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天洋食品が居直り!「我々は最大の被害者」

2008-02-15 21:18:29 | 事件・事故
 帰宅途中の車中で、NHKニュースをポケットラジオで聞いて居たら、中国・天洋食品の社長が、憤懣やるかたない口調で「我々は最大の被害者」だと叫んでいるようだった。
 ようだった、と言うのは、こちらは中国語が解らない上に、TVの音なので、字幕も見えないし何を言っているかは不明だからだ。
 しかし、その口調は、言葉の意味が解らなくても気持ちが伝わるもので、上に書いたように『憤懣やるかたない』口調であることは確かだった。

 確かに、「我々は最大の被害者」だという気持ちは解らない訳ではない。
しかし、日本では、このような場合はそういう商品を販売した責任を第一義的に負うのはメーカーであり、人のせいにしたり、責任回避をしたりしてはいけないのである。

 但し、真相究明を徹底的に行って、誰が犯人であるか無いかは明確にしなければならない。
 その上で、天洋食品が完全に『無罪』であるという事が判明した場合は、「我々は最大の被害者だった」ということも可能かも知れないが、本当の最大の犠牲者が、農薬入りの餃子を食べさせられた被害者であることを忘れてはならない。

 今日の天洋食品の社長の頭には、この本当の最大の犠牲者に対する配慮が皆無だったと言う点で、大きな過ちを犯したと言わなければならない。

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天洋食品が工場の内部公開 社長「我々は最大の被害者」
    (朝日新聞) - goo ニュース
   2008年02月15日19時39分

 中国製冷凍ギョーザ中毒事件で製造元の天洋食品は15日、地元の河北省石家荘市内で、河北輸出入検査検疫局、農業庁と合同で記者会見した。さらに工場内を内外のメディアに公開し、何ら問題がないことをアピールした。


記者会見で一礼する天洋食品の底夢路社長
=15日午後、中国河北省石家荘市で

 天洋食品の底夢路社長は、生産過程に有機リン系農薬成分のメタミドホスが混入した可能性がないとの見解を強調。「我々は今回の事件で最大の被害者だ」と述べ、今後賠償請求も検討することを明らかにした。

 底社長は「今回の事件で経済上、巨大な損失を被っただけでなく、天洋食品の名声も甚大な損害を受けた。真相の早期解明と正常な生産と経営の早期回復を切望する」と語った。事件の背景として取りざたされている労働争議については「給与の未払いは起きたことがない」として否定した。



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