが9日、分かった。このうち12人はすでに年金を受給しているが、本来よりも最大で年間2万数千円少ない額の年金を受け取っていた。】 2007年5月9日(水)23:39 asahi.com

まあ、その時も「氷山の一角」だろうと言われていた。

次のニュースでは30万人になった。
【 公的年金を一元管理する「基礎年金番号」に統合されていない年金加入記録約5000万件のうち、生年月日が間違っていたり記載そのものがないケースが、厚生、国民両年金を合わせ約30万件にのぼることが11日、厚生労働省が衆院厚生労働委員会に提出した資料で明らかになった。これとは別に、年金記録をコンピューター化した際の入力ミスも判明。社会保険庁のずさんな管理の実態が改めて浮き彫りになった。】 2007年5月12日(土)03:25  産経新聞Web版
 これは、『生年月日が間違っていたり記載そのものがないケース』のことだ。

そして昨日は5千万件である。
最初ニュースを聞いたときは5千件の言い間違いだろうと思っていた。
しかし、今朝の各局のニュースで5千万件であることを確認した。
「朝ズバッ!」では、この話でもちきりだった。
【社会保険庁が管理する年金保険料の納付記録のうち約5000万件が該当者不明となっている問題で、政府は23日、現在の年金受給者約3000万人を対象に、該当するものがあるかどうか調査する方針を固めた。】2007年5月24日(木)03:03  讀賣Web版
そして、現行法では、社会保険庁の管理婦行き届きが原因であるにも拘わらず、請求漏れの年金は時効が5年であり、それ以前のものは、受給する権利が消滅するという。とんでもない話である。

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さらに、記事を読んでゆくと、現在年金を受けている人びとの数が約3千万人と書いてあったから、この行方不明の5千万件の規模の大きさが解る。

もっとも、赤ちゃんから百歳を超えた人までの全人口が1億2千万人台だというから、殆ど全ての年金資格者のデータが不明になっていると言えるのではないだろうか?

別の記事では、
【基礎年金番号に統合されず過去の年金記録と結びついていない5095万1103件(18年6月現在)】2007年5月12日(土)03:25  産経Web版
と詳しく出ている。
しかし、では『基礎年金番号に統合された』年金記録は何件あるのかは、どの記事を見ても書いていない(誰か御存知の方教えて!)
もしかすると、殆どが宙に浮いているのではないだろうか?
こんな信頼性の無い仕組みは早晩崩壊するだろう。
その時、記録もないとなれば、我々が納めてきた掛け金はどうなってしまうのか?
まさに国家的詐欺行為である。
5千万人で一人1万円で5千億円。2万円で1兆円。200万円で100兆円。
500万円で1000兆円。2,500万円で5000兆円(0が15個)。
 3桁切りにすると、5,000,000,000,000,000円にもなる。
 4桁切りにすると、5000,0000,0000,0000円

どうしてくれる!?

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12人が年金を「もらい損ね」 社保庁の納付記録が欠落(朝日新聞) - goo ニュース
年金記録 生年月日不明30万件 入力ミスも 社保庁ずさん管理(産経新聞) - goo ニュース
年金増える可能性 社保庁、受給者に確認呼びかけ(朝日新聞) - goo ニュース
「宙に浮いた年金」5千万件、救済策を検討 政府・与党(朝日新聞) - goo ニュース
年金支給漏れ、社保庁に調査義務…与党が法案に盛り込みへ(読売新聞) - goo ニュース
「宙に浮いた年金記録」、特別調査へ 厚労相が方針示す(朝日新聞) - goo ニュース

「お金で釣るのか」

2007-05-23 23:38:52 | 戦争と平和
 まさに、この西日本新聞のタイトル通りの法律が自公与党によってごり押しされた。
 このところ、国民の運動や野党の反対にも拘わらず、国会で多数を占める自民党・公明党の与党連合が、国民に犠牲を押し付ける幾多の『悪法』が毎日成立している。

 この『米軍再編推進法』は、普天間基地の移転がデッドロックに陥っている中で、移転に積極的に協力した自治体にだけ補助金を交付するという「お金で釣る」法律である。
 そればかりでは無い。この法律では、米軍が米国の領土に移転するのに掛かる費用を日本国民の税金から払ってあげましょう、というトンデモナイものでもある。

