日本の司法はここまで権力寄りになってしまったのか?!
不起訴と云うことは、裁判の前に免罪してしまうということ!
有罪の証拠も無罪の証拠も隠蔽されたまま、謂わば闇に葬られる。
そして、この大事故を起こした張本人は大手を振って世の中に憚る。
「検察審査会」に裁定を求めるのは当然のことだ。
権力や資本から独立して公正な判断を下して欲しい。
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原発事故の責任問わず 菅元首相ら全員不起訴
(NHKニュース&スポーツ) - 2013年9月9日(月)13:53
菅元首相・勝俣前東電会長ら不起訴…原発事故
(読売新聞) - 2013年9月9日(月)14:33
東電原発事故 菅元首相ら42人を不起訴 検察当局「地震、津波の予見困難」
(産経新聞) - 2013年9月9日(月)14:45
福島原発事故、全員不起訴=東電元幹部や菅元首相ら―検察当局
(時事通信) - 2013年9月9日(月)21:37
福島第1原発事故:避難者、不起訴は「本当に残念」
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:11
福島第1原発事故:不起訴 検察異例の会見
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:32
福島第1原発事故:「原発告訴団」検察審査会に申し立てへ
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:42
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福島原発事故、全員不起訴=東電元幹部や菅元首相ら―検察当局
(時事通信) - 2013年9月9日(月)21:37
東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された勝俣恒久前会長や菅直人元首相ら当時の東電幹部と政府関係者など計42人と法人としての東電について、検察当局は9日、不起訴処分にした。検察は事故原因を津波と断定した上で、「誰も想定していなかった規模の地震と津波が発生することを具体的に予測するのは困難だった」として、対策を講じなかった東電などの責任は問えないと判断した。告発した市民団体は検察審査会に審査を申し立てる。
東電の事故調査報告書によると、福島第1原発1~4号機は、東日本大震災で最高約15.5メートルの津波に襲われ、全交流電源を喪失。水素爆発などの事故につながった。東電は震災当時、高さ約6メートルまでの対策しか取っていなかったが、2008年に、福島県沖で大地震が発生した場合、最高15.7メートルの津波が発生すると試算していた。
試算の根拠となった02年の政府の地震長期予測は、研究者の間でも賛否が分かれており、翌年には政府自ら裏付けが不十分であることを公表していた。このため検察は、専門家の間では福島県沖での地震や津波の可能性が一般的には予測されていなかったと判断した。
また、東日本大震災はこの長期予測で発表された地震規模よりはるかに大きく、検察は「長期予測の精度が高いとは認識されておらず、その長期予測でも想定されなかった規模の地震と津波を具体的に予想することはなおさら困難だ」と結論付けた。その上で東電の勝俣前会長や清水正孝元社長ら旧経営陣と、原発の安全審査を担う旧原子力安全委員会の班目春樹元委員長らを嫌疑不十分とした。
一方、事故発生直後の対応について告発された菅元首相と枝野幸男元官房長官、海江田万里元経済産業相については、「(爆発を防ぐため蒸気を外部放出する)ベントの実施命令が遅れたとは認められない」などとして、嫌疑なしとした。
福島第1原発事故:避難者、不起訴は「本当に残念」
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:11
東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑などで 誰の刑事責任も問えない--。1年超にわたって東京電力福島第1原発事故の捜査を続けた検察当局の結論は「全員不起訴」だった。今も避難を強いられる被災者からは失望の声が上がったが、検察幹部は「必要な捜査は尽くした」と強調した。不起訴の当否は今後、市民から選ばれた検察審査会の判断に委ねられる。
「現状を変えるきっかけにしたかった。本当に残念」。福島市から山形県米沢市に避難中の武田徹さん(72)は不起訴に肩を落とした。汚染水問題が国際的な注目を集め、収束が遠のくばかりの原発事故。徹底した捜査を望んでいただけに「これだけの事故で責任を不明確なままにしていては……。世界からどう見られると思っているのか」と残念がった。
被災者に苦難を強いているのは、原発の安全管理や事故対策を怠った東電の責任だ--。そんな思いで武田さんは告訴人に名を連ねた。「東電には怒りしか感じない。民事訴訟などでも訴え続けたい」と語気を強めた。
東京都江東区に避難している福島県富岡町の稲元浩幸さん(52)は「不起訴はやっぱりなあという感じ。過去の責任を追及したところで生活が変わるわけじゃない。国は明日の住む所や故郷の復興など、これから先のことを考えてほしい」と訴えた。
【前田洋平、袴田貴行】
福島第1原発事故:不起訴 検察異例の会見
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:32
◇「使命は刑事責任の有無の捜査」と強調
東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された当時の東電幹部や菅直人元首相(66)など政府関係者ら計42人について、東京地検は9日、全員を不起訴とした。
東京地検は同日夕、不起訴処分としては異例の記者会見を開き、堺徹次席検事は「原発事故は言葉では言い尽くせない大変なものだが、検察の使命は刑事責任の有無の捜査」と強調した。
検察が重点を置いたのは「事故は想定外の災害が原因」とする東電側の主張を覆せるか否かだった。刑事責任を問うには、まず「事故を予測できた」こと(予見可能性)を立証する必要があるが、「一般的・抽象的な危惧や不安程度では足りない」とされる。「津波が発生するかもしれない」という程度では罪に問えず、検察は震災前の地震・津波の研究がどの程度進んでいたかを探った。
だが、浮かび上がったのは専門家ですら根拠を持って津波の危険性を指摘できない不確定な状況だった。ある検察幹部は「福島県沖の津波地震はメカニズムが明確に分かっておらず、東電の想定津波(最大15.7メートルの試算)は机上の議論で、切迫感はなかった」と話した。
【吉住遊、近松仁太郎】
福島第1原発事故:「原発告訴団」検察審査会に申し立てへ
毎日新聞 - 2013年9月9日(月)22:42
東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷容疑などで告訴・告発された当時の東電幹部や菅直人元首相(66)など政府関係者ら計42人について、東京地検は9日、全員を不起訴とした。告訴人のうち福島県の住民や避難者でつくる「福島原発告訴団」は処分を不服として、検察審査会に審査を申し立てることを明らかにした。
不起訴処分を受け記者会見する福島原発告訴団の
(左から)佐藤和良副団長、武藤類子団長、保田行雄弁護士=
福島県庁で2013年9月9日午後5時5分、五十嵐和大撮影
「福島原発告訴団」の武藤類子団長(60)らは福島市で記者会見し「不起訴処分は被害者を愚弄(ぐろう)している」と怒りをあらわにした。告訴団は福島地検に告訴・告発したものの、東京地検が一括処分したため不起訴の妥当性は東京の検察審査会が審査することになり、佐藤和良副団長は「泣き寝入りしろと言われているようなものだ」と反発した。
【三村泰揮、五十嵐和大】
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