来週告示される大阪市の南側に隣接する大阪府堺市の市長選挙で、
橋下ファシスト政党が市長を簒奪しないようにするため、日本共産党が
政治的立場の相違を超えて現職市長・竹山修身を支持して奮闘している。
【大阪都構想の是非が争点となる堺市長選(15日告示、29日投開票)に向け、今夏の参院選で15年ぶりに大阪選挙区で議席を獲得するなど、議席を伸ばした共産党が本腰を入れている。都構想反対の立場から現職の竹山修身(おさみ)市長(63)を支持し、大阪維新の会(橋下徹代表)候補の元市議、西林克敏氏(43)との一騎打ちにそなえる。】(産経新聞)
とのこと。
堺市長選 「弱った維新にとどめ」
共産ノリノリ、竹山氏応援全開
(産経新聞) - 2013年9月7日(土)23:25
堺市長選15日告示
「維新」による乗っ取り許さない
竹山さんで暮らし・自治守る
赤旗 - 2013年9月7日(土)
一方の公明党は、国政与党の自民党と大阪府および大阪市での与党『維新の会』
との板挟みになり?(いつもの勝ち馬に乗るコウモリ政党)自主投票を決めた。
自民と維新の板挟み 公明、自主投票の方針 堺市長選
(朝日新聞) - 2013年9月6日(金)18:08
先だっての参議院選挙で、堺市を含む「大阪選挙区」で議席を確保した
日本共産党が現職を応援しているとあって、『維新の会』はなり振り構わぬ
低劣な竹山市長批判を展開し、良識ある堺市民の顰蹙を買っている。
堺市長選、骨肉の争い…「太ったブタ追い出せ」橋下維新の“総力批判”
(産経新聞) - 2013年9月4日(水)12:22
この見出しだけでは、この下品な演説をしたのが、維新側か現職市長側か
解らないので、この記事を引用すると
【この日の街頭演説で西林氏の選対本部長を務める馬場伸幸衆院議員は敵意をむき出しにした。
「あの市役所には税金をむしゃむしゃ食べまくった太ったブタがいます。この太ったブタを追い出し、自分たちのことは自分で考える堺をみなさまの手で作っていただきたい」】
すなわち、この下劣な演説をしたのは、維新側の選対本部長であった。
一方で、維新の暴走独裁政治体制『大阪都構想』に反対する首長が
合同で 「反維新」街頭宣伝を行ったという。
“橋下大嫌い集会”の「反都構想集会」 竹山氏応援に首長ら結集
(産経新聞) - 2013年9月7日(土)21:25
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【関連記事】 (リンクのみ)
堺市長を実質的推薦=共産書記局長
(時事通信) - 2013年9月2日(月)19:36
堺市長選 「維新」の狙い
「職員の思想・信条統一」「慰安婦」暴言擁護…
市政乗っ取り 歴史わい曲
赤旗 - 2013年8月29日(木)
「堺市乗っ取り」許さない
共産党、市政前進へ竹山市長支持
市長選 来月15日告示
赤旗 - 2013年8月14日(水)
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堺市長選 「弱った維新にとどめ」
共産ノリノリ、竹山氏応援全開
(産経新聞) - 2013年9月7日(土)23:25
大阪都構想の是非が争点となる堺市長選(15日告示、29日投開票)に向け、今夏の参院選で15年ぶりに大阪選挙区で議席を獲得するなど、議席を伸ばした共産党が本腰を入れている。都構想反対の立場から現職の竹山修身(おさみ)市長(63)を支持し、大阪維新の会(橋下徹代表)候補の元市議、西林克敏氏(43)との一騎打ちにそなえる。ただ、共産が「維新にとどめを」と活発に動くほど、同党と長年“不仲”とされ、勝敗のカギを握る公明票を遠ざける可能性もある。告示まで1週間。戦いの構図はなお流動的だ。
「ぜひ皆さんのご支援を、現職の竹山市長に寄せてください」。6日午前7時過ぎ。堺市南区の泉北高速鉄道の光明池駅前では、共産の堺市議と関係団体のメンバーがマイクを握り支持を訴えていた。
大阪府、大阪市議会で都構想に反対する共産は堺市長選でも、「堺はひとつ」と訴える竹山氏に同調。独自候補と竹山氏との間で票が割れ維新候補を利することを避けるため候補者擁立を見送り、市議らがほぼ連日、チラシ配りなどで竹山氏の応援に動いている。