【米軍戦闘機の訓練が実施された福岡県築上町の航空自衛隊築城基地。訓練受け入れに反対する「平和といのちをみつめる会」の渡辺ひろ子代表(58)は「集団的自衛権が容認されれば、米軍が行う戦争に築城基地が加担することになる。そんな危機感がある中、お金で自治体に言うことを聞かせる国のやり方に腹が立つ」と憤った。】 という。
もっともなことだ。

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米軍再編推進法 「お金で釣るのか」 受け入れ候補地 住民、怒りと困惑(西日本新聞) - goo ニュース

米軍再編推進法 「お金で釣るのか」
  受け入れ候補地 住民、怒りと困惑

                  2007年5月23日(水)17:10

 米軍再編推進法が参院本会議で可決、成立した23日、新たな米軍の部隊や訓練の受け入れ先となる九州・山口の各地では、交付金を代償に受け入れを迫る政府の姿勢に対して、怒りと戸惑いの声が上がった。

 今年3月、全国のトップを切って米軍戦闘機の訓練が実施された福岡県築上町の航空自衛隊築城基地。訓練受け入れに反対する「平和といのちをみつめる会」の渡辺ひろ子代表(58)は「集団的自衛権が容認されれば、米軍が行う戦争に築城基地が加担することになる。そんな危機感がある中、お金で自治体に言うことを聞かせる国のやり方に腹が立つ」と憤った。

 米軍岩国基地を抱える山口県岩国市は昨年3月の住民投票で、神奈川県厚木基地からの米空母艦載機移転に反対の意思を表明。その後、国から新庁舎建設への補助金を打ち切られるなどしたことから「岩国への空母艦載機部隊とNLP(夜間離着陸訓練)移転反対の市民の会」の河本かおる代表(54)は「庁舎建設費問題などで住民の人間関係もぎくしゃくした。弱者をお金で釣ればうなずくだろうという国の考え方はおかしい」と訴えた。

 一方、米軍戦闘機訓練の受け入れ候補地の1つ、空自新田原基地がある宮崎県新富町の中下和幸・同町商工会長(56)は「予算をぶら下げて決断を迫る国の手段には疑問もあるが、基地によって生じる騒音などの犠牲を別の形で還元してもらうのは仕方ないこととも思う」と戸惑い気味。

 米軍普天間飛行場の移転をめぐり、反対運動が続く沖縄県名護市・辺野古地区でも男性(66)から「条件を付けて受け入れた方が得策」との声が聞かれた。

           =2007/05/23付 西日本新聞夕刊=
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米軍再編特措法が成立 自民、公明両党の賛成多数(朝日新聞) - goo ニュース

フリーター労組がデモ、福岡でも

2007-05-22 18:18:46 | 雇用・労働
 東京で非正規労働者を中心とする青年労働者が大挙して開催した「青年集会」があった前の日の5月19日に、福岡でもフリーターの青年達がデモ行進したという。

 この先頭には、最近「赤旗」にも度々登場する元右翼で(といっても、ほんの一時ファッション右翼みたいな感じらしいが)作家の雨宮処凛(かりん)さんが立ち、
「景気回復は(低賃金で働く)フリーターのおかげだ」とシュプレヒコールを上げると、
沿道の若者たちから拍手と歓声が沸いた、という。

 残念ながら、このデモはasahi.comを見るまでは知らなかったので、取材できなかった。

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全国青年大集会のリンクは
たたかえば変えられる 3300人がウエーブ
志位委員長のあいさつ

これを応援する日本共産党と民青同盟の活動
日本共産党笠井議員 若者雇用問題で国会質疑
 ILO決議の立場で
5・20青年大集会
 民青同盟宣伝に「私も参加」

 
若者の運動を抑え付ける政府の動き
労働ルール撤廃を主張 規制改革会議

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 そのasahi.comをコピペ
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「もう我慢の限界だ」 フリーター労組がデモ、福岡で(朝日新聞) - goo ニュース

「もう我慢の限界だ」
  フリーター労組がデモ、福岡で

            2007年5月19日(土)23:06 朝日新聞

 福岡市の天神・大名地区の路上で19日、フリーターなど低収入で不安定な暮らしを強いられている若者たちがデモ行進をした。
デモ隊は台車にステレオを載せ、大音響でダンス音楽を鳴らしながら「もう我慢の限界だ」「まともな仕事をよこせ」「フリーターを使い捨てるな」などとマイクで絶叫、自分たちの「生きづらさ」を訴えた。
買い物客らで混雑する夕方の繁華街は一時、騒然とした雰囲気に包まれた。

