厚労省を巻き込んだ郵便不正事件で、厚労省課長(当時)在職中に不正関与を疑われ、大阪地裁で『冤罪』を明確に判断された、村木厚子・元厚労省局長に対する「完全無罪判決」に対して、検察側は控訴を断念したようである。
当然の結果である! 喜ばしいことだ!
さらに検察庁内では、今回の検察の不祥事に対する「検証が必要」としているようである。
【上級庁を中心に今回の捜査手法などをめぐる検証が必要との判断に傾いているもようだ】 (産経新聞 2010年9月14日)
私は、検察内部調査に留まらず、利害が対立する弁護士や第三者や法律専門家も含む公開の調査を望むところである。
また、厚労省の元・長妻大臣や新・細川大臣は、検察側の控訴断念・無罪確定の際には 「しかるべき職」を考えると言うが、局長として現職の折には次期・事務次官(厚労省事務方TOP 大臣の次に権力のある役職)を嘱望されていたほどの方であるから、今回の試練もプラスα要素として、事務次官に据えるべきだと私は考える。
人々の『弱さ』 や 『痛み』 の解る厚生労働行政を推進して頂きたい。
共同通信の報道では、
【ポストは「まずは官房付というような形に戻して、しかるべき職を考える」として、一定期間を置いた後、局長級に置く考えを示唆した。】 という。
村木氏に「しかるべき職考える」 細川新厚労相(共同通信) - goo ニュース
共同通信 2010年9月17日(金)21:37
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村木元局長の控訴断念へ 検察当局、検証必要と判断(産経新聞) - goo ニュース
2010年9月14日(火)08:00
浮かび上がったずさんな裏付け捜査。特捜部が完全敗北「村木元局長裁判」を検証する(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
2010年9月17日(金)10:45
検察側、控訴断念へ=「逆転困難」強まる―村木元局長の無罪判決・郵便不正(時事通信) - goo ニュース
2010年9月15日(水)13:03
大阪地検、村木元局長の控訴断念へ 上級庁と協議し結論
朝日新聞 2010年9月15日(水)03:01
郵便割引制度をめぐる偽の証明書発行事件で、大阪地裁が無罪判決(求刑懲役1年6カ月)を言い渡した厚生労働省元局長の村木厚子氏(54)について、大阪地検は14日、控訴を断念する方向で上級庁と協議に入ることを決めた。大阪高検には15日に方針を伝え、検察当局として控訴期限の24日までに最終的な結論を出すとみられる。
検察関係者によると、幹部の一人は「現時点は地検だけの判断」としている。高検と最高検にも、村木氏を起訴した大阪地検特捜部の捜査のあり方が問われる事態に発展した今回の判決を重視し、受け入れるべきだとする意見があり、地検は控訴は難しいと判断したとみられる。
村木氏の裁判では、実体のない障害者団体が郵便割引制度の適用を受けるための証明書を発行するよう、2004年に村木氏から指示されたなどとする元部下らの供述調書の大半が「検事の誘導で作られた」などとして証拠採用されなかった。検察側は団体元会長の「証明書を村木氏から受け取った」とした公判証言などを根拠に求刑したが、10日の地裁判決は「村木氏の関与は認められない」として無罪を言い渡した。
検察関係者によると、地検は14日、この判決を踏まえて特捜部や公判部などの幹部が控訴できるかどうか協議。控訴したとしても(1)捜査段階に作成された供述調書などが関係者の手帳などの客観的証拠と矛盾しており、信用性が認められない可能性が高い(2)有力な証拠を新たに出せる見込みがほとんどない――などとして、「控訴は困難な状況」と判断したという。
長妻昭厚労相は村木氏の無罪判決後、「控訴がない場合は復職していただいて、それなりのポストで処遇していく」との考えを示している。
(朝日新聞 板橋洋佳、野上英文)
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今日の運動
*ストレッチング 20分
*旅行中にてスポーツクラブでの運動は無し
*歩数計 3,800歩