さらには党本部も加勢する総力戦の構えもみせる。
「維新の野望を阻止し、地方自治を守り抜く大義あるたたかい」。志位和夫委員長は8月13日、自身のツイッターで市長選をこう意義づけ、げきを飛ばした。
また、機関誌「赤旗」は今月4日付紙面で、活動資金を全国に募集。独自候補を立てない地方の首長選では異例の扱いといい、「全国の党員が一丸となれば、弱った維新にとどめを刺せる」と、党大阪府委員会幹部は気勢をあげる。
(以下、略)
堺市長選15日告示
「維新」による乗っ取り許さない
竹山さんで暮らし・自治守る
赤旗 - 2013年9月7日(土)
「大阪都」構想を掲げる橋下・維新による「堺市乗っ取り・堺市つぶし」を許すのか、「広範な市民の共同」で暮らしと自治を守り抜くのか―。15日告示、29日投票の堺市長選挙は、大阪市とともに堺市を廃止する「都」構想など、維新の野望を「自治都市・堺」の歴史を誇る市民の結集で打ち砕く、大義あるたたかいです。 (藤原直)
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「堺のことは堺で」
市長選は「都」構想への参加に反対する広範な市民・団体、日本共産党などが支援する現職の竹山修身市長と「日本維新の会」傘下の地域政党「大阪維新の会」が公認する新人の西林克敏前市議との事実上の一騎打ちとなる見通しです。
「われわれは本丸中の本丸の都構想に向けて進んでいかなければいけない。まずは堺市長選で是が非でも勝利をおさめなければいけない」。大阪維新代表の橋下徹大阪市長は、こう述べて異常な執念を燃やしてきました。
参院選で総選挙時の得票数を半減させたことから、維新の存亡をかけたたたかいと位置づけているのです。
自身が直接堺市に乗り込み、8日までに全7区での対話集会を実施。維新は、府内約100人の地方議員の総動員だけではなく、全国会議員に3回以上の堺入りを要請したり、「2人以上の秘書を堺市に派遣するなどの指示を出し」た(「産経」)と報じられています。まさに一自治体をつぶすために党の総力を挙げているのです。
これに対し、竹山氏は「都構想で堺が二つや三つに分断され、税金が府(「都」)に吸収されるなどということはあってはならない。都構想は百害あって一利なしだ」と批判し、「みなさんの税金は、みなさんの生活やまちづくりに生かしていく」と訴えています。
竹山氏は前回当選後、市民の声を取り入れて堺東駅前再開発ビル建設計画(350億円)などの大型開発を中止。子ども医療費助成を中学校卒業まで拡充し、国保料を4年連続引き下げる(合計8282円)など暮らし応援施策を前進させてきました。
先月末には「『堺はひとつ!堺のことは堺で決める!』を原点として、堺市の発展と市民生活の向上を実現するためのマニフェスト」を発表。市民の要望にさらに応え、おでかけ応援バス(65歳以上は100円)の全日利用や下水道料金の値下げ、小中全学年へのエアコン導入などの公約を打ち出しています。
約束破りは橋下氏
維新は、こうした政策にはほとんどケチをつけることができず、前回市長選(2009年9月)で竹山氏が当時知事だった橋下氏の応援を受けたことをあげ「裏切り者」などと攻撃しています。
しかし、竹山氏が橋下氏と決別するきっかけとなった「都」構想は前回市長選後の10年1月に橋下氏から打ち出されたものです。「大阪維新の会」が結成されたのも同年4月のことです。公約にもなかった市の廃止に対して、市民の代表である市長が、市民との対話を踏まえ「堺をなくすな」ときっぱり反対しているのは当然です。
竹山氏は当選直後から「84万人の市民の利益が大事であって場合によっては(橋下氏と)対峙(たいじ)することもある」(民放テレビ)と語っていた姿勢を貫いただけであり、むしろ4年前の市長選で「対等な立場で、府・市連携を進めます」(選挙公報)としていた橋下氏こそ約束破りです。
市民の共同は当然