 フリーターなどでつくる労組「フリーターユニオン福岡」(小野俊彦執行委員長)の主催。
「五月病祭」と名付けられ、主催者発表で約90人が参加した。
 「生きさせろ!難民化する若者たち」などの著書がある作家、雨宮処凛(かりん)さんが「景気回復は(低賃金で働く)フリーターのおかげだ」とシュプレヒコールを上げると、沿道の若者たちから拍手と歓声が沸いた。

 デモの前には、同市中央区の教会で、雨宮さんが「生きづらさの変化」と題して講演。
「いまの政治は『役立たずは早く死ね』と、生存権の切り崩しを進めている」などと主張した。
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このニュースをもとに書いたブログを見てみたら24もあった。(5月23日午前0:05現在)
私は、gooニュースをネタにブログを書くときは、同じニュースでかいているブログも参照してみるが、これまで24もあったことはなかった。
賛否相半ばする状況ではあったが・・・

そういう意味では、このgoo News(朝日新聞)は、関心が非常に高い記事だったといえる。

ジェームス三木氏講演会  (7回目)

2007-05-21 19:36:28 | 憲法
最後に、人生論をひとくさり。

豊かな生活をするか? 豊かな人生を送るか? が、今問われている。

一昔前は、親は子どもに「医者になれ」と勧めたものだ。高収入、ステータス、定年なし。
次は弁護士。同じく高収入、ステータス、定年なし。
次は高級公務員  etc.・・・

そういう(経済的に)豊かな生活をするためには良い大学へ、良い中学高校へ、良い塾へ・・・と学校から帰っても勉強・勉強で追いまくられる。
 成績は良いが、実際の仕事では全く役に立たない人間が続出。

 そういう勉強付けの人間には、自ら物事を解決する力を持った者が少ない。
結局、経済的には豊かであっても、「豊かな人生」は送れない。

 これからは、豊かな人生を送ってきたかどうかが問われる。
そのためには、子どもの頃の「遊び」が極めて重要。おとなになってからも必要。

 私(ジェームス三木氏)は、「知識は学校で教えられるかも知れないが、智慧は、遊びが創る」という信念を持っている。
見渡すと、既に遅い!(爆笑)という方が多いようだが、自分のお子さんだけではなく、後輩や教え子や社員など若い人に「豊かな人生を送るにはどうすればよいか」を示してあげよう。

 今、ここに居る人たちは数十年後には誰もこの世にいないが、(爆笑)「あの人は憲法9条を護るために何々したいた」「平和のために何々していた」と言われるか「あの人は、いつも美味しいものばかり食べていた」(爆笑)と言われるか、どちらを選ぶかを考えていただきたい。

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長らくお読みいただきありがとうございました。
ジェームス三木氏講演会の模様はこれで終わりです。
聞き覚えとメモを頼りに書いていますので文責は私にあります。

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日本共産党 4中総・結語

2007-05-20 11:27:15 | 政治
 しんぶん「赤旗」5月20日号に、4中総での討論を受けた志位委員長の「結語」が掲載された。 Web版 

 今回の4中総で、憲法改悪阻止に向けての何か斬新な戦略見直しがあるかと思ったが、それほど期待はしていなかったとはいえ、あまりにも旧態依然の方針提起でがっかりした。

 末端党員の活動参加者が少ない(選挙最終盤でも5割程度?)ことを強調する前に、何故活動参加者の比率が3割程度に留まって居るのかの抜本的検証が必要である。
『四中総決定を、どれだけのスピードで全党員のものにし、どれだけのスピードで勝利をめざす活動に全党が踏み出すか、初動のスピードがたいへん重要になってきます。』結語から
4中総を読めば活動参加者が増える、ということにはならない。

党員や支持者や護憲派の心を動かすアピールが弱い!
 護憲勢力を勇気付ける提起がほとんど為されていない。
 護憲派の協同を嘱望する多くの国民の期待に応える戦略を出せていない。
 憲法改悪をこうすれば阻止できる、という確信ある戦略も戦術も無い。
 特に若い人びとを結集できる魅力有る提示ができていない。
ここを打開しないと活動参加者は減るばかりではないかと思う。

しかるに、4中総での志位委員長の結語にいう
『 もちろん、選挙戦で残念な後退をした場合などは、選挙戦に責任を負った党機関の自己分析ということが必要になってきます。
ただその場合にも、直面する参議院選挙に党組織が団結し、結束して立ち上がるうえで必要不可欠な問題について、きちんと明らかにする。
「あらゆる角度から総括して、そのうえで参議院選挙に」ということにはしないということです。』 結語全文は、ここをクリック

 すなわち、地方選挙敗北の(また一部では貴重な勝利の)全面的な検証はしないで、当面を切り抜けるポイントだけを検討しようということだろう。

 そういう小手先の戦術検討の“積み重ね”が、三度にわたる国政選挙敗北を築き上げてきたのではないだろうか?

