豪雨や洪水の度に思うこと・・・
『よくあれだけ大量の水が空の上に溜まっているなぁ!』
台風18号は、思いのほか広範囲で洪水や浸水、河川の決壊、暴風の被害
などをもたらして三陸の北東の海に去って行きました。
被災されたみなさんにお見舞い申し上げます。
今回は、何十年来の異常気象を警告する『特別警報』が全国で数多く
出されたようです。
そして、それは決して『大袈裟な』ものではなく、その『特別警報』が
警告した事態が、近畿から東北におよぶ西日本を除く全国規模の大きな
被害をもたらしました。
今後も、『特別警報』には注意して、身を守る行動を躊躇せずに起こす
必要があります。
台風18号、3人死亡5人不明…浸水など被害も
(読売新聞) - 2013年9月16日(月)21:02
そして、幾多の被害ニュースを流す中で、NHKがちらっと流したのが、
福島第一原発の高濃度放射能汚染水タンク周辺の 『汚染水を海に流した』
と云う重大なニュースです。(現在、Web の『見出し』では見つかりません)
このニュースはWebでは【時事通信】などの記事として出ていました。
セシウム濃度測らず排水=7タンクエリアの滞留水
―福島第1「緊急措置」・東電
(時事通信) - 2013年9月16日(月)19:00
福島第1、台風豪雨でタンク群の堰内雨水から最大17万ベクレル検出
(産経新聞) - 2013年9月16日(月)11:45
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台風18号、3人死亡5人不明…浸水など被害も
(読売新聞) - 2013年9月16日(月)21:02
大型の台風18号は16日午前8時前、愛知県豊橋市付近に上陸して列島を縦断し、関西から東北地方にかけて河川の氾濫や土砂災害など大きな被害をもたらした。
気象庁は京都、滋賀、福井の3府県に、初めて大雨特別警報を発表した。読売新聞の16日午後8時現在のまとめでは、3人が死亡、5人が行方不明となり、128人がけがをした。避難指示・勧告は21府県で約60万世帯に上った。
気象庁によると、台風18号は同日夕、三陸沖へ抜けた。同日夜には、温帯低気圧に変わる見込み。
14日の降り始めからの雨量は三重県大台町で580ミリ、奈良県上北山村で548ミリを観測。四国から関東甲信の多くの地点で300ミリを超えた。同庁は16日早朝、「これまでに経験のない大雨となっている」とし、3府県に特別警報を出して最大級の警戒を呼びかけた。
この台風で、愛知県豊橋市では午前7時20分に最大瞬間風速39・4メートル、東京都心でも9時12分に同32・5メートルを観測。埼玉、三重県などでは突風の被害が相次いだ。同庁は17日朝から職員を派遣。発生状況や被害について調べる。
滋賀県栗東市では、無職佐藤由紀子さん(71)方の裏山が崩れ、住宅がつぶされ、佐藤さんが死亡した。福井県美浜町でも崖が崩れ、民家に大量の土砂が流れ込み、家にいた竹本みゑ子さん(77)が死亡。津市では、母親(41)と娘(10)が行方不明に。川が氾濫して流されたとみられる。このほか、福島、長野、兵庫の3県で3人が行方不明となっている。
河川の氾濫も相次いだ。京都府では、京都市内の桂川や福知山市の由良川が氾濫するなどし、59万人に避難指示・勧告が出された。京都市の観光地・嵐山では旅館などが立ち並ぶ一帯が浸水し、消防隊員らが冠水した道路にボートを浮かべて宿泊客らを救出した。福知山市でも住宅地が冠水し、約290人が公民館などに避難した。
交通機関は16日朝から欠航や運休などが相次いだ。日本航空、全日空は国内線で450便以上が欠航、約6万8000人に影響した。東海道新幹線は上下線145本が運休。秋田新幹線は午後から終日運休するなど各新幹線のダイヤが大幅に乱れ、少なくとも約34万人に影響した。
高速道路でも、高波などの影響で東名高速や名神高速の一部区間が通行止めとなった。
セシウム濃度測らず排水=7タンクエリアの滞留水
―福島第1「緊急措置」・東電
(時事通信) - 2013年9月16日(月)19:00
東京電力福島第1原発で高濃度の放射能汚染水が保管されている七つのタンクエリアで、放射性物質を外部に出さないために設置したせきの水位が大雨によって上昇し、あふれる恐れがあるとして、東電は16日、排水を行ったと発表した。東電はセシウム濃度を測らず排水しており、汚染水への懸念が高まる中、さらなる批判を招く可能性もある。