橋下氏は「竹山市長は自分の地位を守るために自民にも民主にも応援を受けようとして、あろうことか共産党の応援まで受けている」などと「野合」攻撃を展開。しかし、問われているのは、堺市民の暮らしと自治をつぶす維新の手から、堺市民を守れるかどうかです。
堺では「『大阪都構想』から堺市を守る自由と自治・堺の会」のシンポジウムや市民団体の「堺はひとつ」運動への賛同署名など堺を守るためのさまざまな取り組みが進められてきました。竹山市長を自主的に支援する「住みよい堺市をつくる会」の構成団体でもある日本共産党が、広範な市民と「堺つぶしノー」などの一致点で共同し竹山氏を応援するのは当然です。
橋下氏は「竹山市長は共産党公認候補」「共産党の市長を誕生させるかどうかの一点でご判断を」(5日)などとでたらめな反共攻撃をエスカレートさせていますが、国民と日本共産党との一点共同は全国で広がっています。「共産党だからダメ」というのは時代遅れです。
いいかげん都構想
「大阪都」構想のプランは、クルクル変わるいいかげんなものですが、竹山氏は、東京都の制度により試算すると、堺市が「大阪都」の特別区になった場合、堺の市税収入約1300億円のうち約460億円(約35%)が「都」に吸い上げられると説明しています。
橋下氏がいくら「堺は壊さない」とごまかしても「都」構想が堺市を廃止して政令市としての権限と財源を奪うものであることは動かしがたい事実です。
しかも、橋下氏が「大阪というまとまりでカジノを含んだリゾート施設を大阪湾に呼び込む話も堺は取り残されている」などと訴えているように維新が「大阪都」で進めようとしているのは、橋下氏が大好きなカジノの誘致や大阪市域を中心とした大型開発など破たんした政策の焼き直しでしかありません。
求められているのは、堺市の廃止ではなく政令市の権限と財源を生かした市民の暮らしのいっそうの充実であり、橋下氏の声ではなく、市民の声で動く「自治都市・堺」の発展です。
自民と維新の板挟み 公明、自主投票の方針 堺市長選
(朝日新聞) - 2013年9月6日(金)18:08
堺市長選、骨肉の争い…「太ったブタ追い出せ」橋下維新の“総力批判”
(産経新聞) - 2013年9月4日(水)12:22
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長が、堺市長選(9月15日告示、29日投開票)で正念場を迎える。大阪都構想の是非を争点に維新傘下の大阪維新の会は元市議の西林克敏氏を擁立し、現職の竹山修身(おさみ)堺市長と対決する。4年前の選挙で橋下氏の応援を受けた竹山氏が反都構想の急先鋒として立ちはだかる状況に維新側は憎悪を募らせ、竹山氏を激しく批判。橋下氏を前面に出す総力戦を展開する構えだが、敗北すれば橋下氏の存在感の低下、都構想への逆風が予想される。維新にとって党の命運と都構想をかけた戦いの火ぶたが間もなく切られる。
■「税金をむしゃむしゃ食べて太ったブタ」
「僕は4年前、改革を本気でやってくれると思って竹山市長を応援したんですが、間違っていました。本当にすみません」
8月26日夕。堺市の玄関口である南海堺東駅前で、橋下氏は維新幹事長の松井一郎大阪府知事、西林氏らと街頭演説を行った。近くにそびえる21階建ての市役所庁舎を指さし、皮肉った。「あそこのてっぺんにいって、市長の身分を守ることしか考えられない」。
前回の市長選では大阪府政策企画部長を辞めて出馬した竹山氏が、自民、民主、公明が事実上相乗り支援した現職に大勝した。竹山氏を全面支援したのが、当時府知事だった橋下氏と、府議だった松井氏だった。
だが、選挙の約4カ月後に橋下氏が「二重行政を解消する」などとして都構想を提唱。堺市も対象に含む考えを示したことに竹山氏は「大阪府と堺市に二重行政は存在しない」と反発して都構想の制度設計を行う法定協議会の参加を拒み、橋下氏とたもとを分かった。
そして、堺市長選を目前に控えた今夏ごろから都構想批判を加速させた。今年7月の参院選では都構想に反対する大阪選挙区の自民候補を応援した際に「都構想は大阪市をなくし、堺市をなくし、特別区に分割する。百害あって一利なし」と切り捨てた。