 私が、この結語を読んで真っ先に感じた印象は、『失敗した経験は無視して(学ばずに)元気の出る経験だけに依拠して「頑張ろう」』というもので、科学的社会主義政党にあるまじき、精神論だと思った。
 このままでは、参議院選挙連続敗北も推測され、護憲派がますますガッカリするであろう。

 3万3千字におよぶ中央委員会報告と6千字におよぶ結語は、空虚に響く。

 ジェームス三木氏の講演でも「長く書けば書くほど印象は薄れる」と本質を突いた話をしていたが、「内容が空虚だからこそ多くの修飾語で本質をそらしているというもの」に見えるのは私だけだろうか?!

 この文書を全ての党員に読んでもらおうと言う訳である。
【2中総では、決定の読了(ビデオ視聴も含む)は3割台、党勢拡大への参加支部が3割台・参加党員は数%と書いてある。】

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「参院選での『平和共同候補』を求める運動について」1周年

2007-05-20 10:42:48 | 政治
 当方の一つ前の記事に、【ペガサス・ブログ版】さんからトラックバックを頂いた。

 タイトルは【「平和共同候補」運動への赤旗の批判について 】というものである。日付は2006年6月14日となっている。

 今日、5月20日は、【「平和共同候補」運動】だけではなく、護憲勢力の協同を作り出そうという動きに日本共産党が絶縁状を突きつけた1周年記念日である。
 この絶縁状については、一昨日の当ブログでも取上げた。

その部分をもう一度転載すると・・・
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【 日本共産党は、昨年5月20日付「しんぶん赤旗」に 「参院選での『平和共同候補』を求める運動について」 という論文を掲載しました。そこでは「市民運動」を名乗るこの運動が、新社会党の応援団ではないのかということを率直に指摘しました。また、日本国憲法を守るということを強調しながら、そのために必要な憲法擁護のたたかいの輪を広げることではなく、問題を国政選挙の「選挙共闘」に矮小化(わいしょうか)し、「市民運動」にあるまじき策略的な手口をろうしていることなどを批判しました。
 「9条ネット」は、この「市民運動」の流れを受け継ぐものですが、どちらも新社会党の「別働隊」のようなものです。】 
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【ペガサス・ブログ版】さんの当該記事に、
『また,この文章は非常にアンフェアな議論の仕方をしている.公開されたこの運動の正式のマニフェストである「2006平和への結集の訴え」という文書には一言も触れず,批判の対象は,もっぱら,この文章の読者のだれも検証することができない,この運動の代表者たちの記者会見での片言隻句である.』
とある。同感である。

 上に、赤旗記事を引用したとおり『「9条ネット」は、この「市民運動」の流れを受け継ぐものですが、どちらも新社会党の「別働隊」のようなものです。』という決め付けである。
 その上、この運動からの協議申し入れを門前払いし、「一端協議してから、合意に至らなかった」という紳士的な対応もしていない。
この運動に解放同盟が関与しているとか新社会党だとかは、運動の側面の一面だけを見たものだ。
 当ブログは、だからと言って解放同盟や新社会党を支持する立場ではない。

また、【ペガサス・ブログ版】さんは、その前段で
『さて肝心の内容だが,要約すると,「平和共同候補」運動は,市民運動による無原則的な政党への介入であり,憲法改悪反対闘争において「選挙共闘」しか視野に入れておらず,事実上,特定政党の応援団という疑念がある,というものだ.
かといって,ではどのような憲法改悪反対闘争をやれば勝てるのか,という方針や展望が示されているわけではない
選挙共闘にかんしても,「国政選挙での共同を実現する条件——政策的一致と共闘の意思をもった政党は存在しない、という判断をしています」で終わっている.
結論らしいものは,第三パラグラフの最後の,「いま,憲法改悪反対の運動を発展させるためになによりも必要なことは,『選挙共闘』問題などではなく,広範な国民各層のあいだで憲法改悪反対,憲法擁護の声を広げることに可能なあらゆる努力をつくすことではないでしょうか」というフレーズだ.
要するに「がんばりましょう」としか言っていないのだ.「平和共同候補」運動が戦略・戦術上の具体的な提案をしているのに対し,これでは全くお話にならない.』
これにも同感です。