東電は今回の対応について、急激な水位上昇を受けた「緊急措置」と説明している。ただ、台風18号による大雨は事前に予想されていたのに、タンクエリアにおける放射性物質を含む水の排出基準も定めていなかった。
東電によると、今回排水したエリアでは、これまで高い線量は確認されていない。エリア内にたまっていた水を調べたところ、ストロンチウムなどのベータ線を出す放射性物質濃度は最も高いところでも1リットル当たり24ベクレルだったという。
東電はこの結果を基に、エリア内での汚染水漏れはないと判断。ガンマ線を出すセシウムの濃度も十分低いと予想できるとして、測定せずに排水した。
排水した量は不明で最終的に海へ流出する可能性もあるが、東電はベータ線を出す放射性物質濃度の値を根拠に「雨水であることを確認している」と話している。
福島第1、台風豪雨でタンク群の堰内雨水から最大17万ベクレル検出
(産経新聞) - 2013年9月16日(月)11:45
東京電力福島第1原発の地上タンクから汚染水が漏れた問題で、東電は16日、台風接近に伴う豪雨で、8月に漏洩(ろうえい)のあった「H4」と呼ばれるタンク群のコンクリート堰(せき)内にたまった雨水(15日採取)から、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり最大17万ベクレルの高い濃度で検出されたと発表した。
「H3」「H2」と呼ばれるタンク群の堰内にたまった雨水(同)からも、それぞれ1リットル当たり4600ベクレル、3700ベクレルを検出。H3は今月初旬にタンク周辺で最大毎時2200ミリシーベルトの高い放射線量を計測していた。H2はこれまでに高線量が計測されていないが、周辺に高線量部分があった可能性がある。
東電は「原因は調査中だが、漏洩跡や高線量部分などタンク周辺に残った放射性物質が雨水に混ざった可能性がある」としている。
いずれの場所でも、雨水の堰外への流出は確認されていない。東電は15日夜、H4にたまった雨水を周辺のタンクへ移し終えた。H2、H3の雨水も順次、近くのタンクへ移送する。
一方、漏洩のあったH4のタンク北側の観測用井戸の地下水(14日採取)を分析したところ、トリチウムを1リットル当たり17万ベクレル検出。8日採取分から6日間で約40倍の濃度に上昇した。
この井戸から約40メートル建屋側に新設した観測用井戸の地下水(15日採取)からも、ストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり1300ベクレル検出した。8月にタンクから漏れた汚染水による地下水汚染が、建屋側へ広がっている可能性が出てきた。
もんじゅの監視装置でトラブル 復旧のめど立たず
NHK - 2013年9月16日(月) 19時0分
16日朝早く、福井県の高速増殖炉「もんじゅ」にある原子炉の状態などを監視する国の装置で、データを送れなくなるトラブルが発生しました。原子炉などに異常はないということですが、台風18号による土砂崩れで原因が調査できず、装置が復旧するめどは立っていません。
16日午前3時ごろ、福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」で、原子炉の状態や周辺の放射線量などを監視するため、データを瞬時に国の原子力規制庁などに送る「ERSS」と呼ばれる装置で、異常を知らせる警報が作動しました。
「もんじゅ」を管理する日本原子力研究開発機構などが調べたところ、「もんじゅ」の施設の中にある機器でトラブルが発生し、データを送れなくなっていることが分かりました。データは、ファックスやメールで原子力規制庁に送る態勢を取っていて、原子炉や放射線量に異常はないということです。
原子力規制庁によりますと、今回のトラブルが、台風18号の影響によるものかは分かっていませんが、もんじゅでは、台風による土砂崩れや倒木で道がふさがれ、原因が調査できず、装置が復旧するめどは立っていません。
もんじゅの監視装置は、ことし6月にも一部の電源が故障し、4時間半にわたってデータが送れなくなるトラブルが起きています。
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