博文(ひろぶみ)通信

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中間貯蔵施設・民間管理型処分場説明会

2014-06-16 18:52:56 | 日記

<福島民報ニュースより>

「国の説明不十分」 中間貯蔵施設説明会終了

  東京電力福島第一原発事故で発生した除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設に向けた政府の住民説明会は15日、県内外で予定していた計16回の全日程を終了した。建設候補地がある大熊町の渡辺利綱町長、双葉町の伊沢史朗町長は同日、「国の説明は不十分で建設受け入れを判断できる状況にない」との認識をあらためて示し、県を交えて今後の対応を協議する方針を明らかにした。
 最終日の15日は郡山市と仙台市で開催。郡山市の南東北総合卸センターには約200人、仙台市のフォレスト仙台には約80人が参加した。両会場ともに環境省の藤塚哲朗中間貯蔵施設チーム長ら政府の担当者が施設の概要などを説明し、建設受け入れについて理解を求めた。用地補償の金額や地域振興策の具体的内容を提示するよう求める意見が相次いだが、政府はいずれも明確な回答を避けた。
 渡辺、伊沢両町長は説明会終了後、「具体的な回答が少なく、受け入れの是非を判断する材料がない」と述べた。
 中間貯蔵施設は県内の除染廃棄物を最長30年間保管する。政府は大熊、双葉両町にまたがる約16平方キロを用地として利用する計画で、平成27年1月の使用開始を目指している。

■住民意見参考に振興策提示へ 環境省

 環境省は今後、住民説明会で集まった意見を参考に地域振興策や生活再建策について省内で協議した上で、住民に対し具体的内容を提示し、建設受け入れに理解を求める方針。

( 2014/06/16 08:50カテゴリー:主要

 

 

住民説明全6回終える 富岡町の民間管理型処分場 

 東京電力福島第一原発事故に伴う1キロ当たり10万ベクレル以下の廃棄物を、富岡町の民間管理型処分場「フクシマエコテッククリーンセンター」で埋め立て処分する政府の計画に関する住民説明会は15日、郡山市の奥羽大、いわき市のいわき明星大でそれぞれ開かれた。全6回の日程を終了した。
 2会場に富岡町民計約180人が参加。環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部・指定廃棄物対策チームの是沢裕二室長らが計画案の処分方法や安全対策などを説明した。
 これまでの説明会と同様、最終日も町民からは安全性や最終処分による帰還への悪影響などを懸念する意見が相次いだ。一方、「受け入れなければ前に進まない」と理解を示す声もあった。
 是沢室長は取材に対して「意見を一つ一つ踏まえ、県や町と相談したい」と述べた。政府による地元の地域振興策については「必要だとは考えているが、議論する段階ではない」との考えを示した。

■宮本町長「問題点国に投げ掛ける」

 全日程に出席した宮本皓一町長は15日の住民説明会終了後、「説明会で寄せられた町民の意見、要望を基に国に問題点を投げ掛ける。その回答を踏まえ、今後の対応を町議会と全員協議会で一緒に検討したい」と語った。

( 2014/06/16 09:29カテゴリー:主要

 
住民説明会で意見を述べる住民ら=いわき市