維新側にとって、竹山氏の言動は「裏切り」(橋下氏)に映った。この日の街頭演説で西林氏の選対本部長を務める馬場伸幸衆院議員は敵意をむき出しにした。
「あの市役所には税金をむしゃむしゃ食べまくった太ったブタがいます。この太ったブタを追い出し、自分たちのことは自分で考える堺をみなさまの手で作っていただきたい」
■「大阪の植民地にしない」
「維新の街頭演説の様子をお聞かせ頂きました。聴衆は4年前に比べ随分少なかったようですね」。街頭演説翌日の27日朝、竹山氏は短文投稿サイト「ツイッター」に余裕をうかがわせる書き込みを行い、維新を挑発した。
竹山氏は「堺はひとつ」を合言葉に反都構想勢力の結集を呼びかけており、自民党や民主党の大阪府連が支援する見通し。共産党も独自候補の擁立を見送り、同党や労働団体などでつくる「住みよい堺市をつくる会」が竹山氏の支援に乗り出している。
同じ高校出身の川淵三郎・日本サッカー協会最高顧問にも協力を要請。2人が笑顔で握手し、「堺はひとつ! 堺を無くすな!」と書かれたポスターが市内のいたるところに張り出されている。
夏祭りの会場を回って自治会役員らをねぎらい、都構想を批判する集会を100回以上開催した。「生まれ育った堺市を大阪府や大阪市の属国・植民地にしません」。ツイッターも連日書き込み、堺市の“ナショナリズム”に訴えながら支持浸透を図っている。
「維新で今月、独自調査を行ったが、竹山氏が優勢だった」。維新関係者はこう漏らした。
■「負ければ維新の存在が否定」
26日夜、堺市内のホテルで行われた維新の選対会議。大阪府選出の国会議員、府議、大阪市議、堺市議やその事務所スタッフら約100人が集結。堺市内の全7区に担当を振り分け、各区ごとにタウンミーティングやポスター貼りの計画を確認。戸別訪問は「1事務所あたり2千軒」を目標に設定した。
橋下氏が直接、市民に訴えるタウンミーティングを29日から9月8日まで開催することを計画。選挙期間中は知名度の高い東国原英夫衆院議員、アントニオ猪木参院議員らの応援も検討しており、総力戦の様相を呈している。
背景には維新の強い危機感がある。
昨年の衆院選以降、政党支持率が低迷し、参院選でも獲得議席が8議席と伸び悩んだ。府と大阪市の都構想をめぐっては来秋をめどに住民投票が行われる見通しだが、橋下氏が先頭に立つ堺市長選で敗北した場合には、橋下氏の存在感の低下と住民投票への悪影響は避けられない。
松井氏は26日、大阪市内で公明党副代表の北側一雄衆院議員と会談し、支援を要請。だが松井氏によると、北側氏は「しばらく時間がほしい」と述べるにとどめたという。
順風満帆とはいえぬ情勢。維新関係者は「維新は都構想を実現するために結党された。都構想を争点にした堺市長選に負けたら、維新の存在が否定されたことと同じだ」と強調し、巻き返しを誓う。
「維新の命運を賭けた戦い。負けるわけにはいかない」
“橋下大嫌い集会”の「反都構想集会」 竹山氏応援に首長ら結集
(産経新聞) - 2013年9月7日(土)21:25
堺市長選(15日告示、29日投開票)を前に、大阪府内自治体の首長らが集まり、反大阪都構想を掲げて出馬する現職の竹山修身市長を応援する演説会が7日、大阪・ミナミの南海難波駅前で開かれた。府内8人の首長が「堺の自治を守れ」と竹山氏の支持を表明した。
堺市民以外にも地方自治を考えてほしいと、竹山氏陣営が大阪市内での開催を企画。大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長を除く、42市町村長に参加を要請し、首長8人と副市長ら代理出席8人の計16人が参加。
垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの一部訓練の受け入れをめぐり橋下氏らと対立した八尾市の田中誠太市長は「堺の自治を守るという竹山市長の思いを胸に刻んでほしい」と聴衆に呼びかけた。熊取町の中西誠町長は「(二重行政の解消は)府と大阪市でやっていけばいい。大和川を越えさせない」と息巻いた。
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