日本共産党党員や、支持者や、日本共産党に多少なりとも期待している多くの人々が日本共産党に意見を送り、ブログに意見を書いてみてはいかがでしょうか?

e-mail: info@jcp.or.jp

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憲法改悪阻止で展望を示せない 日本共産党・4中総

2007-05-20 00:29:48 | 政治
 日本共産党は、2007年5月17日
第四回中央委員会総会
を開催し、志位和夫委員長が幹部会報告を行ないました。

 この全文が、5月19日付しんぶん「赤旗」と赤旗Web版に掲載されました。
Web版へのリンクは、ここをクリック

 私個人の感想としては、何も新しい展開はなく、選挙勝利の展望も「精神論」に留まっています。
第一章・第2【どんな反共シフト・反共攻撃にも負けない不屈性、戦闘性の発揮】
第四章【奮闘いかんでは参院選で前進し、目標を達成する客観的条件は存在する】
都道府県・地区委員長会議【がんばれば前進できる】ここをクリック

 第三章は、貧困・格差問題、憲法改定問題――選挙戦の2つの焦点について
となっていますが、【憲法改悪反対の論戦と運動について】を最初に論じるのではなく、章の最後に回され、かつ内容も安倍内閣の策動の説明が大半となっていて、憲法改悪を阻止する協同については全く触れず、
改憲阻止の展望としては、ただ
【 改憲派がどんな仕掛けをつくろうと、国民の多数が「ノー」といえば憲法改定はできません。現にすすめられている憲法改定を先どりする一つひとつの動きに反対する運動を強めながら、憲法改悪に反対するゆるぎない国民的多数派をつくるために、力をそそごうではありませんか。】
と書くことしかできていません。
『憲法改悪反対の論戦と運動について』の言及は本当にこれのみです。
そして、
【参議院選挙のたたかいが重要であります。安倍首相は、「参院選で憲法問題を争点とし、自民党の『新憲法草案』の内容を訴えてたたかう」とのべています。わが党はこれを正面から受けてたち、改憲派をおいつめる論戦を堂々と展開します。みなさん、参議院選挙を日本共産党の前進で、安倍「靖国」派政権のすすめる改憲策動に痛打をあたえる選挙にしていこうではありませんか。】
と続きますが、日本共産党の目指す議席獲得目標が「比例5議席+α」であり、ここには、改憲提案を阻止できる国会の3分の1を獲得する展望は無く、上の“呼び掛け”は、説得力がありません。

 マスコミも金で買われる「改憲手続法」が成立しているのに、日本共産党などの運動だけで、国民の過半数を「改憲反対」に結集できると考えているのでしょうか?

 選挙区では、勝利の展望も無い選挙区も含めて全選挙区立候補の方針を『堅持』しており、護憲派間で協同を目指す意志は皆無のようです。
【四十七都道府県のすべての選挙区で、候補者のみなさんがその個性や魅力を存分に発揮して、全有権者を対象にしたダイナミックな選挙戦にとりくみ、勝利をめざして意気高く、のびのびとたたかうことは、比例代表選挙での党の前進の大きな力ともなります。重要なことは、選挙区のたたかいの最大の目標を、比例での前進に貢献することにおき、政治的訴えでも、組織戦でも、その立場をつらぬくことであります。】

 社民党批判を控えたことくらいしか、新しい視点を提供できない「第四回中央委員会総会」報告でした。

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4中総特集ページ

4中総への幹部会報告Movie

ジェームス三木氏講演会  (6回目)

2007-05-19 00:20:10 | 憲法
これから、世界と平和に交流するには「文化」が第一。

「韓流」ブームで、韓国の人びとの生活や考えを知った人は多い。
 文化交流で相手のことを良く知れば、その人たちと戦いたいとは思わなくなるだろう。
 昔のように殺すか支配下にするかという考えではなく、平和に交流することができるようになる。
 欧州ではドイツが真摯な態度を示したことで、十数カ国が平和の内に交流し、今やEU内で戦争が起こることは考えられない。

 ちょっと考えてみれば解るが、戦国時代は日本全国で隣国同士が戦(いくさ)をしていた。
しかし、今 たとえば、長崎が福岡に武力で攻めてくると誰が考えますか? 
そういう意味では人間は進化している。

 文化交流でお互いを知ることができれば、そういう関係が国際的にも築けるはずだ。

最後に、人生論をひとくさり。(続く・・・)

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