博文(ひろぶみ)通信

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広野駅-竜田駅間再開通

2014-06-02 18:21:32 | 日記

<福島民報ニュースより>

常磐線広野-竜田が再開通 3年3カ月ぶり、帰町の足掛かりに 

 JR東日本は1日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う常磐線の福島県内不通区間のうち、広野(広野町)-竜田(楢葉町)駅間の8・5キロで運行を再開した。避難区域内での鉄道再開は初めてで、双葉郡の復興をけん引する役割を担う。楢葉町は約3年3カ月ぶりの列車乗り入れとなり、早期帰町への足掛かりにもなる。今後は竜田駅以北の復旧が課題となる。
 運行初日の1日は、楢葉町が記念イベントを実施した。多くの町民がいわき駅から乗車し、竜田駅に降り立った。JR東日本水戸支社によると、初日は午前6時21分、午前8時23分、午前9時24分に竜田駅に到着した3本だけでも計約240人が利用した。
 平成22年度の震災前に竜田駅から乗車した人数は一日平均248人で、単純比較はできないが、好調な滑り出しとなった。
 運行本数は、震災前と同じ4両編成を中心に、一日上下線各9本。震災前の各17本と比べ、8本少ないが、福島第一原発の廃炉作業や震災復旧工事、除染関連の車両で混雑する6号国道の渋滞緩和が期待される。
 常磐線と平行して通る常磐自動車道は今年2月、広野-常磐富岡インターチェンジ間(16・4キロ)が旧警戒区域で初めて通行可能になった。鉄道の延伸で交通網がさらに整い、双葉郡の復興に弾みがつくとみられる。
 楢葉町は、ほぼ全域が避難指示解除準備区域に設定されており、運行再開区間も同区域内にある。町は、来春以降の避難指示解除と帰町を目指す上で、常磐線の運行再開を柱の一つに据えていた。今後、住民の帰町に向け、さらなる環境整備を進める。

( 2014/06/02 08:29カテゴリー:主要