2009年9月16日(水)
第一次・鳩山内閣の閣僚名簿が発表されました。
まずは、asahi.com より引用致します。
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主な顔ぶれを見る限り、私的には、順当な布陣だと思います。
もっとも初耳の方もいらっしゃいますので、一概には申せませんが・・・
まず、既に早くから決まっていた管 直人・国家戦略相は、あの薬害エイズ事件で伏魔殿・厚労省の扉をこじ開けた実績があります。
官僚支配打破の橋頭堡としての「国家戦略局」のTOPにふさわしい人事だと思います。
次に、藤井 裕久・財務大臣ですが、選挙中から福祉経済を主張し、先日のテレビ番組でも大規模公共事業より保育所を作った方が余程経済にも子育てにも有効であると強調されていました。
また、政権が変われば財源は幾らでも引き出せると自信をもって主張していました。
77歳と鳩山内閣では最高齢ですが、テレビでの発言の模様を見る限り、頭脳明晰で回転も遅くなっていないようでした。
文部科学大臣・川端達夫氏は、よく解りませんが、旧民社党であったと言うことがちょっと気になります。民社党は相当右よりだったので・・・
長妻 昭・厚労大臣は、「ミスター年金」と言われるほど、この問題に精通していて現在に至る『宙に浮いた年金』の火付け役でもあり、最適人と言えるでしょう。
労働・雇用問題やインフルエンザ問題など直面する課題も数多くありますが、チームワークで少しづつでも解決して頂きたいと思います。
経済産業大臣の直嶋 正行氏(参)も手堅い配置でしょう。
右派の論客・前原 誠司氏も元党首であり、冷遇する訳にも行かなかったでしょうが、防衛大臣や外務大臣にならず、国土交通大臣に納まったのは良かったと思います。
しかし、TV報道によれば、これまでは自治大臣兼務であった沖縄・北方担当大臣が、国土交通大臣兼務となり前原氏の管轄になったことは、波乱を呼びそうです。
一時、防衛大臣にされかかった国民新党の亀井 静香氏が本来の希望ポストである(氏曰く「1丁目1番地のポスト」)郵政担当兼金融大臣になり、郵政分割民営化にストップが掛かり、再統合も含む抜本的「民営化」見直しが行われることにも期待したいと思います。
そして、社民党の福島 瑞穂(参)さんが、雇用を扱う厚労相にはなれなかったものの、間接的には雇用問題なども扱うことになるであろう、少子化対策大臣兼消費者庁管轄を任されたことにも大いに期待したいと考えます。
結果的には参議院から4名選出されたことになるようです。
(直嶋氏、福島氏の他に、千葉法務大臣、北沢防衛大臣)
当ブログは、必ずしも民主党支持ではありませんが、当面はこの布陣が、自公政権が未解決のまま放置した幾多の困難を如何に打開して行くかを見守りたいと思います。
この時、当面する困難が鳩山内閣が作り出した困難ではなく、「前政権の積み残した問題である」という視点から論評してゆきたいと思います。